文書の横書き/縦書きの設定、用紙のサイズや縦置き/横置きの選択、また段組みの指定などは「ページ レイアウト」タブで行います。
Wordの初期値では、文字列の方向は横書き、用紙サイズはA4縦置き、段組みは1段となっています。
文字列の方向
文書を横書きにするか、縦書きにするかの設定は以下の手順で行います。
サンプルデータpagelayout1_es.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定1(演習).docx」を開きます。
ここでは、サンプルデータの「日本国憲法」の前文を「縦書き」にします。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ページ レイアウト」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「文字列の方向」のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「文字列の方向」のメニューが開きます。
* アクセスキー: Alt P Q
- 4. 上下方向 キーを押して「縦書き」に移動してEnter キーを押します。文書全体が縦書きになります。
(注1) 文書を縦書きにすると、「印刷の向き」が自動的に「横」になります。
(注2) 文書を縦書きにすると、文字列内のカーソルでの移動のほか、Home キーやEnd キー、またCtrl + Home キーやCtrl + End キーでのジャンプの方向が横書きの場合と異なります。
操作の結果はサンプルデータpagelayout1_kk.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定1(結果).docx」をご覧ください。
印刷の向き
文書を印刷する際に、用紙に対して縦方向にするか、横方向にするかは以下の手順で設定します。
サンプルデータpagelayout2_es.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定2(演習).docx」を開きます。
ここでは、サンプルデータの「日本国憲法」の前文の印刷の向きを「横」にします。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ページ レイアウト」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「印刷の向き」のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「印刷の向き」のメニューが開きます。
* アクセスキー: Alt P O
- 4. 上下方向 キーを押して「横」に移動してEnter キーを押します。印刷の向きが「横」になります。
操作の結果はサンプルデータpagelayout2_kk.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定2(結果).docx」をご覧ください。
用紙サイズ
印刷する用紙の選択は以下の手順で行います。
サンプルデータpagelayout3_es.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定3(演習).docx」を開きます。
ここでは、サンプルデータの「日本国憲法」の前文の用紙サイズを「B5」にします。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ページ レイアウト」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「サイズ」のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「用紙サイズ」のメニューが開きます。
* アクセスキー: Alt P S Z
- 4. 上下方向 キーを押して「B5 182mm X 257mm」に移動してEnter キーを押します。用紙サイズが「B5」になります。
【ワンポイント】印刷の向きや用紙サイズなどは以下の方法で確認できます。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ファイル」メニューに移動してEnter キーを押します。
- 3. 上下方向 キーを押して「印刷」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「印刷の向き」のコンボ ボックスに移動すると、現在の設定が表示されます。この場合は「縦」と表示されています。
- 5. Tab キーを押して「ページ サイズ」のコンボ ボックスに移動すると、現在の設定が表示されます。この場合は「B5」と表示されています。
- 6. Esc キーを押してウィンドウを閉じます。
操作の結果はサンプルデータpagelayout3_kk.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定3(結果).docx」をご覧ください。
段組み
「段組み」とは、用紙の中で文字列を複数のブロックに分けて配置することです。標準は「1段」です。
段組みの設定は以下の手順で行います。
サンプルデータpagelayout4_es.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定4(演習).docx」を開きます。
ここでは、サンプルデータの「日本国憲法」を2段組みにします。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ページ レイアウト」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「段組み」のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「段組み」のメニューが開きます。
* アクセスキー: Alt P J
- 4. 上下方向 キーを押して「2段」に移動してEnter キーを押します。文書全体が2段組みになります。
【ワンポイント】 2段組みされた文書の右側のブロックに移動するには、まずCtrl + End キーを押して文末に移動します。ここが右ブロックの最後になります。ここから、上方向 キーやPageUp キーなどを押しながら先頭に向かっていきます。
表示されている行の位置が1ページに設定された行数を超えている場合は、右側のブロックを表しています。サンプルデータでは、行数を「36」にしているので、右側のブロックは37行目以上となります。
操作の結果はサンプルデータpagelayout4_kk.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定4(結果).docx」をご覧ください。
「ページ設定」のボタン
「ページ レイアウト」タブにある「ページ設定」のボタンを利用すると、上記の各設定がタブを切り替えることにより一度に行えます。手順は以下の通りです。
サンプルデータpagelayout5_es.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定5(演習).docx」を開きます。
ここでは以下の設定を行います。
・ 文字列の方向: 縦・ 印刷の向き: 横
・ 用紙サイズ: B5
・ 段組み: 2段
* アクセスキー: Alt P S P
(注1) 「ページ設定」のダイアログ ボックスには「文字数と行数」「余白」「用紙」「その他」の4つのタブがあります。
- 4. Ctrl + Tab キーを押して「文字数と行数」のタブに切り替えます。
- 5. Tab キーを押して「文字列の方向」のラジオ ボタンに移動します。
- 6. 上下方向 キーを押して「縦書き」に移動します。
- 7. Ctrl + Tab キーを押して「余白」タブに切り替えます。
- 8. Tab キーを押して「印刷の向き」のラジオ ボタンに移動します。
(注2) 文書を縦書きにすると、「印刷の向き」が自動的に「横」になります。
- 9. 印刷の向きが「横」になっていることを確認します。
- 10. Ctrl + Tab キーを押して「用紙」タブに切り替えます。
- 11. Tab キーを押して「サイズ」のコンボ ボックスに移動し、下方向 キーを押してコンボ ボックスを開き、上下方向 キーを押して「B5」に移動してEnter キーを押します。
- 12. Ctrl + Tab キーを押して「文字数と行数」タブに切り替えます。
- 13. Tab キーを押して「段数」のエディット ボックスに移動し、上下方向 キーを押して「2」に移動します。
- 14. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。これまで行った設定が反映されます。
操作の結果はサンプルデータpagelayout5_kk.docx「文字列の方向・印刷の向き・用紙サイズ・段組みの設定5(結果).docx」をご覧ください。