Excel 2013 データの抽出

  1. オートフィルター
  2. フィルターオプション
  3. 抽出の解除
  4. 重複データの削除

リストの中から条件に合ったデータを抽出することを「フィルター」といいます。
フィルターの操作を行うと、抽出されたデータの行だけが表示され、それ以外の行は非表示になります。

サンプルデータfilter_es.xlsx「データの抽出(演習)」を開きます。

オートフィルター

オートフィルターは、簡単な操作でリストからデータを抽出する機能です。
オートフィルターを使用するためにはリストの見出しにオートフィルターを設定しておく必要があります。

(1) 手動フィルターによる抽出

オートフィルターでは一覧の中から抽出させたいデータだけにチェックをつけて抽出することができます。
ここではサンプルデータのシート「手動フィルターによる抽出」の「新千歳空港出発時刻表」のうち「行先」が「関西空港」のデータを抽出します。
シート「手動フィルターによる抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A T

* ショートカットキー オートフィルターの設定/解除: Ctrl + Shift + L キー

【ワンポイント】 Space キーを押してもチェックが外れない(つかない)場合は、Ctrl + Space キーを押します。

 「オートフィルター」のコンボ ボックス

 手動フィルターによるデータ抽出前の新千歳空港出発時刻表      「行先」が「関西空港」のデータだけが抽出された新千歳空港出発時刻表

(2) テキストフィルターによる抽出

手動フィルターでは完全一致のデータだけが抽出されますが、テキストフィルターでは複雑な条件での抽出が可能です。
ここではサンプルデータのシート「テキストフィルターによる抽出」の「新千歳空港出発時刻表」のうち「航空会社」に「日本」の文字列が含まれ「行先」が「関西空港」のデータを抽出します。
シート「テキストフィルターによる抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A T

* ショートカットキー オートフィルターの設定/解除: Ctrl + Shift + L キー

 「抽出条件」のダイアログ ボックス

 テキストフィルターによるデータ抽出前の新千歳空港出発時刻表      2つの条件を満たしたデータだけが抽出された新千歳空港出発時刻表

(3) 数値フィルターによる抽出

オートフィルターでは文字列のほか数値を条件にした抽出を行うこともできます。
ここではサンプルデータのシート「数値フィルターによる抽出」の「新千歳空港出発時刻表」のうち「出発時刻」が「10:00」から「12:00」までのデータを抽出します。
シート「数値フィルターによる抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A T

* ショートカットキー オートフィルターの設定/解除: Ctrl + Shift + L キー

 「抽出条件」のダイアログ ボックス

 数値フィルターによるデータ抽出前の新千歳空港出発時刻表      「出発時刻」が条件を満たしたデータだけが抽出された新千歳空港出発時刻表

(4) 日付フィルターとテキストフィルターによる抽出

オートフィルターでは異なった種類のフィルターを組み合わせて抽出を行うことができます。
ここではサンプルデータのシート「日付フィルターとテキストフィルターによる抽出」のセルA3からB369の日付と曜日のリストのうち「日付」が「2015年7月」で「曜日」が「月」から「金」までのデータを抽出します。
シート「日付フィルターとテキストフィルターによる抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A T

* ショートカットキー オートフィルターの設定/解除: Ctrl + Shift + L キー

 「対象期間」のリスト        日付フィルターとテキストフィルターによるデータ抽出前のリスト        「日付」と「曜日」が条件を満たしたデータだけが抽出されたリスト

フィルターオプション

フィルターオプションは、複雑な条件での抽出を行うための機能です。
フィルターオプションを実行する前に、検索条件を入力するセル範囲を作っておきます。

(1) 単一条件での抽出

ここではサンプルデータのシート「単一条件での抽出」のセルA7からH277までのリストから「商品名」が便箋で、「数量」が50以上、80未満のデータを抽出します。
シート「単一条件での抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A Q

 「フィルターオプション」のダイアログ ボックス

 単一条件によるデータ抽出前のリスト

 単一条件によるデータ抽出後のリスト

(2) 複数条件での抽出

ここではサンプルデータのシート「複数条件での抽出」のセルA7からH277までのリストから「商品名」が蛍光ペンで、「数量」が50以上、80未満、および「商品名」がボールペンで「数量」が60以上、75未満のデータを抽出します。
シート「複数条件での抽出」を選択します。

* アクセスキー: Alt A Q

 複数条件によるデータ抽出前のリスト

 複数条件によるデータ抽出後のリスト

抽出の解除

オートフィルターやフィルターオプションにより抽出されたデータは以下の手順で解除することができます。

* アクセスキー: Alt A C


重複データの削除

リストの中で重複しているデータを削除することができます。手順は以下の通りです。
ここではサンプルデータのシート「重複データの削除」のセルA9からC279までのリストの中で「商品コード」が重複しているデータを削除します。
シート「重複データの削除」を選択します。

* アクセスキー: Alt A M

(注1) 削除は下の行にあるデータから行われ、一番上の行のデータが残ります。

(注2) この処理を行うと、抽出の解除を行ってもデータは元に戻りません。

 「重複データ削除」のダイアログ ボックス      重複データ削除前のリスト      重複データ削除後のリスト

操作の結果はサンプルデータfilter_kk.xlsx「データの抽出(結果)」をご覧ください。