図書検索ファイルのVBE画面の標準モジュールにプログラム(コード)を書いていきます。
メイン処理は、最初にスタートするSubプロシージャに書きます。
この中にファイルのオープン・クローズ文と検索結果をクリアする処理、検索処理を呼び出すルーチンを書きます。
では機能別にVBAコードを書いていきます。
(1) 図書ファイル(Book)を開閉する
ここでは図書ファイル(Book)の開閉を書きます。
図書検索システム作成(前半)ですでに学習したコードを参考に以下のように書きます。
実際に標準モジュールに書いて図書ファイルが開いて閉じるかを確認してください。
【参考コード】
- Dim Wb図書 As Workbook
- Sub 図書ファイルを開いて閉じる()
- Dim FileName As String
- FileName = ThisWorkbook.Path & "\図書.xls"
- Set Wb図書 = Workbooks.Open(FileName) '図書ファイルを開く
- MsgBox "図書ファイルが開いているか確認してください"
- Wb図書.Close True '図書ファイルを閉じる
- End Sub
【説明】
ここでのMsgBoxステートメントは、この行がないとファイル開閉が一瞬に起き、確認できないので記述しています。
なお、サンプルデータbooks-search.xlsm「図書検索.xlsm」の標準モジュール「T01図書ファイル開閉」に参考コードを掲載しておきます。
【音声での確認】
音声で「図書ファイルが開いているか確認してください。「OKボタン」とスクリーンリーダーが読み上げます。メッセージボックスが表示され、図書ファイルが開かれている状態です。Enter キーを押すとメッセージボックスが消えて、図書ファイルも閉じます。