Excel 2010 表示形式の選択

  1. 「セルの書式設定」ダイアログ ボックスの表示
  2. 標準
  3. 数値
  4. 通貨・会計
  5. パーセンテージ
  6. 文字列
  7. その他

セルに入力されたデータをどのような形式で表示させるかを選択するには「ホーム」タブの「セルの書式設定」のボタンを使用します。数値や日付、文字列などから表示形式を選ぶことができます。

表示形式の選択は「ホーム」タブの「表示形式」のリッチエディット ボックスでも行えますが、ショートカットキーが使えることや、フォントや罫線など、ほかの設定項目との関連を考えると「セルの書式設定」のダイアログ ボックスを利用したほうがよいでしょう。

サンプルデータdisplay-form_es.xlsx「表示形式の選択(演習)」を開きます。

「セルの書式設定」ダイアログ ボックスの表示

「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを表示させるには以下の操作を行います。

シート「表示形式の選択」を選択します。

【便利なショートカットキー】

【ワンポイント】 初期状態では「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開くと「表示形式」タブが選択されています。

(注) 「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた直後では、まだ各タブのダイアログ ボックスは表示されていません。ダイアログ ボックスを表示させるには、各タブでTab キーを押す必要があります


標準

Excelの初期状態では、表示形式は「標準」になっています。「標準」は、入力した値をそのまま表示します。

また、「日付」などほかの形式になっているものを元に戻す際にも使用します。

ここでは、セルA5に入力された日付の表示形式を「標準」にします。

シート「表示形式の選択」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

(注) 「シリアル値」とは、Excelが日付や時刻を表すために持っている数値で、1900年1月1日を「1」として、1日ごとに「1」が加算されます。つまり、2010年12月31日は、1900年1月1日から40543日目ということになります。また、日付は整数を表すほか、小数点以下は時刻を表します。

【便利なショートカットキー】 FocusTalkでは、以下のショートカットキーで表示形式を確認できます。


数値

セルに数値を入力すると、初期状態では表示形式は「標準」になります。これでも計算はできますが「数値」にすることで、桁区切りを入れたり、小数点以下の表示桁数や負の数の表示形式などが設定できます。

ここでは、セルD7からB12までの「販売数量」の表示形式を「数値」にします。また、小数点以下の桁数は「0」、桁区切りを使用し、負の数の表示形式は、先頭に「-」(マイナス)を付けるよう設定します。

シート「表示形式の選択」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

【ワンポイント】 FocusTalkでは、データが入力されたセルを読み上げた後、以下のショートカットキーで、直前に読み上げた内容を1文字ずつ確認することができます。これにより、桁区切りや負の記号の設定も確認できます。

Ctrl + Shift + Alt + 左右方向 キー

【便利なショートカットキー】 FocusTalkでは、以下のショートカットキーで表示形式を確認できます。


通貨・会計

金額を表すために数値に通貨記号を付記して表示する方法には「通貨」と「会計」があります。「通貨」は数値の前に通貨記号が付記され「会計」はセルの左端に通貨記号が付記されます。

ここでは、セルE7からE12までの「単価」を「通貨」に、セルF7からF12までの「売上額」を「会計」にします。また、小数点以下の桁数は「0」、記号は「\」(円マーク)、負の数の表示形式は、先頭に「-」(マイナス)を付けるよう設定します。

シート「表示形式の選択」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

続いて「会計」の設定を行います。

【ワンポイント】 FocusTalkでは、データが入力されたセルを読み上げた後、以下のショートカットキーで、直前に読み上げた内容を1文字ずつ確認することができます。これにより、桁区切りや負の記号、また通貨記号の設定も確認できます。

Ctrl + Shift + Alt + 左右方向 キー

【便利なショートカットキー】 FocusTalkでは、以下のショートカットキーで表示形式を確認できます。


パーセンテージ

達成率や百分率などを表示する際には「表示形式」をパーセンテージ」にすることで、数値の末尾に「%」を付記します。また、小数点以下の表示桁数も指定できます。

ここでは、セルG7からG12までの「達成率」の表示形式を「パーセンテージ」にします。また、小数点以下の桁数は「1」にします。

シート「表示形式の選択」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

【便利なショートカットキー】 FocusTalkでは、以下のショートカットキーで表示形式を確認できます。


文字列

商品コードや口座番号などで、先頭に「0」を含んだ数字を入力したとき、「標準」の表示形式だと「数値」として扱われるので、先頭の「0」が消えてしまいます。こうした場合には、表示形式を「文字列」とすることで「0」を表示させることができます。

ここでは、セルA7からA12までの「商品コード」の表示形式を「文字列」にします。また、小数点以下の桁数は「1」にします。

シート「表示形式の選択」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

設定変更前 設定変更後

その他

郵便番号や市外局番が2ケタの電話番号、また漢数字や全角の数字などを表示させるには「その他」から選択します。

ここでは、下表で指定したセルの表示形式に変更します。

シート「その他」を選択します。

尚、手順は、セルを選択後「セルの書式設定」ダイアログ ボックスを開いた状態から説明します。

セル番地種類実際の表示
A3郵便番号108-0014
A5電話番号(東京)(03) 6435-1614
A7(+ = △ ; − = ▲)△ 12,345
A8(+ = △ ; − = ▲)△ 12,345
▲ 12,345
A10漢数字(十二万三千四百)十二万三千四百
A12大字壱拾弐萬参阡四百)壱拾弐萬参阡四百
A14全角(12345)12345
A16全角 桁区切り(12,345)12,345

【便利なショートカットキー】

表示形式の設定では、以下のショートカットキーが使用できます。

(注) F2 キーで編集状態にしても表示形式は確認できません。

【ワンポイント】 FocusTalkでは、データが入力されたセルを読み上げた後、以下のショートカットキーで、直前に読み上げた内容を1文字ずつ確認することができます。これにより、設定された表示形式になっているかが確認できます。

Ctrl + Shift + Alt + 左右方向 キー

【便利なショートカットキー】 FocusTalkでは、以下のショートカットキーで表示形式を確認できます。

操作の結果はサンプルデータdisplay-form_kk.xlsx「表示形式の選択(結果)」をご覧ください。