PowerPoint 2013 オーディオやビデオの挿入

  1. 「オーディオ」の挿入
  2. オーディオの再生
  3. オーディオの録音
  4. サポートされているオーディオ ファイル形式
  5. 「ビデオ」の挿入
  6. オンラインビデオの挿入
  7. ビデオの再生
  8. スライドショー実行中のビデオの再生
  9. サポートされているビデオ ファイル形式

プレゼンテーションには、音声ファイルや動画ファイルを挿入することができます。PowerPointでは、音声や音楽のことを「オーディオ」、動画のことを「ビデオ」といいます。スライドに挿入した「オーディオ」や「ビデオ」は、プレゼンテーションに埋め込まれ、ひとつのファイルで管理されます。

「オーディオ」や「ビデオ」を効果的に使用することで、静止画と発表者の説明だけでは伝えきれない部分を補うことができ、プレゼンテーションの内容の理解や聞き手の関心を集めることができます。とくに、スライドを繰り返し流す展示会場などでの利用には、効果的に利用することができます。ナレーションや効果音を適切に挿入すれば、発表者を置かずにプレゼンテーションを行うことが可能です。

「オーディオ」や「ビデオ」は、聞き手にインパクトを与えることのできるとても効果的なツールですが、挿入には注意が必要です。スライドの内容に合わないものや、むやみな多用は避け、静止画で伝えられないときにだけ利用することをおすすめします。また、「オーディオ」や「ビデオ」を挿入したスライドは、ファイルサイズが大きくなるので、メール添付の際にも注意してください。

ここでは、「オーディオ」と「ビデオ」の基本的な挿入方法と再生方法の手順、PowerPoint 2013でサポートされているファイル形式を説明します。

* スクリーンリーダーの音声の邪魔になる場合は挿入する必要はありません。

* 配布資料を目的としている場合は挿入する必要はありません。

「オーディオ」の挿入

録音された音声や音楽などをスライドに挿入することができます。

オーディオの使用方法はさまざまですが、例えば表紙のスライドのみに音楽を挿入することでプレゼンテーションの開始の合図にすることができます。また、スライドショーのBGMとして使用したり、聞き手の注意を引きたい場面で利用するなどプレゼンテーションの目的に合わせて使用してください。オーディオを挿入するときは、説明の邪魔にならない音量を設定しましょう。

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入」を使用して、「オーディオ」を挿入する手順を説明します。このサンプルデータには、ある企業の事業計画書のスライドが8枚作成されています。このスライドの1枚目にサンプル音を挿入します。あらかじめ、「音楽sample.mp3」をコンピューター内に保存しておいてください。

サンプル音は、サンプルデータのように選択してEnter キーを押すと、パソコンの環境によっては、自動再生されてしまいます。この画面からサンプル音をデスクトップに保存する方法は、以下の通りです。ここでは、Windows media playerでの保存方法を説明します。

「音楽sample.mp3」は、フリーBGM・音楽素材MusMus (http://musmus.main.jp/)よりダウンロードしました。こちらに記載することで著作権表示とさせていただきます。

オーディオの挿入

オーディオの再生

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入2」を使用して説明します。このサンプルデータには、上記手順で使用した音楽サンプルが挿入されています。

オーディオの再生

オーディオの録音

スライドに挿入するオーディオは、自分で録音することもできます。録音には、Windowsに付属しているサウンドレコーダーなども利用できますが、PowerPoint 2013上で簡単に録音操作をすることができます。ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入3」を使用して説明します。

オーディオの録音

サポートされているオーディオ ファイル形式

ファイル形式拡張子
AIFF オーディオ ファイル.aiff
AU オーディオ ファイル.au
MIDI ファイル.midi
MP3 オーディオ ファイル.mp3
Advanced Audio Coding - MPEG-4 オーディオ ファイル.m4a、.mp4
Windows オーディオ ファイル.wav
Windows Media オーディオ ファイル.wma

「ビデオ」の挿入

プレゼンテーションには、デジタルカメラやスマートフォン、携帯電話などで撮影した動画を挿入することができます。また、インターネット上に公開されている動画を挿入することができます。

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入4」を使用して「ビデオ」を挿入する手順を説明します。このサンプルデータには、1枚のスライドが作成されています。このスライド内にサンプル動画を挿入します。あらかじめ、「動画sample.mp4」をコンピューター内に保存しておいてください。

サンプル動画は、サンプルデータのように選択してEnter キーを押すと、パソコンの環境によっては、自動再生されてしまいます。この画面からサンプル動画をデスクトップに保存する方法は、以下の通りです。ここでは、Windows media playerでの保存方法を説明します。

* 「動画sample.mp4」は、「NHKクリエイティブ・ライブラリー」よりダウンロードしました。

ビデオの挿入

オンラインビデオの挿入

PowerPoint 2013では、インターネット上に公開されている動画を挿入することができます。「挿入」タブの「オンラインビデオ」ボタンには、世界最大の動画サイト「YouTube」へ直接アクセスすることができます。また、Webページ上の動画に設定されている埋め込みコードを入力して挿入することもできます。

「オンラインビデオ」は、スライド上に直接埋め込まれるのではなく、Webページへのリンクが設定されるので、プレゼンテーションの容量を抑えることができます。インターネット上に公開されている動画のほとんどには、著作権が存在します。スライドに転用する際は、必ず動画の提供元のWebサイトで利用可否の確認を行い、安易な転用は避けてください。

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入5」を使用して「オンラインビデオ」の「YouTube」の動画を挿入する手順を説明します。このサンプルデータには、1枚のスライドが作成されています。

* オンラインビデオの挿入、再生には、インターネットに接続できる環境が必要です。パソコンの環境によっては、「オンラインビデオ」ボタンで表示される内容に違いがあります。

* パソコンの環境によっては、動画再生ができない場合もあります。

オンラインビデオの挿入

ビデオの再生

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入6」を使用して説明します。このサンプルデータには、上記「ビデオの挿入」で使用したサンプル動画が挿入されています。

ビデオの再生

スライドショー実行中のビデオの再生

ここでは、サンプルデータ「オーディオやビデオの挿入6」を使用して説明します。このサンプルデータには、上記「ビデオの挿入」で使用したサンプル動画が挿入されています。


サポートされているビデオ ファイル形式

ファイル形式拡張子
Windows Media ファイル.asf
Windows ビデオ ファイル.avi
MP4 ビデオ ファイル.mp4、.m4v、.mov
ムービー ファイル.mpg または .mpeg
Adobe Flash メディア.swf
Windows Media ビデオ ファイル.wmv