TEPIA視覚障害者へのパソコン指導ボランティア養成講座(千葉)開催の報告
更新:2011年10月30日 22:00
- 講座開催の記録
- 講座の内容
- 受講者のみなさんの感想
千葉市民会館において、「TEPIA視覚障害者へのパソコン指導ボランティア養成講座」が開催され、SPANは受託事業として活動しました。
初日は9時15分にスタッフが集合して直前準備を行いました。
そして、定刻の10時には参加者がそろい、講座開始。
参加者は音訳ボランティアや個人参加が中心でしたが、中には福島県から参加した方もいました。
Skypeの実習では途中で通信が途切れるなどの問題がありましたが、その都度対処しながら最後まで進めることができました。
こうした点でも、ハードチームメンバーの参加が必須だということを改めて実感しました。
2日間の講座カリキュラムはかなりハードでしたが、みなさん本当に熱心に学んでいただきました。
講座名 | TEPIA視覚障害者へのパソコン指導ボランティア養成講座(千葉) |
開催日 | 2011年10月22日(土)・23日(日) |
時間 | 22日=10:00〜17:00 23日=10:00〜16:00 |
会場 | 千葉市民会館第2会議室 |
受講者 | 10名 |
スタッフ | NPO法人 トライアングル西千葉 5名
SPAN 7名 |
講座は下記の内容で進められました。
第1日目
10:00〜10:20 | 挨拶・オリエンテーション |
10:20〜11:20 | 視覚障害者の基礎知識 |
11:30〜12:30 | 視覚障害者用ソフトウエアについて |
12:30〜13:30 | 昼食・休憩 |
13:30〜14:30 | キーボードの指導法 |
14:40〜15:40 | 視覚障害者が使いやすいパソコンの設定 |
15:50〜16:50 | Skypeを利用した遠隔パソコン指導 |
16:50〜17:00 | 質疑・意見交換 |
第2日目
10:00〜11:10 | キーと音声によるWindows操作と文字入力 |
11:20〜12:30 | 音声によるメールの送受信 |
12:30〜13:30 | 昼食・休憩 |
13:30〜14:40 | 音声によるWebの閲覧 |
14:50〜15:30 | アイマスクをつけての操作と指導体験 |
15:30〜16:00 | 意見交換・アンケート記入 |
講座を受講したみなさんからは以下のような感想が寄せられました。
いただいた貴重なご意見を今後の講座に活かしていきたいと思います。
- 今回は全員が晴眼者だったので、視覚障害者を対象(サポートする立場を想定)とした説明と受講者に対する説明が分かれているとメリハリがあって良かったのではないか?画面周りの説明は、視覚障害者と同じではあきて(飽きて)しまいます。
- 2日間お世話になりました。普段はマウスによる操作であまり意識しないでメニューを選んでいましたが、キー操作が主になると若干混乱してしまいました。やはり慣れることですね。今後の講座も機会が合えば参加し勉強させていただきたいと思います。
- 前回(9月)にもSPANの講座に参加させていただきましたので、今回2回目でした。2回目ということで前回より理解できたように思います。私もパソコンサポートをしてみたいと思いますので、これからも講座に参加して勉強していきたいと思います。2日間ありがとうございました。
- 限られた時間に多くのことを入れるには段取りがイマイチ。もっと効率的なカリキュラムにすることでスムーズにできたのではないかと思う!
私もモノを教える仕事をしています。 機会を与えて頂き有難く思います。中々根気の要ることですね。講師の北神様の説明はテンポも良く分かり易かったです。準備・設営・指導と皆様に大変お世話になりました。二日間本当に有難うございました。
マウスを使わずショートカットキーの組み合わせがたくさんありますね。
慣れないといけないですね。
- 高齢になるとパソコンはとっつきにくいので、私達のグループのリスナーの方は使うことが少ないと思われますが、楽しいものなので、使われる方が増えればいいなと思います。
- マウス操作ばかりに頼っているので、ショートカットキーの操作をもう少し勉強したいなと思いました。もっと勉強して視覚障害者の方の為にお役にたてればと思いました。
- 通常は朗読ボランティアえで視覚障害者の方とお付き合いしています。今、デジタル図書への移行期で、リスナーの方も音訳者側も苦戦しています。リスナーの皆様にもパソコン利用の方もあり 今後すすめて行くこともあるかもしれません。視覚障害の方々が、どんな状況にあるのかの一端が分かりよかったです。今後 今回の経験を生かせる場面があった時にはがんばりたいです。とても良い経験でした。
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