━━━━━━━━<< 視覚障害者PCサポート >>━━━━━━━━   〜 一人でも多くの視覚障害者にPCやICTの恵みを伝えるために 〜           2026年6月号 No.236                       2026年6月26日発行 このメールマガジンは、視覚障害者へのパソコンサポートをする方々の スキルアップと情報交換、また相互の連携を図るためのものです。 どうかみなさんの日々の活動に役立てていただければ幸いです。 無償での遠隔PCサポート実施のためのご寄付のお願い 目標額:30万円 → 寄付額:248,000円(6月22日現在) 全国には公的な就労支援が受けられない求職中・在職中の視覚障害者が 多くいます。 SPANでは、そうした方を対象に無償での遠隔PCサポートを実施します。 そして、サポート実施のためのご寄付の募集を行います。 ぜひ、みなさんのご協力をお願いします。 詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/support/FreeRemoteSupport2026.html ===== も く じ ===================== [1] 教えて!サポートの知恵袋 ● ベーシックコース  今さら聞けないExcel使い方あれこれ(38)   入力規則(1)   自動で日本語入力を「オン」にする ● プロフェッショナルコース  メモ帳 進化が続く [2] サポートお役立ちサイト  国税の通知に感激   点字や音声での広報誌の実践 [3] ここが知りたい!団体運営のヒント  NPOの補助金・助成金・給付金【2026年最新】のご紹介 [4] ソフトウェア・ハードウェア情報  7つの機能を搭載した多機能時計、「ポケットボイスマルチクロック」 [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など  第301回 仙台ロービジョン勉強会のご案内 ほか [6] SPANからのご案内 [7] 編集後記 ================================= [1] 教えて!サポートの知恵袋 −−−−−−−−−−−−−−−− ● ベーシックコース  サポートの基本やスクリーンリーダーなどの基礎知識がテーマです。 ◎今さら聞けないExcel使い方あれこれ(38)  入力規則(1)  自動で日本語入力を「オン」にする 例えば、A列に「氏名」、B列に「フリガナ」、C列に「性別」が 入力されている名簿があった場合、A列の「氏名」のセルに移動したら自動的に 日本語入力が「オン」になれば入力が楽にできると思います。 この設定は「入力規則」の機能を使えば可能です。 手順は以下の通りです。 1.A列で氏名を入力するセルに移動します。 2.[Alt]キーを押してリボンに移動します。 3.[→]キーを押して[データ]タブに移動します。 4.[↓]キーを1回押してから[Tab]キーを押して[データの入力規則]に  移動して[Enter]キーを押します。ダイアログボックスが開きます。 5.[ 設定]タブが選択されているので、[Ctrl]キー+[Tab]キーを押して  [日本語入力]タブに切り替えます。 6.[Tab]キーを押して[日本語入力]に移動します。 7.[↓]キーを押して[オン]に移動します。 8.[Tab]キーを押して[OK]ボタンに移動して[Enter]キーを押します。  指定したセルに移動すると自動的に日本語入力が「オン」になります。 もちろん、指定したセルから離れると、日本語入力は「オフ」に戻ります。 日本語入力のオン/オフの操作は案外面倒に感じることがあります。 ですから、これは、名簿だけでなく、さまざまな場面で活用できると思います。 ───────────────────────────────── ● プロフェッショナルコース  PCの設定やサポートのスキルアップ、またトラブル対応などが テーマです。 ◎メモ帳 進化が続く https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/06_memo/memo_img.pdf 1.はじめに 最新のメモ帳は、11.2604.5.0 です。 書式が使用できるようになっています。 初期のメモ帳は拡張子がtxtで書式はありません。 書式付きの場合、マークダウン形式となり、拡張子はmdになります。 保存する場合、「マークダウンファイルとして保存する」 「テキストファイルとして」のボタンを選ぶ必要があります。 図1 保存時のメッセージボックス https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/06_memo/image2.png 2.書式 図2 [Alt]キーを押した様子 https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/06_memo/image3.png 文字の大きさ [Alt]キー,[H]キー 箇条書きと番号付きリスト [Alt]キー,[L]キー 太字 [Ctrl]キー+[B]キー 斜体 [Ctrl]キー+[I]キー 取り消し線 [Ctrl]キー+[Shift]キー+[X]キー リンク [Ctrl]キー+[K]キー 表の作成 [Alt]キー,[T]キー 書式のクリア [Ctrl]キー+[Space]キー です。 