Word 2013 封筒への宛名印刷

  1. 封筒への宛名印刷
  2. 封筒サイズの選択
  3. 住所録ファイルの選択
  4. 印刷するフィールドの選択とレイアウトの設定
  5. 印刷方向の設定
  6. 印刷位置の調整
  7. 結果の確認
  8. 封筒への宛名印刷の実行
  9. 印刷する宛先の選択
  10. 住所録ファイルの変更
  11. Excelでの住所録の作成

封筒への宛名印刷

Excelなどの住所録ファイルを利用して、封筒に宛名を印刷することができます。

サンプルデータ「address.xlsx」を「ドキュメント」フォルダーに保存しておきます。

ここでは、以下の内容で封筒に宛名を印刷します。

 封筒の種類: 長形3号
 印刷方向: 縦方向
 文字方向: 横書き
 印刷項目: 「郵便番号」「住所1」「住所2」「氏名」
 フォントサイズ: 「氏名」 12ポイント、それ以外 10.5ポイント
 レイアウト: 「郵便番号」の前に「〒」を挿入、「氏名」の前に1行挿入、「氏名」の後に「 様」を挿入
 住所録ファイル: address.xlsx

封筒サイズの選択

まず、使用する封筒のサイズを選択します。

* アクセスキー: Alt M S V

   「差し込み印刷」のメニュー        「封筒オプション」のダイアログ ボックス

住所録ファイルの選択

次に、住所録ファイルを選択します。ここに入力されているデータが宛先としてラベルに印刷されます。

* アクセスキー: Alt M R E

   「宛先の選択」のメニュー

   「データ ファイルの選択」のダイアログ ボックス

   「テーブル選択」のダイアログ ボックス


印刷するフィールドの選択とレイアウトの設定

住所録ファイルが選択できたら、印刷するフィールドの選択と、封筒に印刷するレイアウトを設定します。

【ワンポイント】 フィールド選択の際は、カーソルを移動しないように注意してください。カーソルが移動してしまうと、印刷する順序や印刷位置が変わってしまう場合があります。

  「フィールドリスト」

印刷方向の設定

次に、印刷時の封筒の置き方を設定します。

(注) 長形3号を選択すると、封筒は「横置き」になっています。
ここでは「縦置き」に設定します。

* アクセスキー: Alt P S P

  「ページ設定」のダイアログ ボックスの「余白」タブ

印刷位置の調整

長形3号を縦置きで印刷する場合、初期状態での宛名の印刷位置は封筒の左上、つまり切手を貼る位置になっています。
これを封筒の中央に移動します。
また、左端からの位置も調整します。

【ワンポイント】 上記で設定した配置はあくまで1つの例です。封筒の印刷面の状態やプリンターの機種により宛名の位置を適宜調整します。


結果の確認

最後に、設定した内容をプレビューさせて確認します。

* アクセスキー: Alt M P

【ワンポイント】 住所録ファイルは、名前を変更したりフォルダーを移動させないようにしてください。もし変更したときは、住所録ファイルの選択をやり直してください。

  結果のプレビュー前の封筒

  結果のプレビュー後の封筒

封筒への宛名印刷の実行

作成した「封筒(長3).docx」を開きます。

* アクセスキー: Alt M F

【ワンポイント】 プリンターの機種によっては、以下の手順で印刷方法などを設定します。

  「完了と差し込み」のメニュー

  「プリンターに差し込み」のダイアログ ボックス      「封筒オプション」のダイアログ ボックスの「印刷オプション」タブ

印刷する宛先の選択

住所録の中から印刷したい宛先を選択することができます。
ここでは、封筒印刷ファイル「封筒(長3).docx」の「DM」が「1」となっている宛先を選択します。

【ワンポイント】 宛先を印刷するかの選択は、「差し込み印刷の宛先」のダイアログ ボックスの「宛先」のリスト ビューで、それぞれの宛先を選択した状態でSpace キーを押すことでチェックを外したりつけたりできますが、スクリーンリーダーでの対応が充分でないため、Excelの住所録であらかじめ選択しておくのがベターです。

  「差し込み印刷の宛先」のダイアログ ボックス

  「フィールド」のコンボ ボックス   「フィルターと並べ替え」のダイアログ ボックス


住所録ファイルの変更

封筒印刷のファイルを別のフォルダーに移動したり別のPCで開いた場合、そのままでは住所録ファイルからデータを受け取ることができません。
その場合は以下の操作を行います。

  「データ ファイルの選択」のダイアログ ボックス


Excelでの住所録の作成

封筒印刷で使用する住所録をExcelで作成する場合、以下の点に留意します。

セルA1から住所録を作成し、住所録の上の行に表のタイトルなどを入れないようにします。
1行目には「氏名」「フリガナ」「郵便番号」「住所1」「住所2」「電話番号」などの見出しを入力します。
住所録には空白行がないようにします。
「フリガナ」など、ラベルに印刷しない項目を入れるのは構いません。
「年賀状」や「暑中見舞」「DM」などの見出しを作成し、それぞれの宛先に「1」や「2」などの区分を入れておくと便利です。

  Excelの住所録の例

操作の結果はサンプルデータenvelope-print_kk.docx「封筒への宛名印刷(結果).docx」をご覧ください。

(注) このファイルを開いて封筒の宛先を表示させるためには「住所録ファイルの変更」の操作を行い、address.xlsxを選択してください。