Excel 2010 2次元集計やデータ分析を行うピボットテーブル

  1. ピボットテーブルの作成
  2. ピボットテーブルの変更
  3. ピボットテーブルの値の利用

ピボットテーブル(Pivot Table)は、Excelが持つクロス集計機能で、リストのデータを2次元で集計したり、データをさまざまな形で分析できます。また、集計・分析したデータを元にピボットグラフを作成することもできます。

サンプルデータpivottable_es.xlsx「2次元集計やデータ分析を行うピボットテーブル(演習)」を開きます。

ピボットテーブルの作成

シート「ピボットテーブルの作成」を選択します。

ここでは、月別、商品名別、部門名別の売上金額の合計を求めます。

【ワンポイント】 選択するセルはリスト範囲、A3からJ150のどこでも構いません。

ピボットテーブルの元となるリスト

次に、集計するフィールド名の選択を行います。

ここでは、行ラベルに商品名、列ラベルに売上日、レポート フィルターに部門名を指定し、売上金額を合計します。

商品名と売上日で集計されたリスト

さらに、売上日ごとの集計を月ごとにグループ化します。

【ワンポイント】 上記の操作はアプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを表示させても行えます。

売上日が月ごとにグループ化された集計結果

【重要】 ピボットテーブルで作成したデータはそのままでは編集や加工などができません。その場合は、集計されたリストをコピーし、別の場所に「値の貼り付け」で貼り付けてください。


ピボットテーブルの変更

ピボットテーブルで作成されたリストは以下の手順で変更します。

ここでは、集計する対象を「売上金額」から「販売台数」に変更します。

シート「Sheet1」(ピボットテーブルにより新規に作成されたワークシート)を選択します。

(注) すべてのフィールドを削除すると、ピボットテーブルで作成された集計表は消去され、空のワークシートになります。

集計対象を売上金額から販売台数に変更した結果

ピボットテーブルの値の利用

ピボットテーブルで作成した値はさまざまな形で利用できます。ここでは、レポート フィルターを利用した2つの方法を説明します。

(1) 部門ごとの売上金額の表示

レポート フィルターの部門名を選択することで、部門ごとの売上金額を表示できます。ここでは「営業2課」の値を表示させます。

シート「Sheet1」(ピボットテーブルにより新規に作成されたワークシート)を選択します。

営業2課の値が表示された結果

【ワンポイント】 「(すべて)」を選択すると全体の値を表示できます。

(2) 部門別の新規ワークシートを作成する

レポート フィルターを利用して新規にワークシートを作成することができます。ここでは部門別のワークシートを作成します。

シート「Sheet1」(ピボットテーブルにより新規に作成されたワークシート)を選択します。

(注) 作成されたシートの名前はそれぞれの部門名になります。

新規に作成された営業1課のワークシート

操作の結果はサンプルデータpivottable_kk.xlsx「2次元集計やデータ分析を行うピボットテーブル(結果)」をご覧ください。