━━━━━━━━<< 視覚障害者PCサポート >>━━━━━━━━   〜 一人でも多くの視覚障害者にPCやICTの恵みを伝えるために 〜           2026年3月号 No.233                       2026年3月27日発行 このメールマガジンは、視覚障害者へのパソコンサポートをする方々の スキルアップと情報交換、また相互の連携を図るためのものです。 どうかみなさんの日々の活動に役立てていただければ幸いです。 ===== も く じ ===================== [1] 教えて!サポートの知恵袋 ● ベーシックコース  拡大と音声 ● プロフェッショナルコース  Windowsキーボードについて [2] サポートお役立ちサイト  文化放送ロービジョンプロジェクトオフィシャルサイト [3] ここが知りたい!団体運営のヒント  社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 IT支援サービス [4] ソフトウェア・ハードウェア情報  音声で時刻と温度をお知らせ!、「GRUSボイス電波クロック GRS009-JK」 [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など  第298回 仙台ロービジョン勉強会のご案内 ほか [6] SPANからのご案内 [7] 編集後記 ================================= [1] 教えて!サポートの知恵袋 −−−−−−−−−−−−−−−− ● ベーシックコース  サポートの基本やスクリーンリーダーなどの基礎知識がテーマです。 ◎拡大と音声 私は、画面の文字を大きくして見ています。 Zoomのアプリもそうでしたが、会議を開始しようとして最後の「開始」が 見つかりません。 これは、拡大をやめれば、左隅に「開始」が出ています。 拡大していると、画面の一部しか出ていないので、すみっこにあるものは 見えません。 アプリの最終の操作、「開始」とか「支払い」とか「完了」などは 結構すみっこにあります。 「大きすぎるので普通に戻して」と同居人に言われ、拡大画面を もとに戻した瞬間に、「開始」とかが出ています。 見て操作していると、見えないと、「ない」ということになりますが、 気づかないだけなのです。 また、三つの丸が横になっている「その他のオプション」というのが ありますが、なかなかタップしにくい。隣のAI何とか、というのと 密接に並んでいます。 拡大してタップしますが、そうすると、いくつかのメニューが 大きくなりすぎて、選択するのが困難になります。 このような時におすすめなのは、画面の状況を見て、位置を覚えて、 あとはVoiceOverで読ませて操作することです。 音声で確認すれば間違えて隣を操作してしまうことがなくなります。 拡大と音声をうまく使っていきましょう。 ───────────────────────────────── ● プロフェッショナルコース  PCの設定やサポートのスキルアップ、またトラブル対応などが テーマです。 ◎Windowsキーボードについて https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/03_key/key_board.pdf Windowsのキーボードは、PC誕生の前のTTYと呼ばれる、テレックスの端末を 起源としています。これについては、別途紹介したいと思います。 チェックポイント1 アプリケーションキー。これがないと[Shift]キー+ [F10]キーを押す必要があります。ショートカットキーを多用する場合、 とても重要です。 チェックポイント2 ファンクションキーの設定 音量のUp、Downなどが 割り当てられています。しかし、メーカーごとに異なります。 Fnキーを押すことで、本来のファンクションキーと切り替えができます。 ショートカットキーを多用する場合、Fnキーを押さない状態で 本来のファンクションキーの機能を実行できることが便利だと思います。 キー操作で、どちらを有効にするか切り替える機能があれば安心です。 機種によってはBIOSでの切り替えが必要な場合があります。 購入の場合にはぜひ確認してください。 チェックポイント3 フリック入力 キーボードではできませんが、 マウス操作または画面タッチなら似た機能が可能です。 [Windows]キー+[I]キーの設定の個人用設定 タスクバーで、 タッチキーボードを常に有効にします。 図1 個人設定>タスクバー  https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/03_key/T0.png タスクバー中のタッチキーボードをクリックします。 キーボードレイアウトを12キーにします。 図2 キーボードレイアウトで 12キーを選ぶ https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/03_key/T1.png 図3 表示された12キー https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/03_key/T2.png 図4 12キーを使った例 https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/03_key/T3.png                         文責 村山 慎二郎 ───────────────────────────────── [2] サポートお役立ちサイト −−−−−−−−−−−−−−−−−  見て役立つお勧めサイトをご紹介。 ◎文化放送ロービジョンプロジェクトオフィシャルサイト 「ロービジョン(Low Vision)」とは、 皆さんは、ロービジョンのことをご存じだと思います。 でも、世間では知らない人がほとんどです。 理解を求めて、当事者の人たちが長年苦労しながら、「知ってほしい」と 活動をしています。 「ロービジョン者でもある文化放送局員の想いをきっかけに、 私たちはラジオ番組をつくりはじめました。」 