TEPIA 視覚障害者に対するパソコン指導者入門講座(東京)開催の報告

更新:2012年9月14日 22:00
  1. 講座開催の記録
  2. 講座の内容
  3. 受講者のみなさんの感想

講座開催の記録

東京港区北青山のTEPIAにおいて、「TEPIA 視覚障害者に対するパソコン指導者入門講座」が開催され、SPANは受託事業として活動しました。

会場のTEPIAは、秩父宮ラグビー場のとなりに位置する4階建てのビル。日本を代表する建築家、槇 文彦(まき ふみひこ)氏が設計しただけあって、外観も内部もなかなか凝ったデザインです。。

講座前日の9月7日11時、パソコン運搬組を含めた先発メンバー 3名が設定変更が必要なTEPIAのPC6台のメンテナンスを開始。その後、13時にはスタッフ全員が会場にそろい、ネット設定、PC13台の動作確認、資料作成と順調に進み、16時過ぎには終了しました。

今回はTEPIAのネットにSPANの無線アクセスポイントを接続したので、ネットについては、講座全体を通してスムーズでした。 また、これまでは講師用を含めてPC11台でしたが、今回はSPANから7台を持ち込んで13台という体制で臨みました。。

初日は9時15分にスタッフが集合して直前準備を開始、9時40分過ぎには受講者を迎える体制が整いました。今回は直前のキャンセルもなく、少し遅れた方もいましたが、定刻の10時には講座を開始しました。。

今回の参加者は、医療スタッフや企業関係者、またボランティア団体のメンバーなどさまざまで、すでに指導に当たっている人もいました。

今回は、TEPIAが地下1階から2階に移転して初めての講座で、すぐ隣にはビデオライブラリーがあり、一般の来館者もいることから、その影響が気になりましたが、特に問題になることはありませんでした。

今回の参加者の特徴は、訓練施設や大学など、視覚障害者の教育やリハビリテーションに関わる方が多かったことです。

2日間のかなりハードな講座をみなさんとても熱心に学んでいただき、講座を終えた後、なごりを惜しみながら参加者のみなさんとお別れしました

片付けに入り、機材等の発送手配を行いましたが、こちらも順調で、16時30分頃までには完了しました。

TEPIAのスタッフのみなさんとお別れして各自帰路に着きました。

今回の講座をきっかけとして、パソコンサポートの輪が広がることを願っています。また、今回の経験をこれからの講座運営に活かしていきたいと思います。

講座名 TEPIA 視覚障害者に対するパソコン指導者入門講座(東京)
開催日2012年9月8日(土)・9日(日)
時間8日=10:00〜17:00 9日=10:00〜16:00
会場一般財団法人 高度技術社会推進協会 TEPIA ITセミナリオ
受講者・見学者12名
スタッフ   TEPIA 2名、SPAN 延べ10名
[写真] 講習会場受付デスク。講習会の名前のボードと、その横には手消毒用アルコールボトルが置かれています。 [写真] 主催者挨拶。 [写真] 視覚障害者の基礎知識の講義。この後に誘導の実演も行いました。 [写真] キーボードの指導法の講義。 [写真] Skypeによる模擬遠隔講座の様子。アイマスクをつけた受講者が遠隔ブースの講師のSkypeからの声でPCを操作している。受講者代表の方が講師席に座りその横にはサポートスタッフが付き添い、その後ろのスクリーンに遠隔講師の姿が映し出されている。 [写真] 音声によるWebの閲覧。その講義と操作。 [写真] アイマスクをつけての操作と指導体験。2人1組となっての実習風景。

講座の内容

講座は下記の内容で進められました。

第1日目
10:00〜10:20挨拶・オリエンテーション
10:20〜11:20視覚障害者の基礎知識
11:30〜12:30視覚障害者用ソフトウエアについて
12:30〜13:30昼食・休憩
13:30〜14:30キーボードの指導法
14:40〜15:40視覚障害者が使いやすいパソコンの設定
15:50〜16:50Skypeを利用した遠隔パソコン指導
16:50〜17:00質疑・意見交換

第2日目
10:00〜11:10キーと音声によるWindows操作と文字入力
11:20〜12:30音声によるメールの送受信
12:30〜13:30昼食・休憩
13:30〜14:40音声によるWebの閲覧
14:50〜15:30アイマスクをつけての操作と指導体験
15:30〜16:00意見交換・アンケート記入

受講者のみなさんの感想

講座を受講したみなさんからは以下のような感想が寄せられました。

いただいた貴重なご意見を今後の講座に活かしていきたいと思います。

[ページの最後]