PowerPoint 2013の画面構成は、PowerPoint 2010とほぼ同じですが、PowerPoint 2010まで初期画面で表示されていた「ノートペイン」と「アウトラインタブ」が非表示になり、すっきりとした印象になりました。
画面のレイアウト
PowerPoint 2013の画面のレイアウトは以下の通りです。
尚、以下の説明は「白紙のプレゼンテーション」の場合です。
- 一番上には、左端に「クイック アクセス ツール バー」のボタンが1列に並んでおり、ここには初期状態で表示されているボタンのほか、ユーザーがよく使うコマンドを登録することができます。
- クイック アクセス ツール バーの右側、画面の中央にはタイトル バーがあり、ファイル名が表示されています。
- タイトル バーの右には「ヘルプ」「リボンの表示オプション」「最小化」「最大化」「閉じる」ボタンが並んでいます。
(注) 「リボンの表示オプション」には「リボンを自動的に非表示にする」「タブの表示」「タブとコマンドの表示」の3つの選択肢があります。 - その下がリボンです。リボンは「タブ」「コマンド」「グループ」という3つの基本的な構成要素からなっています。
- リボンの配置は、タブの下側にコマンドが配置されており、その下にグループが表示されています。詳しくはリボンのところで説明します。
- リボンの左側に「ファイル」メニューがあり、ここにはファイルを操作するためのメニューや印刷関連のメニュー、また各種設定を行うためのメニューなどが用意されています。
- リボンの右側には、Microsoft office 2013にサインインしているユーザー名が表示されています。
- リボンの下は、2つの領域に分かれています。左側には、「サムネイルペイン」、画面の大部分を占める中央には、「スライドペイン」が配置されています。サムネイルペインは、作成するプレゼンテーションのそれぞれのページのことで、ここには、作成したスライドの縮小版が表示されています。「スライドペイン」は、スライドの編集をする領域で、内側には、「プレースホルダー」が配置されています。プレースホルダーで、スライドに文字やイラスト、グラフなどを入力することができます。
- そして一番下がステータスバーで、ここにさまざまなメッセージが表示されます。 スライドの枚数や、表示方法の切替など、現在の作業状態が表示されています。
リボン
「リボン」は以下の構成要素からなっています。
- リボンの一番上にはタブがあり、標準では「ホーム」「挿入」「デザイン」「画面切り替え」「アニメーション」「スライド ショー」「校閲」「表示」の8つのタブがあります。
(注1) タブは操作の場面に応じて追加されます。 例えば、スライドペインの中に表を作成し、表の中にカーソルがある場合は「デザイン」「レイアウト」のタブが追加表示されます。
(注2)パソコンによっては「タッチ」タブが表示されている場合があります。 - タブの下には、現在選択されているタブの中にあるコマンドが数列にわたって2次元に配置されています。コマンドには、ボタン、情報の選択や入力を行うためのボックス、メニューなどがあります。
- リボンの一番下にはグループが表示されています。グループは、各タブ上で関連するコマンドをまとめたもので、例えば、「ホーム」タブでは、「クリップボード」「スライド」「フォント」「段落」「画面描画」「編集」の各グループが表示されています。
クイック アクセス ツール バー
クイック アクセス ツール バーは、ユーザーがよく利用するコマンドを登録しておくことにより、作業をより効率的に行うためのもので、初期状態では「上書き保存」「元に戻す」「繰り返し」「最初から」「ツールバーのユーザー設定」のボタンのみが登録されています。
(注) パソコンによっては「繰り返し」の後に「タッチ/マウス モードの切り替え」のボタンが表示されている場合があります。
「ヘルプ」のボタン
このボタンを押すと「Microsoft PowerPoint ヘルプ」が表示されます。
「Microsoft PowerPoint ヘルプ」は操作のヒントを参照するためのもので、検索ボックスに質問を入力することで、操作の手順を知ることができます。
(注) このボタンはキーボードで操作することはできません。
* ショートカットキー 「Microsoft PowerPoint ヘルプ」の表示: F1 キー