セルのコピーはCopy メソッドを使います。Copy メソッドは、指定したセル範囲をクリップボードにコピーします。
その内容をコピー先のセルに貼り付けるにはPasteメソッドを使います。ただし、Copyメソッドでコピー先セルを指定した場合は、コピー&ペーストになります。
次の記述は罫線、書式と値などすべてをコピー&ペーストします。
【書式】 コピー元のセル範囲.Copy コピー先のセル番地
例
- Ws図書.Range("A" & 行 & ":L" & 行).Copy Ws検索結果.Range("A" & 結果行番号)
- 結果行番号=結果行番号+ 1 '結果行番号は検索データが入る行番号です。
【ワンポイント1】
エラーが出て、プログラムが強制終了したとき、エラー箇所を探してエラーをなおしただけではだめです。
今はエラーモードになっているため、プログラムを修正しただけでは実行できません。エラーモードを通常モードに変更しなくてはなりません。
その操作は、Alt → R → Rで、これでリセットされます。
ただし、文法上のエラー(スペルミス等)エラーの場合は、エラー箇所を修正して再実行します。
【ワンポイント2】
プログラムを作成または修正後、F5 キーで実行する場合は、必ず最初に実行しなければならないルーチン(処理)にカーソルがなければなりません。
【ワンポイント3】
連結演算子「&(アンパサンド)」は、文字列と文字列をつなげる役割があります。この演算子はいろいろな場面で活用できる大変便利なものです。
なお、サンプルデータbooks-search.xlsm「図書検索.xlsm」の標準モジュール「T04図書結果コピー」に参考コードを掲載しておきます。