Excel 2010 セルの移動

  1. 隣接したセルへの移動
  2. 離れたセルへの移動
  3. 指定したセルへの移動
  4. 表の四隅への移動
  5. 画面スクロール

セルの移動には様々な操作方法があります。以下、順に記します。

サンプルデータcell-select_es.xlsx「セルの移動(演習)」を開きます。

隣接したセルへの移動

【ワンポイント】 Tab キーを利用してセルを移動した場合、例えば、セルB5からH5まで移動し、その後Enter キーを押すと、最初にTab キーを押し始めたセルB5の下のセルB6に移動します。

この操作は、行ごとにデータを入力する際に便利です。

シート「セルの移動」を選択します。

ここでは、セルB6に「ボールペン」と入力します。

【ワンポイント】 PC-Talkerでは、F9 キーを押すことで現在のアクティブセルを読み上げます。

Focus Talkでは、Ctrl + Alt + U キーでセル番地のみを読み上げる設定にした上で、Ctrl + Shift + K キーで現在のアクティブセルを読み上げます。


方向 キーなどでセルを上下、左右に移動させた場合、まれにシート上で目的のセル番地を見失ってしまうことがあります。

その場合は、以下のように操作します。

【ワンポイント1】 シート内で迷った場合、セルA1に移動するほかに、Home キーを押すことで、現在いる行のA列に移動できます。

【ワンポイント2】 なお、Enter キーを用いたアクティブセルの移動の方向は設定によって変更できます。

以下に操作手順を記します。

Enter キー詳細設定

離れたセルへの移動

続いてシート「セルの移動」の中の「売上表」を利用します。

ここでは、表の中の、データが入っている上下左右の終端セルを選択する方法を説明します。

【ワンポイント1】 Ctrl + End キーの操作は、シートにおいて、データが入っている、あるいは書式が設定されている列と行の終端セルに選択が移動します。

【ワンポイント2】 Ctrl + Home キーの操作は、シートの一番左上、つまりセルA1に移動します。この操作では、シート内のどこにいてもセルA1に移動します。


指定したセルへの移動

セル番地を指定して、特定のセルに移動するには、上下左右方向 キーでセル番地をひとつひとつ移動する方法もありますが、ジャンプ機能を利用すると効率よく移動できます。

シート「指定したセルへの移動」を選択します。

ここでは、セルF4に移動します。

* アクセスキー: Alt H FD G

【ワンポイント】 「ジャンプ」のダイアログ ボックスは、リボンから操作する以外にもF5 キー、Ctrl + G キーを押しても表示できます。いずれの操作でも同じ「ジャンプ」のダイアログ ボックスが表示されます。

ジャンプのダイアログ ボックス

表の四隅への移動

シート「表の4隅への移動」を選択します。

ここでは、セルA3からC9までの表の4隅に移動します。

【ワンポイント1】 上記の表全体を選択する操作はいずれもExcel自体のキー操作なので、どのスクリーンリーダーを利用していても行えます。

【ワンポイント2】 表を選択する方法は、上記の操作以外にも以下の操作でも行えます。


画面スクロール

Excelでデータ件数の多いリストを扱う場合、画面スクロール機能を利用すると便利です。

シート「画面スクロール」を選択します。

以下に、1画面分スクロールする操作を説明します。

(注) ズーム機能を利用して画面に表示される行数を変更すると、スクロールする行数も変化します。

操作の結果はサンプルデータcell-select_kk.xlsx「セルの移動(結果).xlsx」をご覧ください。