検索・置換・ジャンプ
文書の作成、あるいは受け取った文書を読む中で、特定の文字列を検索したり、指定した文字列に置き換えたり、さらに指定した場所にジャンプさせるなどの操作は基本的なものです。
Word 2010での検索・置換・ジャンプの操作は以下のように行います。
サンプルデータsearch_es.docx「検索・置換・ジャンプ(演習)」を開きます。
検索
指定した文字列の検索は以下の手順で行います。
ここでは、サンプルデータの中から「政府」という文字列を検索してみます。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「検索」を選択してEnter キーを押します。「検索」のメニューが開きます。
- 4. 上下方向 キーを押して「検索」を選択してEnter キーを押します。「検索」のダイアログ ボックスが開きます。
- 5. Tab キーを押して「文書の検索」のエディット ボックスに移動し『政府』と入力します。
- 6. Enter キーを押します。該当する文字列がある場合は検索語のある箇所に移動し、「検索」のダイアログ ボックス内では「次の検索結果」のボタンに移動します。もし、検索文字列が見つからない場合は「文書の検索」のエディット ボックスから移動せず、「次の検索結果」のボタンも表示されません。
- 7. Esc キーを押して文書ウィンドウに戻ります。検索語の箇所が表示され、検索結果は反転表示されます。
- 8. 検索文字列が見つかった場合は、左右方向 キーを押して検索した文字列「政府」を確認します。
- 9. 続いて検索を行う場合は、右方向 キーを押して「政府」の右側の文字に移動します。
- 10. 検索文字列がある間、上記1.から9.までの操作を繰り返します。
【ワンポイント1】 1度検索文字列を入力すれば、次に「検索」のダイアログ ボックスを表示させたときには前に入力した検索文字列が残っています。
* アクセスキー: Alt H F D F
【便利なショートカットキー】
検索: Ctrl + F キー
【ワンポイント2】 「文書の検索」のエディット ボックスでEsc キーを押してダイアログ ボックスを閉じなくても、Alt + Tab キーを押してウィンドウを切り替えることで、検索文字列が見つかった箇所を確認できます。ただ、複数のウィンドウが開いている場合、この作業は音声では分かりにくいこともありますので注意が必要です。
置換
検索した文字列を指定した文字列で置き換える置換には、1つずつ確認しながら置換する方法と、文書内のすべての該当文字列を一括して置換する方法があります。
(1) 1つずつ確認して置換する
ここでは、サンプルデータの中にある「国家」を「民族」に1つずつ置換してみます。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「置換」を選択してEnter キーを押します。「置換」のダイアログ ボックスが開きます。
- 4. Tab キーを押して「検索する文字列」のエディット ボックスに移動し『国家』と入力します。
- 5. Tab キーを押して「置換後の文字列」のエディット ボックスに移動し『民族』と入力します。
- 6. Tab キーを押して「置換」のボタンに移動してEnter キーを押します。該当する文字列がある場合は検索語のある箇所に移動し、「置換」のダイアログ ボックス内では「次を検索」ボタンに移動します。もし、検索文字列が見つからない場合は「検索項目が見つかりませんでした」とのメッセージが表示されます。
- 7. Esc キーを押します。文書ウィンドウに戻り、検索語の箇所が表示されます。この際、検索結果は反転表示されます。
- 8. 検索文字列が見つかった場合は、左右方向 キーを押して検索した文字列「国家」を確認します。
- 9. 置換する場合は、左方向 キーを押して「国家」の左側の文字に移動します。
- 10. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 11. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 12. Tab キーを押して「置換」を選択してEnter キーを押します。「置換」のダイアログ ボックスが開きます。
- 13. Tab キーを押して「置換」のボタンを選択してEnter キーを押します。「次を検索」のボタンにフォーカスが移ります。
- 14. Shift + Tab キーを押して「置換」のボタンに移動してEnter キーを押します。該当文字列が置換され、次の検索文字列に移動します。
- 15. 検索文字列がある間、上記7.から14.までの操作を繰り返します。
- 16. すべての置換が終了すると「文書の検索が終了しました」のメッセージが表示されます。
- 17. Esc キーを押します。文書ウィンドウに戻ります。
【ワンポイント1】 1度検索文字列や置換後の文字列を入力すれば、次に「置換」のダイアログ ボックスを表示させたときには前に入力した文字列が残っています。
* アクセスキー: Alt H R
【便利なショートカットキー】
置換: Ctrl + H キー
【ワンポイント2】 「置換」のダイアログ ボックスでEsc キーを押してダイアログ ボックスを閉じなくても、Alt + Tab キーを押してウィンドウを切り替えることで、検索文字列が見つかった箇所を確認できます。ただ、複数のウィンドウが開いている場合、この作業は音声では分かりにくいこともありますので注意が必要です。
(2) 一括して置換する
ここでは、サンプルデータの中にある「平和」を「和平」に一括置換してみます。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「置換」を選択してEnter キーを押します。「置換」のダイアログ ボックスが開きます。
- 4. Tab キーを押して「検索する文字列」のエディット ボックスに移動し『平和』と入力します。
- 5. Tab キーを押して「置換後の文字列」のエディット ボックスに移動し『和平』と入力します。
- 6. Tab キーを押して「すべて置換」のボタンに移動してEnter キーを押します。該当する文字列がすべて置換され「5個の項目を置換しました」のメッセージが表示されます。
- 7. Enter キーを押します。「置換」のダイアログ ボックスに戻ります。
- 8. Esc キーを押します。文書ウィンドウに戻ります。
* アクセスキー: Alt H R
【便利なショートカットキー】
置換: Ctrl + H キー
ジャンプ
Word 2010では、ページのほか、セクションや行、またコメントや見出しなど、さまざまな場所にカーソルを移動させることができます。
ここでは、サンプルデータの6ページの先頭にカーソルをジャンプさせてみます。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「検索」を選択してEnter キーを押します。「検索」のメニューが開きます。
- 4. 上下方向 キーを押して「ジャンプ」を選択してEnter キーを押します。「ジャンプ」のダイアログ ボックスが開きます。
- 5. Tab キーを押して「移動先」のリスト ボックスに移動し、上下方向 キーを押して「ページ」を選択します。
- 6. Tab キーを押して「ページ番号」のエディット ボックスに移動し『6』と入力します。
- 7. Tab キーを押して「ジャンプ」のボタンに移動してEnter キーを押します。6ページの先頭にカーソルが移動します。
- 8. Tab キーを押して「閉じる」ボタンに移動してEnter キーを押します。文書ウィンドウに戻ります。
* アクセスキー: Alt H F D G
【便利なショートカットキー】
ジャンプ: Ctrl + G キー
【ワンポイント】 ページ番号に入力する数値は全角で構いません。
【便利なショートカットキー】
カーソル位置のページ番号と位置(行・桁)の読み上げ: Ctrl + Alt + @(アットマーク) キー
PC-Talker: カーソル位置の読み上げ: F9 キー
操作の結果はサンプルデータsearch_kk.docx「検索・置換・ジャンプ(結果)」をご覧ください。