Excel 2010 グラフの加工・削除

  1. グラフの構成要素
  2. グラフを選択する
  3. グラフサイズの変更
  4. 軸ラベルの文字方向の変更
  5. グラフタイトルのフォントの変更
  6. グラフの削除

★ グラフに関しては、必要に応じてJAWSでの読み上げやショートカットキーを記載します。

Excelで作成したグラフはさまざまな方法で加工することができます。

また、グラフを削除することもできます。

加工する場合は、「デザイン」「レイアウト」および「書式」タブから対象となる要素を選択して設定内容を変更します。

特に、各要素の書式に関する加工では、「レイアウト」タブの「グラフの要素」のエディット ボックスから対象を選択してから、「選択対象の書式設定」のボタンや「ホーム」タブなどで設定を行います。

ここでは、書式に関する3つの加工とグラフの削除の手順を説明します。

サンプルデータprocess-delete-graph_es.xlsx「グラフの加工・削除(演習)」を開きます。

グラフの構成要素

グラフの加工をするためには、その構成要素について知っておくことが大切です。

以下に主な構成要素3つについて説明します。

  1. グラフエリア: グラフ全体の領域です。ここには、グラフ本体のほか、タイトルや凡例なども含まれます。
  2. グラフタイトル: グラフエリアの中のグラフのタイトルです。
  3. プロットエリア: グラフエリアの中のグラフ本体です。

グラフを選択する

グラフを加工するためにはグラフを選択する必要があります。

グラフは、作成直後では選択された状態になっていますが、ワークシートに戻ったり、ブックを再度開いた場合には、グラフは選択されていません。

その場合は以下の手順でグラフを選択しますが、JAWSとFocusTalk・PC-Talkerで手順が異なります。

(1) JAWSの場合

(注) グラフが選択されると、グラフタイトルが読み上げられます。

【ワンポイント】 JAWSの場合、Insert + Alt + C キーでアクティブなグラフを選択できます。

(2) FocusTalk・PC-Talkerの場合

(注) この方法が利用できるのは、シート内のオブジェクトがグラフ1つのみの場合です。ほかにオブジェクトがあったり、複数のグラフが存在する場合には正しく選択できないことがあります。


グラフサイズの変更

グラフのサイズは変更することができます。

ここでは、シート「グラフサイズの変更」のグラフの横幅を「15cm」とし、それに合わせて高さも変更します。

シート「グラフサイズの変更」を選択します。

(注) 「縦横比を固定する」にチェックがついているので、横幅に合わせて高さも変更されます。

【ワンポイント】 設定は、まず「縦横比を固定する」にチェックをつけます。幅を先に入力すると高さが幅に連動しませんので注意してください。


軸ラベルの文字方向の変更

項目軸のラベルの文字方向は変更することができます。

ここでは、シート「軸ラベルの文字方向の変更」の横軸のラベルの文字方向を「横書き」から「縦書き」に変更します。

シート「軸ラベルの文字方向の変更」を選択します。


グラフタイトルのフォントの変更

グラフタイトルのフォントは変更することができます。

ここでは、シート「グラフタイトルのフォントの変更」のグラフタイトルのフォントサイズを「16」にして下線をつけます。

シート「グラフタイトルのフォントの変更」を選択します。

【ワンポイント】 フォントの設定で「ホーム」タブを使用しないのは、フォントサイズなど一部がスクリーンリーダーの読み上げに対応していないためです。


グラフの削除

グラフを削除するには「書式」タブを使用します。

ここでは、シート「グラフの削除」の円グラフを削除します。

(注) FocusTalkはグラフ名、PC-Talkerはグラフ名とグラフタイトル、JAWSはグラフタイトルを読み上げます。

操作の結果はサンプルデータprocess-delete-graph_kk.xlsx「グラフの加工・削除(結果)」をご覧ください。