Word 2013 入力方式

  1. タッチタイピング
  2. ローマ字入力
  3. かな入力
  4. 6点入力

タッチタイピング

Wordに限らず、パソコンを効率的に操作するためには文字キーを正確にタイプすることが必須です。そして、その基本となるのが「タッチタイピング」です。
これは、左手の人差し指をキーボードのF キーに、右手の人差し指をJ キーに置く「ホームポジション」を基準にそれぞれの指が操作するキーを割り当てたもので、以前は「ブラインドタッチ」と言われていましたが、現在では「タッチタイピング」という言い方が一般的です。

タッチタイピングの各指のキー割り当てについては 「タッチタイピング - Wikipedia」 をご覧ください。

ホームポジションに左右の人差し指を置く方法はいろいろありますが、ここではその一つをご紹介します。

尚、以下の説明は「日本語109キーボード」でのものです。このキーボードはJIS規格となっており、一般向けのものを含めて多くのパソコン学習テキストもこのキーボードでの操作を記述しています。

(注) 日本語109キーボードはどのメーカーのものもキーの配列は同じですが、Space キーとホームポジションとの関係が微妙に異なっています。ですから、上記の方法でも人差し指の位置が多少ズレることがあります。

日本語109キーボード

ローマ字入力

日本語入力を行う方法としてはローマ字入力とかな入力がありますが、規定値ではローマ字入力になっています。

ローマ字入力のメリットとデメリットは以下の通りです。

* メリット

  1. アルファベットのキー配列を覚えておけば日本語も英数字も入力できる。
  2. かな入力と比較して覚えるキーの数が少ない。

* デメリット

  1. 日本語を入力するのにかな入力よりも多くのキーをタイプする必要がある。
  2. 例えば「テキスト」はかな入力ならば「てきすと」と4回キーをタイプすればよいが、ローマ字入力では「tekisuto」と8回タイプする必要がある。
  3. 「キャ、キュ、キョ、ティ、ディ」などの入力の際にどのようにタイプするかを覚える必要がある。

かな入力

入力方式をローマ字入力からかな入力に変更するには以下のように操作します。

尚、以下は日本語変換システムが「MS IME」の場合の手順です。

(注1) 上記の操作はローマ字入力に切り替える際にも使用できます。

(注2) 日本語変換システムがATOKの場合、スクリーンリーダーによってはツール バー内を読み上げないことがあります。

【ワンポイント】 ショートカットキーでの入力方式の切り替え。

(注3) 日本語変換システムがATOKの場合、上記1.の操作をするとメッセージなしで入力方式が変更されます。

かな入力のメリットとデメリットは以下の通りです。

* メリット

  1. 日本語を入力する際にローマ字入力よりもタイプする文字数が少ない。
  2. 日本語の場合、入力したい文字をそのままタイプすればよい。

* デメリット

  1. アルファベットを入力する際はアルファベットのキーを覚える必要がある。
  2. 上記の点から、ローマ字入力と比較して覚えるキーの数が多い。
  3. 文字によっては入力の際、Shift キーを押す必要がある。

6点入力

この入力方式は点字タイプライターと同じ操作で文字の入力を行うものです。
キーボードの「F」「D」「S」を左手で「J」「K」「L」を右手で操作することにより、点字を入力する要領で文字をタイプします。
また、親指でSpace キーを押すことでスペースを入力します。
例えば「あ」を入力する場合はF キーを押します。また「い」はF キーとD キーを、「う」はF キーとJ キーを同時に押します。
ただ、6点入力だけですべてのパソコン操作を行うことは難しいですので、やはりキーボードの文字キーをタイプする方法を習得する必要があります。

(注1) キーボードによっては6点入力ができないものがあります。

(注2) 6点入力を行うためには、6点入力を可能にするソフトウェアのインストールが必要です。