Word 2013 ハイフネーション・透かし・ページ罫線・配置

  1. 単語の前半と後半をハイフンでつなぐハイフネーション
  2. 文書の背景に文字を入れる透かし
  3. ページの周囲に罫線を引くページ罫線
  4. 文書の配置を変更する

単語の前半と後半をハイフンでつなぐハイフネーション

ハイフネーション(hyphenation)は、英語などの欧米言語の文章で、単語が途中で切れて2行になる場合に、単語を「-」(ハイフン)で分割することをいいます。
Wordの初期値では、ハイフネーションは「なし」になっており、単語の途中で改行されないように1行の文字数が調整されています。

サンプルデータhyphenation1_es.docx「ハイフネーション・透かし・ページ罫線・配置1(演習).docx」を開きます。

ここでは、サンプルデータ「日本国憲法」の英訳文にハイフネーションが自動的に挿入されるように設定します。

* アクセスキー: Alt P H

(注) ハイフネーションは単語によって切れ目が決まっています。

【ワンポイント1】 ハイフネーションの設定は、上記の「自動」以外に、カーソルをハイフネーションを挿入したい部分に移動して以下のショートカットキーでも行えます。
Ctrl + -(マイナス) キー

【ワンポイント2】 ハイフネーションを解除するには「ハイフネーション」のメニューで「なし」を選択します。

ハイフネーションが設定された「日本国憲法」の英訳文

操作の結果はサンプルデータhyphenation1_kk.docx「ハイフネーション・透かし・ページ罫線・配置1(結果).docx」をご覧ください。


文書の背景に文字を入れる透かし

「透かし」は、文書の背景に薄く文字や写真などを入れることで、内容を強調したり、趣のある文書を作成する機能です。

サンプルデータhyphenation2_es.docx「ハイフネーション・透かし・ページ罫線・配置2(演習).docx」を開きます。

ここでは、サンプルデータ「断水のお知らせ」に「至急」の文字を斜めに配置した透かしを設定します。

* アクセスキー: Alt G P W

【ワンポイント1】 「透かし」のウィンドウでは、選択項目が2次元のリストになっているので、移動にはTab キーを使用します。

【ワンポイント2】 透かしを削除するには、「透かし」設定のウィンドウで「透かしの削除」を選択します。

「透かし」選択のウィンドウ

ページの周囲に罫線を引くページ罫線

「ページ罫線」を使うことで、文書の周囲を罫線や絵柄で囲むことができます。

ここでは、サンプルデータ「断水のお知らせ」の周囲に青色の二重線でページ罫線を引きます。

* アクセスキー: Alt G P B

【ワンポイント1】 「罫線の色」のリストは2次元の一覧になっていて、大体の構造は、縦方向が同種の色で、横方向にさまざまな色が配置されています。また、色の後の数字は、R(Red)・G(Green)・B(Blue)の割合を示していて「255」が最も大きく、「0」が最も小さい値です。

【ワンポイント2】 「罫線の色」のリスト内は上下左右方向 キーでも移動できますが、Tab キーのほうが確実にすべての色に移動できます。

【ワンポイント3】 ページ罫線を削除するには、「ページ罫線」タブの「種類」で「なし」を選択します。

「線種とページ罫線と網掛けの設定」のダイアログ ボックスの「ページ罫線」タブ

文書の配置を変更する

Wordの初期値では、文書はページの上から表示されますが、これを変更することができます。

ここでは、サンプルデータ「断水のお知らせ」の縦の配置をページの中央にします。

* アクセスキー: Alt P S P

【ワンポイント】 配置は「中央寄せ」のほか「上寄せ」「下寄せ」「上下揃え」が選択できます。

「ページ設定」のダイアログ ボックスの「その他」タブ

初期状態の「断水のお知らせ」

「透かし」「ページ罫線」「配置」が設定された「断水のお知らせ」

操作の結果はサンプルデータhyphenation2_kk.docx「ハイフネーション・透かし・ページ罫線・配置2(結果).docx」をご覧ください。