PowerPoint 2013 動作設定

  1. オブジェクトの動作設定
  2. 動作設定の確認
  3. 動作設定ボタン

PowerPointでは、スライド上のオブジェクトに「動作」を設定することができます。オブジェクトの動作設定には、ハイパーリンクやプログラムの実行、サウンドの再生などさまざまな設定をすることができます。

「ハイパーリンク」では、前後のスライドや、最初のスライド、最後のスライド、webページ、別のファイルなどへのリンクを設定することができます。動作設定をすることで、プレゼンテーション中のスライドの効率的な切り替えを行うことができます。

例えば、スライドショーの実行中に他のアプリケーションを開きたいときや、複数のプレゼンテーションを使用して説明したいときなどに便利です。また、あらかじめ用意されている「動作設定ボタン」を利用することもできます。

ここでは、オブジェクトの「動作設定」と「動作設定ボタン」について説明します。

オブジェクトの動作設定

ここでは、サンプルデータ「動作設定」を使用して、webページを参照する設定をします。このサンプルデータには、ある企業の事業計画書のスライドが8枚作成されています。このスライドの1枚目のプレース ホルダー内の文字列にwebページを参照する動作を設定します。

オブジェクトの動作設定

動作設定の確認

動作設定の確認は、スライドショーで行います。ここでは、上記手順「オブジェクトの動作設定」で設定したURLへのリンクを確認します。

動作設定の確認

動作設定ボタン

スライド内のオブジェクトではなく、あらかじめ用意されている「動作設定ボタン」を挿入することもできます。「動作設定ボタン」は、リモコンの動作ボタンのようなボタンの形をした正方形の図形です。12種類あり、それぞれの正方形の図形には、ボタンの動作を意味する絵が描かれています。「戻る/前へ(左頂点の正三角形)」「進む/次へ(右頂点の正三角形)」「最初(|と左頂点の正三角形)」「最後(右頂点の正三角形と|)」「ホーム(家の絵)」「情報(i)」「戻る(Uターン矢印)」「ビデオ(ビデオカメラの絵)」「ドキュメント(書類の絵)」「サウンド(スピーカーの絵)」「ヘルプ(?)」「ユーザー設定(空白)」です。

挿入した「動作設定ボタン」は、初期状態では、スライドの上下左右中央に2.9cm角の正方形の図形として挿入されます。挿入後は、図形と同じように移動したりサイズ変更したりすることができます。図形の移動とサイズ変更の手順は、「図形の移動とサイズ変更」を参照してください。

ここでは、サンプルデータ「動作設定3」を使用して説明します。このサンプルデータには、ある企業の事業計画書のスライドが8枚作成されています。このスライドの8枚目に最初のスライドに戻る「動作設定ボタン」を挿入します。

動作設定ボタン