PowerPointではスライドに組織図やベン図等の図表を簡単に挿入することができます。あらかじめ用意された図表をSmartArtと呼びます。
スライド5を例に説明します。
サンプルデータpresentation-sample1.pptx「第30期事業計画書.pptx」を開きます。
SmartArtの挿入
スライド5にSmartArtの「カード」を挿入します。手順は以下の通りです。
- 1. スライド5を選択します。
- 2. Tab キーを押して「オブジェクト」のプレース フォルダーに移動します。
- 3. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 4. 左右方向 キーを押して「挿入」タブに移動します。
- 5. Tab キーを押して「SmartArt」に移動してEnter キーを押します。
- 6. 「SmartArt グラフィックの選択」のダイアログ ボックスが開きます。上下方向 キーを押して「SmartArtのカテゴリー」に移動します。ここでは「リスト」に移動します。
- 7. Tab キーを押して「グラフィック」のレイアウト リストに移動します。
- 8. 上下左右方向 キーを押して「カード」型に移動します。
- 9. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。
- 10. 5つのカード形式のSmartArtが表示されています。例では3つしか使用しないのでDelete キーを2回押して、カードを3つにしておきます。
【ワンポイント】 カードの追加はアプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを開き、上下方向 キーを押して「図形の追加」に移動してEnter キーを押しても行うことができます。
SmartArtの移動
SmartArtはオブジェクトのプレース ホルダー内で移動させることができます。
オブジェクトのプレース ホルダー外に移動させようとすると、表示されなくなることがあるので注意してください。
移動はカード形式のSmartArtの場合、カード1枚単位で行われます。
- 1. スライド5を選択します。
- 2. Tab キーを押して「オブジェクト」のプレース ホルダーに移動します。
- 3. さらにTab キーを押すと、オブジェクトのプレース ホルダー内部に移動してカードの1枚目に移動します。
- 4. アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを開きます。
- 5. 上下方向 キーを押して「配置とサイズ」に移動してEnter キーを押します。
- 6. 「図形の書式設定」ダイアログ ボックスが開きます。リストボックス内の「サイズ」が選択されているので、下方向 キーを押して「位置」に移動します。
- 7. Tab キーを押して「横位置」のエディット ボックスに移動します。数値を入力することで位置を設定できます。
(注) 「横位置」はオブジェクトのプレース ホルダーの左上隅からの位置を示しています。例:0 - 8. Tab キーを押して「縦位置」のエディット ボックスに移動します。数値を入力することで位置を設定できます。
(注) 「縦位置」はオブジェクトのプレース ホルダーの左上隅からの位置を示しています。例:0 - 9. Tab キーを押して「閉じる」ボタンに移動してEnter キーを押します。移動が完了します。
SmartArtの書式設定
SmartArtの書式設定を変更することができます。
塗りつぶしの色を変更したり、影や反射、3D書式等各種設定があります。
ここでは影の変更をしてみましょう。
- 1. スライド5を選択します。
- 2. Tab キーを押して、3枚目のカード(影の変更をしたい図形)に移動します。
- 3. アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを開きます。
- 4. 上下方向キーを押して「図形の書式設定」に移動してEnter キーを押します。
- 5. 「図形の書式設定」ダイアログ ボックスが開きます。上下方向 キーを押して「影」に移動します。
- 6. Tab キーを押して「標準スタイル」のボタンに移動してEnter キーを押します。
- 7. 影が一覧表示されるので、下方向 キーを押して「外側」に移動してEnter キーを押します。
(注) JAWSでは「オフセット右斜め下」と読み上げることもあります。 - 8. Tab キーを押して「閉じる」ボタンに移動してEnter キーを押します。
SmartArtに文字を入力する
作成したSmartArtの中に文字を入力することができます。
スライド5を参考にしてください。
- 1. スライド5を選択します。
- 2. Tab キーを押して、文字を入力したい図形に移動します。ここでは、3枚目のカードに移動します。
- 3. Enter キーを押すと編集可能となるので、文字を入力します。例:ネット販売事業部
- 4. Esc キーを押して編集を終了します。