Excel 2010 マクロの記録・実行

  1. 「開発タブ」の表示
  2. マクロの記録
  3. リボンからのマクロ実行
  4. ショートカットキーによるマクロ実行
  5. マクロが含まれたブックの保存

繰り返し処理や手順が複雑な処理を行う場合、手作業では手間がかかるばかりでなくミスを起こす恐れもあります。

そんなとき、マクロを利用することで正確で効率的な作業を行うことができます。

マクロは操作手順をあらかじめ記録しておくもので、リストからの選択やショートカットキーにより記録した操作を自動的に実行させることができます。

サンプルデータmake-macro_es.xlsx「マクロの記録・実行(演習)」を開きます。

「開発タブ」の表示

操作手順を記録することを「マクロの記録」といいますが、この作業は「開発」タブから行います。

ただ「開発」タブは初期状態では表示されていませんので、これを以下の手順で表示させます。

(注) マクロの記録は「表示」タブからも行えますが「開発」タブのほうがさまざまな場面に対応できるので、こちらを利用したほうがよいでしょう。

「開発」タブが表示されている場合もありますので、まず確かめてみましょう。ない場合は以下の方法で表示します。


マクロの記録

マクロを実行するためには、まず処理手順をマクロに記録させます。

ここでは、シート「マクロの記録」の以下の手順を記録します。

(注) ここではまだ操作はせず、手順を読むだけにしてください。


マクロを記録する手順は以下の通りです。

尚、マクロ名は「データのコピー」、ショートカットキーは「l」(小文字のエル)とします。

シート「マクロの記録」を選択します。

(注1) ショートカットキーに小文字を指定した場合と大文字を指定した場合、マクロを実行する際のキー操作が異なります。

小文字の場合: Ctrl + 設定された英字

大文字の場合: Shift + Ctrl + 設定された英字

(注2) マクロの記録中は「マクロの記録」ボタンが「記録終了」ボタンに変わります。


リボンからのマクロ実行

マクロの実行方法には、リボンからとショートカットキーからの2つがあります。

ここではまずリボンからの実行方法を説明します。

シート「マクロの実行(リボン)」を選択します。


ショートカットキーによるマクロ実行

ショートカットキーによるマクロの実行は以下の手順で行います。

(注) ただし、ショートカットキーで実行するためには、マクロにショートカットキーを割り当てておく必要があります。

シート「マクロの実行(ショートカットキー)」を選択します。

【ワンポイント】 ショートカットキーに大文字のLを指定した場合は、Shift + Ctrl + L キーを押して実行します。


マクロが含まれたブックの保存

マクロが含まれたブックは通常の形式(.xlsx)などでは保存できません。

この場合は「マクロ有効ブック形式」(.xlsm)で保存します。

保存の手順は以下の通りです。

操作の結果はサンプルデータmake-macro_kk.xlsm「マクロの記録・実行(結果)」をご覧ください。

ただ、上記ファイるがダウンロードできない場合は、以下の圧縮ファイルをダウンロードしてから解凍してご利用ください。

サンプルデータmake-macro_kk.zip「マクロの記録・実行(結果)-圧縮ファイル」