PowerPoint 2013 SmartArtの挿入と編集

  1. SmartArtの挿入
  2. プレース ホルダーへのSmartArtの設定
  3. SmartArtの移動
  4. SmartArtのサイズ変更
  5. コンテキスト メニューから作業ウィンドウを表示する
  6. SmartArtの図形の追加と削除
  7. SmartArtの書式設定
  8. SmartArtの書式設定を元に戻す

SmartArtとは、複数の図形を組み合わせて、情報の相互関係をわかりやすく表現した図表のことです。組織図、循環図、ベン図、ピラミッド図などの種類があらかじめ用意されているので、目的のレイアウトを選択して文字を入力するだけでデザイン性の高い図表を簡単に作成することができます。

SmartArtは、Office共通の機能ですが、とくにプレゼンテーションを目的としているPowerPointでは、情報を短時間でわかりやすく伝えるために頻繁に使用されています。組織の構造や手順の流れやなど、文章で長々と説明するより図にした方がわかりやすく、また写真を入れることのできるものも用意されているので、目的に合わせて使用することで表現力のあるスライドを作成することができます。

SmartArtは、スライドに新規に作成する他に、入力済みの箇条書きテキストの文字に設定することもできます。設定後のSmartArtは後から編集することができます。

ここでは、空白のプレゼンテーションが表示されている状態からの手順を説明します。

SmartArtの挿入

新規でSmartArtの「中心付き循環」を挿入する手順を説明します。これは、中心の大きな円と、それを囲むように上下左右4方向に配置された中心よりも少し小さな円が輪を作っている図表です。SmartArtの説明によると、「中心の要素との関係を示すのに使用します。中心の円に表示される情報、その情報と周囲の輪の情報との関連性が強調されます。第 1 レベルのテキストの 1 番目の項目が中心の円に対応し、第 2 レベルのテキストが周囲の輪に対応します。使用されていないテキストは表示されませんが、レイアウトを切り替えると使用可能になります。」

SmartArtの挿入

プレース ホルダーへのSmartArtの設定

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集.pptx」を使用して、箇条書きテキストにSmartArtを設定する手順を説明します。

箇条書きテキストをSmartArtに変換

SmartArtの移動

スライドに挿入したSmartArtは、好きな場所に移動させることができます。SmartArtの挿入から新規で作成したSmartArtは、スライドの上下左右中央に配置されます。

SmartArtの位置は、図形の書式設定の作業ウィンドウで設定することができます。図形の書式設定の作業ウィンドウは、リボンの「書式」タブから表示させる方法と、コンテキスト メニューから表示させる方法があります。

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集2.pptx」を使用して説明します。

SmartArtを移動

SmartArtのサイズ変更

スライドに挿入したSmartArtはサイズを変更することができます。SmartArtのサイズを変更するとテキスト内の文字の大きさも連動して変化します。

SmartArtのサイズ変更は、移動と同様に図形の書式設定の作業ウィンドウで設定することができます。図形の書式設定の作業ウィンドウは、リボンの「書式」タブから表示させる方法と、コンテキスト メニューから表示させる方法があります。

サイズ変更は、高さと幅をセンチ単位で設定する方法と、パーセンテージで設定する2つの方法があります。ここでは、サンプルデータを使用して説明します。

(1)センチ単位で設定

(2)パーセンテージで設定

SmartArtのサイズ変更

コンテキスト メニューから作業ウィンドウを表示する

上記のSmartArtの移動SmartArtのサイズ変更で使用した作業ウィンドウは、コンテキスト メニューから表示させることもできます。作業ウィンドウ表示後の手順は、上記の各手順を参照してください。

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集5.pptx」を使用して説明します。

コンテキスト メニューから作業ウィンドウを表示

SmartArtの図形の追加と削除

作成したSmartArtの図形は、追加したり削除したりすることができます。SmartArtの図形の追加は、SmartArt選択時に表示される「デザイン」タブの「グラフィックの作成」グループから「図形の追加」を選択する方法と、コンテキスト メニューから選択する方法があります。

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集6.pptx」を使用して説明します。

(1)「デザイン」タブから追加と削除

SmartArtの図形の追加

(2)コンテキスト メニューから追加

コンテキスト メニューで図形の追加

SmartArtの書式設定

作成したSmartArtは、「スタイル」を設定すると簡単にSmartArtの質感を変えたり3-D回転効果を設定したりすることができます。

SmartArtの「スタイル」とは、SmartArtを装飾するための書式の組み合わせです。さまざまな色のパターンやデザインが用意されているので、個別に設定するよりも簡単にデザイン性の高いSmartArtをアレンジすることができます。

作成したSmartArtには、自動的にスタイルが適用されますが、後から設定を変更することができます。スタイルは、SmartArt全体が変更されますが、色や効果などの書式を個々の図形に設定することもできます。

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集8.pptx」を使用して、SmartArtのスタイルの設定方法と個々の図形の書式設定の手順を説明します。

SmartArtにスタイルを設定する

スタイルは、SmartArt選択時に表示される「デザイン」タブの「SmartArtのスタイル」から設定します。ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集8.pptx」を使用して説明します。

スタイルの適用

SmartArtの一部の図形の書式設定をする

SmartArtの個々の図形は、普通の図形のように個別に書式設定をすることができます。塗りつぶしの色を変更したり、影や反射、3-D回転など、多種多様な書式が用意されています。

ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集9.pptx」を使用して、フォントサイズの変更と「図形のスタイル」の適用の手順を説明します。SmartArtの個々の図形が選択されてからの書式設定の手順は、普通の図形の書式設定と同じです。図形の書式設定を参照してください。

個別の図形の書式設定

SmartArtの書式設定を元に戻す

SmartArtに後から設定したすべての書式変更は、一気に元に戻すことができます。ここでは、サンプルデータ「SmartArtの挿入と編集10.pptx」を使用して説明します。

SmartArtの書式設定を元に戻す