こんな動きも出てきました。大変興味深い取り組みです。 わかりやすく、親しみのある内容です。 「これからも、ラジオ放送を起点にしながら、その声を一つひとつ 少しでも多くの人に伝えられたらと思います。」 多くの知らなかった方が聞いていただくとよいと思います。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://joqr.co.jp/lp/lowvision/ ───────────────────────────────── [3] ここが知りたい!団体運営のヒント −−−−−−−−−−−−  課題はありませんか?資金、活動場所や教材、そして会の活性化。 ◎社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会 IT支援サービス 今回は団体が提供するIT支援サービスのご案内です。 この団体では、視覚障害者向けの様々なサービスを行っていますが、 特に力を入れているのがIT支援サービスです。 実施している活動は以下の通りです。 ・障害者ITサポートセンター ・教室・講習 ・パソコンあっせんサービス ・ITサロン 上記を見ても、IT支援が充実していることが分かると思います。 視覚障害者の支援を行っている団体の方には、 ぜひ参考にしていただきたい団体です。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://tisikyo.jp/jigyosho/center/it.html ───────────────────────────────── [4] ソフトウェア・ハードウェア情報 −−−−−−−−−−−−−  チェックしておきたい最新のソフト、ハード。 ◎音声で時刻と温度をお知らせ!、「GRUSボイス電波クロック GRS009-JK」 今回は、昨年株式会社インテックから発売された、音声で時刻と温度を お知らせする電波クロック「GRUS(グルス)ボイス電波クロック GRS009-JK」を ご紹介します。 本製品は、視覚障害者や高齢者の方々が日常生活で安心して使用できる 多機能音声時計です。正確な時刻を自動で受信する電波時計機能を備え、 時刻や温度を音声で簡単に確認できます。  音声案内は日本語・韓国語に対応し、ワンタッチ操作で時刻や温度を簡単に 確認可能。 2つのアラーム設定、スヌーズ機能、時報、オートボイスなど、日常に役立つ 便利な機能を多数搭載しています。 さらに、暗い環境でも見やすいELバックライト付きの大画面LCDを採用し、 誰でも直感的に操作できるデザインです。 マニュアル時刻設定や2つのアラーム、時報機能なども音声を頼りにご自身で 設定できます。音量は大・中・小・OFFが切替可能で、 上部のボタンを1度押しで時刻、2度押しで温度を音声で案内します。 時刻や温度を知りたいときは、本体上部の「VOICE」ボタンを押すだけ。 音声でわかりやすく情報をお知らせします。 設定時も音声ガイドに従って進められるため、初めての方でも安心。 オートボイス機能を使えば、1分・5分・10分ごとに自動で時刻を 案内してくれます。 さらに、時報機能で毎正時に時刻を通知し、電波による自動時刻補正により 常に正確さを維持。視覚に頼らず使えるこの時計は、朝の支度中や 視線を離せない作業時など、あらゆる場面で活躍します。 ※GRUS(グルス)公式サイトから音声マニュアルを聞くことができます。 ■仕様 電源:使用電池(単3形アルカリ電池×2本、別売) 電池寿命:アナウンスなし約3年間、1日10回のアナウンスで約1年、      1日24回のアナウンスで約6か月 サイズ・重量:120mm×75mm×50mm  約175g ●価格:5,500円(税込) 保証:1年 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://grus.tokyo/product/detail.php?pid=23&mnb=BMWG01 ───────────────────────────────── [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など −−−−−−−−−  みんなで作ろう!サポートの輪 ◎第298回 仙台ロービジョン勉強会のご案内 仙台ロービジョン勉強会は、視覚障害児・者の支援について さまざまなテーマについて学ぶ定例の勉強会です。 *テーマ:長年のロービジョン外来から見えてきたロービジョンケアとは *話題提供:陳 進志  あさひがおか眼科 院長/NPO法人 アイサポート仙台 副理事長 *日時:4月8日(水) 19:00〜20:30 *会場:EARTH(アース) BLUE(ブルー)仙台勾当台ビル 8階 第3会議室 *参加費:500円 *定員:会場30名、オンライン50名 *参加のお申し込み期限:4月2日(木) *お申し込み・お問い合わせ先  仙台市視覚障害者支援センター アイサポート仙台  担当:善積  電話 022-341-1728 FAX 022-341-1729   メール letter@eyesupport-s.sakura.ne.jp ◎第16回 視覚障害者雇用・就労支援講座  「  合理的配慮を考える」のご案内 視覚障害者就労生涯学習支援センターでは、以下の通り 第16回 視覚障害者雇用・就労支援講座を開催します。 *テーマ:視覚障害者の働きやすい環境 合理的配慮を考える *開催日時:4月20日(月) 13:30-17:00 *会場:Zoomによる配信 *定員:100人(先着順) *参加費:無料 *申込締切:4月13日(月) *申込方法  以下の申し込みフォーム、または、必要事項をメールにてお送りください。  ※下記URLが長いため、途中で改行しています。 