文字の周囲の装飾
Wordでは、文字自体のほか、文字の周囲にさまざまな装飾を施すことができます。
サンプルデータarounddecoration_es.docx「文字の周囲の装飾(演習)」を開きます。
ルビ
漢字にふりがな(ルビ)をつけるには以下の操作を行います。
ここでは以下の文字列にルビをつけます。
- 1. サンプルデータの「ルビ」と書かれている下の「森羅万象」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「ルビ」のボタンを選択してEnter キーを押します。「ルビ」設定のウィンドウが開きます。
* アクセスキー: Alt H F R
- 5. Tab キーを押して「対象文字列」の内容が「森羅万象」になっていることを確認します。左右方向 キーを押すと1文字ずつ確認できます。
- 6. Tab キーを押して「ルビ」の内容が「しんらばんしょう」になっていることを確認します。もし違っている場合は、左右方向 キーを押して1文字ずつ選択しながら修正します。
- 7. Tab キーを押して「配置」のコンボ ボックスに移動します。ここにはすでに「均等割り付け 2」が選択されているので、修正する場合は、Alt + 下方向 キーを押して「配置」のコンボ ボックスを開き、上下方向 キーを押して選択します。
- 8. Tab キーを押して「フォント」のコンボ ボックスに移動します。ここにはすでに「MS 明朝」が選択されているので、修正する場合は、下方向 キーを押して「フォント」のコンボ ボックスを開き、上下方向 キーを押して選択します。
- 9. Tab キーを押して「オフセット」のスピン ボタンに移動します。ここにはすでに「0」が選択されているので、修正する場合は、上下方向 キーを押して選択します。
(注) 「オフセット」とは、ルビをつける文字列からの配置(間隔)です。
- 10. Tab キーを押して「サイズ」のエディット ボックスに移動します。ここにはすでに「5」が選択されているので、修正する場合は、上下方向 キーを押して選択します。
- 11. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。指定した文字列にルビがつきます。
【ワンポイント1】 「ルビ」設定のウィンドウを開いた直後では「ルビ」が選択されています。
【ワンポイント2】 ルビを解除するには「ルビ」設定のウィンドウで「ルビの解除」のボタンでEnter キーを押します。
【ワンポイント3】 ルビを設定した文字列はスクリーンリーダーでは読み上げなくなります。その代わり、FocusTalkでは「コントロールS」、PC-Talkerでは「組み文字」と読み上げます。
文字列の周囲を四角形で囲む囲み線
文字列を強調表示させるために周囲に四角形をつける「囲み線」の設定は次の手順で行います。
ここでは以下の文字列に囲み線をつけます。
- 1. サンプルデータの「囲み線」と書かれている下の「囲み線をつける文字列」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「囲み線」のボタンを選択してEnter キーを押します。選択した文字列の周囲に囲み線が引かれます。
* アクセスキー: Alt H F B
(注) 囲み線はスクリーンリーダーの音声での確認はできません。
【ワンポイント】 囲み線を消去するには「ホーム」タブの「書式のクリア」ボタンでEnter キーを押します。
文字に印をつける蛍光ペン
強調したい箇所にマーカーで印をつけるように、文字列の周囲に色をつけることができます。
ここでは以下の文字列に蛍光ペン「ピンク RGB(255、0、255)」をつけます。
- 1. サンプルデータの「蛍光ペン」と書かれている下の「蛍光ペンをつける文字列」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「蛍光ペンの色」を選択してEnter キーを押します。「蛍光ペンの色」を選択するウィンドウが開きます。
- 5. 左右方向 キーを押して「ピンク RGB(255、0、255)」を選択してEnter キーを押します。選択した文字列の周囲にピンクの蛍光ペンがつきます。
(注) 蛍光ペンはスクリーンリーダーの音声での確認はできません。
【ワンポイント1】 「蛍光ペンの色」のリストは2次元の一覧になっていて、列方向は左右方向 キー、行方向は上下方向 キーを押して移動します。
【ワンポイント2】 蛍光ペンの設定を解除するには「蛍光ペンの色」のウィンドウで「色なし」を選択します。
文字の網かけ
文字列の周囲に網をかけるには次の操作を行います。
ここでは以下の文字列に網かけを行います。
- 1. サンプルデータの「文字の網かけ」と書かれている下の「網かけする文字列」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「文字の網かけ」のボタンを選択してEnter キーを押します。選択した文字列の周囲に網がかけられます。
* アクセスキー: Alt H F H
【ワンポイント1】 スクリーンリーダーでの網かけの確認は以下のショートカットキーを使用します。
文字属性(フォント情報、文字の大きさ等)の読み上げ: Ctrl + Alt + ^(べき乗) キー
尚、PC-Talkerでは網かけの確認はできません。
【ワンポイント2】 網かけを消去するには「ホーム」タブの「書式のクリア」ボタンでEnter キーを押します。
周囲を円や四角形などで囲む囲い文字
文字の周囲を丸や四角形、また三角形やひし形などで囲むことができます。
ここでは以下の文字に文字列の幅に合わせて丸い囲い文字を設定します。
- 1. サンプルデータの「囲い文字」と書かれている下の「案」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「囲い文字」のボタンを選択してEnter キーを押します。「囲い文字」設定のダイアログ ボックスが開きます。
* アクセスキー: Alt H F E
- 5. Tab キーを押して「スタイル」のラジオ ボタンに移動し、上下方向 キーを押して「外枠のサイズを併せる」を選択します。
- 6. Tab キーを押して「囲い文字」のエディット ボックスに移動し、内容が「案」になっていることを確認します。
- 7. Tab キーを押して「囲い文字の種類」のリストに移動し、上下方向 キーを押して「○」(丸印)を選択します。
- 8. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。指定した文字が円形の囲い文字になります。
【ワンポイント1】 囲い文字の設定を解除するには「囲い文字」設定のダイアログ ボックスの「スタイル」のラジオ ボタンで「なし」を選択します。
【ワンポイント2】 囲い文字を設定した文字列はスクリーンリーダーでは読み上げなくなります。その代わり、FocusTalkでは「コントロールS」、PC-Talkerでは「組み文字」と読み上げます。
【ワンポイント3】 「囲い文字」のエディット ボックスでは、上下方向 キーを押すことで「秘」や「印」などの文字を選択することができます。
操作の結果はサンプルデータarounddecoration_kk.docx「文字の周囲の装飾(結果)」をご覧ください。