さらに、手書きツールは 文章の要約などAI機能のリストは、 [Alt]キー,[R]キー で開くことができます。 図3 [Alt]キー,[R]キーで手書きツールのプルダウンメニューを開いた様子 https://smuramura.web.fc2.com/SPAN/2026/06_memo/image4.png [Alt]キー,[P]キーでは 最新情報の説明が開きます。 [Alt]キー,[S]キーでは設定が開きます。 このように図が不要なら、簡単なワープロとして使用できるレベルに なっています。                         文責 村山 慎二郎 ───────────────────────────────── [2] サポートお役立ちサイト −−−−−−−−−−−−−−−−−  見て役立つお勧めサイトをご紹介。 ◎国税の通知に感激  点字や音声での広報誌の実践 先日、全盲の同僚が、税務署から納付すべき税金の額について、 「点字でのお知らせがあった」と喜びの声をあげました。 もちろん、封筒にも点字での発送者名の点字があります。 そこで、国税庁のHPを見てみました。 点字や、音声、見やすい墨字版の税金の解説書も作られています。 点字広報誌「私たちの税金」は所得税を中心とした税に関する身近な情報を 掲載しています。 墨字本 及び 音声データも作成しています。 素晴らしいと思いました。ぜひ他の省庁でもまねてほしいです。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://www.nta.go.jp/publication/tenji/index.htm ───────────────────────────────── [3] ここが知りたい!団体運営のヒント −−−−−−−−−−−−  課題はありませんか?資金、活動場所や教材、そして会の活性化。 ◎NPOの補助金・助成金・給付金【2026年最新】のご紹介 株式会社MYUUUが運営する補助金エージェントのご紹介です。 ここでは、NPOが利用できる補助金・助成金・給付金について、目的別、 対象者別、業種別などで検索することができます。 NPOにとって資金問題は大きな課題です。 そうした課題解決の参考資料の一つとして活用していただければと思います。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://hojokin-agent.jp/audience/npo ───────────────────────────────── [4] ソフトウェア・ハードウェア情報 −−−−−−−−−−−−−  チェックしておきたい最新のソフト、ハード。 ◎7つの機能を搭載した多機能時計、「ポケットボイスマルチクロック」 今回は、4月15日に株式会社インテックから発売された、 7つの機能を搭載した持ち運べる多機能クロック 「GRUS(グルス)ポケットボイスマルチクロック GRS010-JE」を ご紹介します。 本製品は、時計・タイマー・アラーム・音声メモ録音・歩数計・照度計・ 防犯ブザーの7機能を1台に搭載したポータブルタイプの音声クロックです。 音声で情報を確認でき、ボタン部分はすべて異なる形状のため、 触覚でも識別しやすい設計です。 音声読み上げ機能に加え、盲ろう者にも配慮した振動方式(DB方式)で 情報を伝える盲ろうモードを搭載。時刻、アラーム、歩数、照度の情報を バイブレーションで確認することが可能です。 日本語・英語の音声ガイドの切り替え、音量は大・中・小・オフの4種類から 選択が可能。また、ボリュームボタンを3秒長押しするとサイレントモードに 切り替わります。サイレントモードは耳元で聞こえる程度の囁き音量のため、 周囲にも配慮できます。 設定した間隔で時刻を自動で知らせるオートアナウンス機能、 毎正時を知らせる時報機能、繰り返し設定可能なリピートタイマーを 搭載しています。 録音は1件あたり3分まで、最大6件登録できます。 最大件数を超えて録音した場合は、古いデータから順に自動的に 削除されます。 100dBの大音量で警告を発するセキュリティブザー機能を搭載。 白黒反転のディスプレイ表示により、ロービジョンのかたにも 見やすくなっています。 IP64準拠により「水没」には対応していませんが、砂埃や日常的な雨しぶきに 対して高い耐久性があります。バッテリーはUSB Type-Cで繰り返し充電可能。 充電が切れた場合でも補助電池(リチウムコイン電池を内蔵)が設定内容を 保持するため安心です。 GRUS(グルス)公式サイトから音声マニュアルを聞くことができます。 ■仕様 サイズと重量:縦55mm×横83mm×厚み24mm、90g クロック精度:月差±30秒 付属品:取扱説明書、クイックガイド、ラバージャケット、リセット用ピン ●価格:13,200円(税込)、日常生活用具給付等事業制度候補品 保証:1年 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://grus.tokyo/product/detail.php?pid=27 ───────────────────────────────── [5] ひろば 読者のページや各団体の情報など −−−−−−−−−  みんなで作ろう!サポートの輪 ◎第301回 仙台ロービジョン勉強会のご案内 仙台ロービジョン勉強会は、視覚障害児・者の支援について さまざまなテーマについて学ぶ定例の勉強会です。 *テーマ:みんなで考える「初回面談」のあり方  〜それぞれの現場、それぞれの視点〜 *話題提供   千田 裕子 認定NPO法人ビートスイッチ 計画相談支援事業所   ラ・ビジョン 相談支援専門員  渡邊 純代 福島県障がい者総合福祉センター 歩行訓練士  西山 貴大 NPO法人アイサポート仙台 歩行訓練士・視能訓練士 *日時:7月8日(水) 19:00〜20:30 *会場:EARTH BLUE(アースブルー)仙台勾当台ビル 8階 第3会議室 *参加費:500円 *定員:会場30名 オンライン50名 *参加のお申し込み方法:7月2日(木)までに電話、またはメールで  お申し込みください。 *お申し込み・お問い合わせ先  仙台市視覚障害者支援センター アイサポート仙台  電話 022-341-1728  メール:letter@eyesupport-s.sakura.ne.jp ◎令和8年度視覚障害・就労支援者講習会(東京開催)のご案内 社会福祉法人 日本視覚障害者職能開発センターでは、特定技能指導員講習 令和8年度視覚障害・就労支援者講習会を開催します。 講習会は3回開催され、このうち、第1回(東京開催)のご案内です。 *開催日:7月16日(木)〜7月17日(金) *開催方法:日本視覚障害者職能開発センターでの対面とオンライン *募集人数:各回 来場参加(10名程度)、オンライン参加(100名程度) *参加費:無料 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://www.jvdcb.jp/seminar/supporter/supporter_seminar2026/basic/ ◎3つのワンポイント講座のご案内 SPANでは以下の通り、3つのワンポイント講座を開催します。 ●遠隔ワンポイント講座「PC-TalkerでGoogleドキュメントを使う」 *日時:7月4日(土) 13:00〜16:00 *実施方法:Zoomによるオンライン、当日参加できない方はアーカイブ視聴 *使用スクリーンリーダー:PC-Talker Neo *募集定員:当日参加:4名 アーカイブ視聴:制限なし *受講料:6,600円(受講前にお振込でお支払いください。) ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/activity/#future20260704 ●遠隔ワンポイント講座「ここまでできる!ナレーターでのExcel操作」 *日時:7月25日(土) 13:00〜16:00 *実施方法:Zoomによるオンライン、当日参加できない方はアーカイブ視聴 *使用スクリーンリーダー:ナレーター *募集定員:当日参加:4名 アーカイブ視聴:制限なし *受講料:6,600円(受講前にお振込でお支払いください。) ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/activity/#future20260725 ●遠隔ワンポイント講座「ここまでできる!ナレーターでのWord操作」 *日時:8月8日(土) 13:00〜16:00 *実施方法:Zoomによるオンライン、当日参加できない方はアーカイブ視聴 *使用スクリーンリーダー:ナレーター *募集定員:当日参加:4名 アーカイブ視聴:制限なし *受講料:6,600円(受講前にお振込でお支払いください。) ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/activity/#future20260808 ★このコーナーは読者のみなさんからの投稿を中心に作っていきたいと  考えていますので、サポートや団体運営で疑問を感じていること、また  技術的な質問や「自分のところはこうしている」というようなご意見など  何でも構いませんので、メルマガ末尾に記載のアドレスまでお気軽に  お寄せください。 ───────────────────────────────── [6] SPANからのご案内 SPANが開催する講座などのご案内やご寄付のお願いです。 多くの方に私たちの活動を知っていただければ幸いです。 *講座の開催 SPANでは以下のような講座を開催しています。  ・ 個人対象講座   マンツーマンで学んでいただく講座で、内容や日程はご相談の上   決めていきます。初歩から職業スキル向上まで多様なニーズに   対応できます。  ・ グループ講座   グループ(2〜4名)で同じ内容を学んでいただく講座で、内容や日程は   ご相談の上決めていきます。受講料は個人対象講座より割安です。  ・ 遠隔講座   ネット通話アプリZoomなどを利用して行う講座で、   教室に来なくても学べます。   内容や日程はご相談の上決めていきます。  ・ 在職者訓練   東京都内に在勤、または在住の就労中の視覚障害者を対象とした   職業訓練で費用負担はありません。   現在、令和8年度下期の募集に向けての準備をしています。  ・ジョブコーチ支援   訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援です。視覚障害者が   勤務する職場環境の整備や職業スキルの向上を図ります。   詳しくは、東京障害者職業センター、またはSPANに  お問い合わせください。  東京障害者職業センター   https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/tokyo/  ・ 就労支援をお考えの企業・団体の方  SPANでは、企業や行政機関、学校、団体などで就労する視覚障害者の方、 また、ともに働く同僚のみなさんを対象とした就労支援を行っています。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/lesson/jobsupport.html 上記の各講座や訓練、支援は常にお申し込みを受け付けています。  ・ ワンポイント講座   ワンポイント講座は、テーマを絞って2〜4時間で学ぶ講座です。   実施方法は、原則としてZoomによるオンラインです。   内容や日程はその都度Webサイトでお知らせします。   → 現在、以下の3つの講座の募集を行っています。  7月4日、7月25日、8月8日  ・ サポーター養成講座   これまで「インストラクター養成講座」として開催してきましたが、   今後は「サポーター養成講座」という名称で開催します。   現在、講座開催に向けての準備をしています。募集を開始したら改めて   ご案内します。 *資格取得コース  視覚障害者が受験できる資格試験受験のための対策講座を行います。  現在、以下の資格取得コースの募集を行っています。  ・ 日商PC検定2級データ活用  2026年7月期  ・ 日商PC検定3級文書作成  2026年7月期  ・ 日商PC検定3級データ活用  2026年7月期 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/certification/ *ご寄付のお願い SPANは外部からの補助を受けずに自主運営している団体です。そのため、 みなさんからのご寄付が、活動を続けるために不可欠なものとなっています。 現在、公的な就労支援が受けられない方に対して10時間の無償での PCサポートを実施するためのご寄付の募集を行っています。 どうぞみなさんのお力でSPANを支えていただければうれしいです。 ▼詳しくは下記をご覧ください。 https://span.jp/support/FreeRemoteSupport2026.html ───────────────────────────────── [7] 編集後記 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今月号はいかがでしたでしょうか。 Excelのちょっとした設定や、メモ帳の新機能、そして 多機能クロックの紹介など、日々のサポートにすぐ活かせる話題が 多かったのではないかと思います。 また、国税庁の点字・音声広報のように、「伝える工夫」が社会の中で 確実に広がっていることを知ると、支援に携わる私たちにとっても 大きな励みになりますね。 来月も、みなさんの活動を後押しできる情報をお届けします。  今回の「視覚障害者PCサポート」、いかがでしたか? みなさんと情報を共有することで一人でも多くの視覚障害者がパソコンの 楽しさと有用さを知り、サポートの輪が広がればと願っています。 次号は7月24日配信の予定です。 ───────────────────────────────── ▼メールマガジンのバックナンバーはこちら https://span.jp/useful/magazine/index.html ▼配信停止や配信先の変更、また、ご意見や感想はこちらまでお願いします。 office@span.jp ★尚、迷惑メール対策の一環として、「@」を全角で表示しています。  メールアドレスとしてお使いになるときは、半角に訂正してくださるよう  お願い致します。   編集・発行:NPO法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク           SPAN(スパン)メールマガジン編集部     発行責任者:富岡 宜喜 https://span.jp ★本メルマガの内容を許可なく複写、転送、改変することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━