https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=AQ53BIKENUmsgYKRpw 88GTsdCjIxZmZLkj_zoeO2DAlUNkxVMVk0SEY1ODVQOFdIMTE5NFpWVjQxTy4u&route= shorturl *メール送り先:workstudy@festa.ocn.ne.jp ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://workstudy.sakura.ne.jp/course16.html ★このコーナーは読者のみなさんからの投稿を中心に作っていきたいと  考えていますので、サポートや団体運営で疑問を感じていること、また  技術的な質問や「自分のところはこうしている」というようなご意見など  何でも構いませんので、メルマガ末尾に記載のアドレスまでお気軽に  お寄せください。 ───────────────────────────────── [6] SPANからのご案内 SPANが開催する講座などのご案内やご寄付のお願いです。 多くの方に私たちの活動を知っていただければ幸いです。 *講座の開催 SPANでは以下のような講座を開催しています。  ・ 個人対象講座   マンツーマンで学んでいただく講座で、内容や日程はご相談の上   決めていきます。初歩から職業スキル向上まで多様なニーズに   対応できます。  ・ グループ講座   グループ(2〜4名)で同じ内容を学んでいただく講座で、内容や日程は   ご相談の上決めていきます。受講料は個人対象講座より割安です。  ・ 遠隔講座   ネット通話アプリZoomなどを利用して行う講座で、   教室に来なくても学べます。   内容や日程はご相談の上決めていきます。  ・ 在職者訓練   東京都内に在勤、または在住の就労中の視覚障害者を対象とした   職業訓練で費用負担はありません。   現在、令和8年度上期の募集を行っています。  ・ジョブコーチ支援   訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援です。視覚障害者が   勤務する職場環境の整備や職業スキルの向上を図ります。   詳しくは、東京障害者職業センター、またはSPANに  お問い合わせください。  東京障害者職業センター   https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/tokyo/  ・ 就労支援をお考えの企業・団体の方  SPANでは、企業や行政機関、学校、団体などで就労する視覚障害者の方、 また、ともに働く同僚のみなさんを対象とした就労支援を行っています。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/lesson/jobsupport.html 上記の各講座や訓練、支援は常にお申し込みを受け付けています。  ・ ワンポイント講座   ワンポイント講座は、テーマを絞って2〜4時間で学ぶ講座です。   実施方法は、原則としてZoomによるオンラインです。   内容や日程はその都度Webサイトでお知らせします。   → 現在、募集している講座はありません。  ・ サポーター養成講座   これまで「インストラクター養成講座」として開催してきましたが、   今後は「サポーター養成講座」という名称で開催します。   現在、講座開催に向けての準備をしています。募集を開始したら改めて   ご案内します。 *資格取得コース  視覚障害者が受験できる資格試験受験のための対策講座を行います。  現在、以下の資格取得コースの募集を行っています。  ・ 日商PC検定2級データ活用  2026年7月期  ・ 日商PC検定3級文書作成  2026年4月期  ・ 日商PC検定3級データ活用  2026年4月期 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/certification/ *ご寄付のお願い SPANは外部からの補助を受けずに自主運営している団体です。そのため、 みなさんからのご寄付が、活動を続けるために不可欠なものとなっています。 現在、公的な就労支援が受けられない方に対して10時間の無償での PCサポートを実施するためのご寄付の募集を行っています。 どうぞみなさんのお力でSPANを支えていただければうれしいです。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/support/ ───────────────────────────────── [7] 編集後記 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今月号では、拡大と音声の併用やキーボード設定など、日々のサポート現場で 「あるある」と感じる話題が多かったのではないでしょうか。 ちょっとした工夫が、利用者の方の「できた」につながる瞬間は、 私たちにとっても大きな励みになります。 春は新しい環境が始まる季節です。 サポートを受ける方も、提供する私たちも、無理なく一歩ずつ 進んでいけますように。 来月も、みなさまの活動に寄り添える情報をお届けしていきます。  今回の「視覚障害者PCサポート」、いかがでしたか? みなさんと情報を共有することで一人でも多くの視覚障害者がパソコンの 楽しさと有用さを知り、サポートの輪が広がればと願っています。 次号は4月24日配信の予定です。 ───────────────────────────────── ▼メールマガジンのバックナンバーはこちら https://span.jp/useful/magazine/index.html ▼配信停止や配信先の変更、また、ご意見や感想はこちらまでお願いします。 office@span.jp ★なお、迷惑メール対策の一環として、「@」を全角で表示しています。  メールアドレスとしてお使いになるときは、半角に訂正してくださるよう  お願いいたします。   編集・発行:NPO法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク           SPAN(スパン)メールマガジン編集部     発行責任者:富岡 宜喜 https://span.jp ★本メルマガの内容を許可なく複写、転送、改変することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━