視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(高岡)開催の報告
更新:2009年10月 4日  6:00
	
		- 講座開催の記録
		
- 講座の内容
		
- 受講者のみなさんの感想
	
高岡市のウイング・ウイング高岡(高岡市生涯学習センター)に於いて、「視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座」が開催され、SPANは受託事業として活動しました。
会場は高岡駅前にあり、高校や図書館をはじめ、さまざまな文化施設が入っているすばらしい建物でした。
講座初日、定刻の10:00には参加者全員がそろい講座開始。参加者は地元のボランティアが中心でしたが、学校や企業関係者などもいて、この講座への関心の高さを感じました。また、年齢も若い方から熟年までさまざまでした。
そして、みなさん2日間のかなりハードなカリキュラムにもかかわらず、大変熱心に学んでくださいました。
	| 講座名 | 視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(高岡) | 
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	| 開催日 | 2009年9月26日(土)・27日(日) | 
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	| 時間 | 26日=午前10時から午後5時まで 27日=午前10時から午後4時まで | 
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	| 会場 | ウイング・ウイング高岡(高岡市生涯学習センター) 研修室502 | 
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	| 受講者・見学者 | 18名 | 
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	| スタッフ | 主催者:1名 ネットワークアシストたかおか:4名
 SPAN:4名
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![[写真]主催者挨拶。](photo/090926takaoka_1.jpg) 
![[写真]講座風景、講師の説明を聞きながら熱心に学ぶ受講者のみなさん。](photo/090926takaoka_2.jpg) 
![[写真]講座風景、Skypeを利用した遠隔講習のデモ。](photo/090926takaoka_3.jpg) 
![[写真]講座風景、アイマスクをつけて真剣にPCを操作する受講者。](photo/090927takaoka.jpg) 
講座は下記の内容で進められました。
第1日目
	| 10:00〜10:20 | 挨拶・オリエンテーション | 
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	| 10:20〜11:20 | 視覚障害者の基礎知識 | 
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	| 11:30〜12:30 | 視覚障害者用ソフトウエアについて | 
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	| 12:30〜13:30 | 昼食・休憩 | 
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	| 13:30〜14:30 | キーボードの指導法 | 
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	| 14:40〜15:40 | 視覚障害者が使いやすいパソコンの設定 | 
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	| 15:50〜16:50 | Skypeを利用した遠隔パソコン指導 | 
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	| 16:50〜17:00 | 質疑・意見交換 | 
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第2日目
	| 10:00〜11:10 | キーと音声によるWindows操作と文字入力 | 
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	| 11:20〜12:30 | 音声によるメールの送受信 | 
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	| 12:30〜13:30 | 昼食・休憩 | 
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	| 13:30〜14:40 | 音声によるWebの閲覧 | 
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	| 14:50〜15:30 | アイマスクをつけての操作と指導体験 | 
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	| 15:30〜16:00 | 意見交換・アンケート記入 | 
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講座を受講したみなさんからは以下のような感想が寄せられました。
いただいた貴重なご意見を今後の講座に活かしていきたいと思います。
	- Skypeのサポートが広がって欲しい。
	
- 時間的制約の中での講習内容を増すようなことは難しいと思われるのですが、資料等の提供があれば幸いです。大変参考になりました。講習会単独開催等の折には、ご支援願えれば幸いです。
	
- 私はXPでやっていてパソコンによっては違ったりするので迷ってしまいますが、規定のキーボードを使うことによって上手く出来ると思いました。テキストを読んで参考に色々試したいと思います。
	
- 視覚障害の方に講師をして頂き大変分かりやすく、ためになった講座でした。ありがとうございました。
	
- 視覚障害者の方の実際の声を聞くことが出来てよかったです。PCのみならずもっとサポートに参加しやすい環境が出来ればいいなと思いました。講師の方の素晴らしい講座本当にありがとうございました。
	
- 画面の見えない状態でのパソコン操作は大変だったが慣れてくると、マウス+キーボードよりも速く出来ると思った。Skypeは今回は音声のみであったがインフルエンザが大流行している現在、離れた場所で色々交信でき役立つ技術だと思うので、色々な方に広めていきたいと思った。
	
- 普段ブラインドタッチをしていないので、アイマスク使用での文字入力が難しかった。
	
- アイマスクを着けて操作することの難しさを実際に体験してみて、目が不自由な方の不安な気持ちがとても伝わってきました。またそういった方にいかに的確に操作方法を教えることがどんなに大変かも実感しました。まだまだ知らないことが沢山あるのでもっと勉強していきたいと思います。
	
- 貴重なお休みに指導していただいたスタッフの方々に感謝致します。ありがとうございました。
	
- 遠い富山において質の高い指導法を教わることが出来て大変勉強になりました。今後のますますのご発展をお祈り致します。
	
- マウスの利便性を再認識しましたが、マウスは晴眼者なればのことで、目が見えることに辿りつきます。視覚障害者の方のパソコン利用の困難さを強く認識しました。
	
- 肩が凝ったけど少し分かったので楽しかったです。
	
- ありがとうございました。テンポの良い講習だったと思います。これから自分でやるのが問題です。
	
- 沢山のソフトがあるようで、まずソフトの選定が大変のように思いました。
	
- 視覚障害者の掘り起こしおよびパソコンサポートの啓発に自冶体とも連携連絡を密にして指導されていくことを期待致します。
	
- アイマスクを着けての操作は単に眼を瞑ってキーを打つよりもアイマスクを着けてのキー打ちは感覚が鈍くなりました。エンターキーが大きいのにあまり大きさを感じませんでした。
	
- とても楽しく出来ました。また機会があれば宜しくお願いします。
	
- キー操作が不安、大変参考になりました。PC操作の基本をしっかり取り入れ音声をよく聞く大切さを学ぶ。自分がよく理解していないと相手に納得できる説明が出来ない。知る喜びを共に味わいたい。
また、高岡市には、奈良、鎌倉とならんで「日本三大大仏」の一つ「高岡大仏」があります。SPANのスタッフは、活動の合い間に協力団体のみなさんの案内で見学しました。
![[写真]高岡大仏、800年近い歴史を持ち、何度も消失しながら再建。現在のものは高さ約15mほどあり、1933年に再建されました。](photo/090925takaoka.jpg) 
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