視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(相模原)開催の報告
更新:2011年 3月21日 22:00
- 講座開催の記録
- 講座の内容
- 受講者のみなさんの感想
けやき会館において、「視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座」が開催され、SPANは受託事業として活動しました。
初日は9時15分にスタッフが集合して直前準備を行いました。
そして、定刻の10時には参加者がそろい、講座開始。
参加者は地元のボランティア活動をしている人が中心でしたが、千葉県や愛知県からの参加もありました。
今回はネットのトラブルはあまりなく、やはり新しいシステムの導入が功を奏したようです。
2日間の講座カリキュラムはかなりハードでしたが、みなさん本当に熱心に学んでいただきました。
講座名 | 視覚障害者に対するパソコン指導者養成講座(相模原) |
開催日 | 2011年 2月26日(土)・27日(日) |
時間 | 26日=10:00〜17:00 27日=10:00〜16:00 |
会場 | けやき会館 第3中会議室 |
受講者・見学者 | 13名 |
スタッフ | パソボラそうそう相模原 4名
SPAN 5名 |
講座は下記の内容で進められました。
第1日目
10:00〜10:20 | 挨拶・オリエンテーション |
10:20〜11:20 | 視覚障害者の基礎知識 |
11:30〜12:30 | 視覚障害者用ソフトウエアについて |
12:30〜13:30 | 昼食・休憩 |
13:30〜14:30 | キーボードの指導法 |
14:40〜15:40 | 視覚障害者が使いやすいパソコンの設定 |
15:50〜16:50 | Skypeを利用した遠隔パソコン指導 |
16:50〜17:00 | 質疑・意見交換 |
第2日目
10:00〜11:10 | キーと音声によるWindows操作と文字入力 |
11:20〜12:30 | 音声によるメールの送受信 |
12:30〜13:30 | 昼食・休憩 |
13:30〜14:40 | 音声によるWebの閲覧 |
14:50〜15:30 | アイマスクをつけての操作と指導体験 |
15:30〜16:00 | 意見交換・アンケート記入 |
講座を受講したみなさんからは以下のような感想が寄せられました。
いただいた貴重なご意見を今後の講座に活かしていきたいと思います。
- 初めてこういった機会を得られたことは、とても参考になりました。ありがとうございました。
- 時間があれば、中級、上級コースなど(あれば)受けたいと思いました。
- 初めてこのような講座を受けました。視覚障害の方が困る事(PC、日常生活)等、初めて知る事ばかりで、とても参考になりました。
- 途中退出となりましたが、初めて体験するソフトばかりで、非常に勉強になりました。今後の役に立てたいです。Windows7対応のテキストは今後出版されますか?
- 新しい情報や知識をたくさん頂いて大満足の2日間でした。この経験をいかして、障がいのある方のお役に立てたら嬉しいです。ありがとうございました。
- 欲をいえば、もう少し時間が欲しい。
- 各ソフトのショートカットキーの早見表とかあると便利だと思います。
- 講師の方々は経験豊富な方なので、安心して勉強することができました。また、楽しい雰囲気で2日間すごせました。ありがとうございます。進行テクニックも学ぶことができました。今後、講師をする際には活用させていただきたいと思います。テキストは立派なものがいただけて感謝いたします。TEPIA様の社会貢献もとても素晴らしいと思いました。
- 先生方の説明は分かりやすくて丁寧なので関心しました。記憶の中に このまましっかり入ってくれれば満点ですが、情けないことにそうは いきません。家でしっかり復習したいと思います。ありがとうございました。
- 視覚障害者のパソコン利用率向上のネックになる点をどのように克服するか? 費用負担:ソフトウエア、パソコン、点字専用機サポート体制:サポートメンバーのアップ、スキルアップ、便利なツールの普及。 まだまだ、クリアする課題が山積みと考えます。講座を企画いただきありがとうございました。講師の方々には 大変お世話になりました。今後、Skype + リモートアシスタントのツールでの支援が重要になると考えます。
- かなか難しいが、続けて勉強してゆきたい。
- 視覚障害の方はメモ書きはできないため、全て耳と指先で覚えなければならないのだと途中で気付きました。この講座を通して、サポートの仕方の難しさを実感しました。認識が大きく改められました。今後に活かしていければと私自身、まずは勉強していこうと思いました。
- 障害者ご自身による講義がとても良かった。パソコン講座はもちろんですが、第1日目の視覚障害者の基礎知識は自分の観念が変わりました。当事者がご自分達の思いをどんどん発信して頂くことを願います。
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