Word 2010 長文の作成

  1. 日付の入力
  2. 「表題」の設定
  3. 「見出し1」の設定
  4. アウトラインの設定
  5. 「見出し1」の編集
  6. 変更した「見出し1」の更新
  7. 説明の入力
  8. 画像のコピー
  9. 「見出し2」の設定
  10. 図の挿入と図表番号の付与
  11. その他の見出しと備考の入力
  12. 画像の追加
  13. セクション区切りの挿入
  14. ページ番号の挿入
  15. 目次の挿入

長文の作成

Wordで長文を作成する場合、スタイルや段落番号などを使用すると、効率的に作業できます。図の番号も自動機能を使用すると便利です。
ここでは、効率的にこれらの機能を使用して、Windows 7に通常用意されているいくつかのサンプル画像を説明する文章を作成し、目次を付けるまでの手順を説明します。

サンプルデータlong-sentence_es.docx「長文の作成(演習).docx」を開きます。
 このファイルは「長文の作成(演習)」のタイトル以外は何も入力されていません。

日付の入力

まず、日付を入力します。

* アクセスキー: Alt N D

(注1) 「N」はInsertの2文字目、「D」はDateの頭文字です。

(注2) 「XX」には今日の日付が、「(曜日)」には今日の曜日が漢字1字で表示されます。
日付については、「日付と時刻」を参照してください。

「日付と時刻」のダイアログ ボックス


「表題」の設定

ここでは、「表題」と氏名を入力します。「表題」はクイック スタイルを活用します。

(注1) これ以降、クイック スタイルや書式を設定する場合、先に書式などを設定してから、対象となる文字列を入力する手順で説明します。

(注2) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

【ワンポイント】 F6 キーは、1つのアプリケーション内に複数のウィンドウがある場合、別のウィンドウにフォーカスを移動することができるショートカットキーです。ただし、使用できないこともあります。

「スタイル」のウィンドウ

ここまでの操作の結果はサンプルデータlong-sentence_kk1.docx「長文の作成(結果1).docx」をご覧ください。


「見出し1」の設定

ここでは、クイック スタイルを活用して「見出し1」を設定します。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

【ワンポイント】 F6 キーを押して「スタイル」のウィンドウに移動した場合、フォーカスは以前選択した項目にあります。一方、Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで移動した場合は、常に一番上の項目にフォーカスがあります。


アウトラインの設定

「アウトライン」とは、長文を作成すると「章」や「節」「項目」というように文書全体を分けていきますが、そうした構成を整理・編集して一覧で表示させたり、章や節単位などで移動させたりする機能です。
また、この機能を利用することにより、目次や索引を自動的に作成することもできます。
ここでは、見出しにアウトラインを設定します。

* アクセスキー: Alt H M

(注1) 「M」は英語でアウトラインを意味するMulti Lineの「M」です。

(注2) 「レベル」とは見出しの階層のことです。


「見出し1」の編集

ここでは、改行によって「見出し1」のスタイルが設定されるたびに段落番号が自動的に付与されるようにします。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

「見出し1」の変更

スタイルの変更前

スタイルの変更後


変更した「見出し1」の更新

ここでは、変更した「見出し1」をクイック スタイルの「見出し1」に登録し、さらに2つの見出しを入力します。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

変更したスタイル「選択個所と一致するように更新する」

ここまでの操作の結果はサンプルデータlong-sentence_kk2.docx「長文の作成(結果2).docx」をご覧ください。


説明の入力

ここでは、「見出し1」が設定されている「はじめに」「サンプル画像の場所」の説明を入力します。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

【便利なショートカットキー】
 スタイルを「標準」にする: Ctrl + Shift + N キー

【ワンポイント】 Ctrl + Shift + M キーでインデントを浅くすることができます。


画像のコピー

ここでは、サンプルピクチャの中の「アジサイ」という画像をコピーします。


「見出し2」の設定

ここでは、クイック スタイルを活用して「見出し2」を設定します。さらに「見出し2」のアウトラインをレベル2に、「見出し2」のスタイルが改行後も継続するように設定し、そのスタイルを更新します。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

* アクセスキー: Alt H M

レベル2の指定

「見出し2」の変更

ここまでの操作の結果はサンプルデータlong-sentence_kk3.docx「長文の作成(結果3) .docx」をご覧ください。


図の挿入と図表番号の付与

画像に番号と名前がある場合、例えば図1と図2の間に図2を加えると、後ろの図2の番号は自動的に図3になります。
また、相互参照をしていれば、文章中の「図2」も自動的に図3に変わります。
ここでは、「アジサイ」の画像を貼り付け、画像に番号と名前を付けます。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

画像のコンテキスト メニュー

「図表番号」のダイアログ ボックス


その他の見出しと備考の入力

ここでは、「見出し2」の「菊」「チューリップ」と「見出し1」の「備考」を入力します。

(注) PC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「スタイル」のウィンドウに移動します。

【便利なショートカットキー】
  見出しを1階層上げる: Alt + Shift + 左方向 キー
  見出しを1階層下げる: Alt + Shift + 右方向 キー


画像の追加

ここでは、「菊」「チューリップ」の画像を貼り付け、画像に番号と名前を付けます。

ここまでの操作の結果はサンプルデータlong-sentence_kk4.docx「長文の作成(結果4).docx」をご覧ください。


セクション区切りの挿入

ここでは、目次を付けるために文書を2つのセクションに分けます。

* アクセスキー: Alt P B N

(注) 「P」はPage Layout、「B」はSection Break、「N」はNext Pageの頭文字です。

セクション区切り「次のページから開始」


ページ番号の挿入

2つのセクションのうち、先頭のセクションは目次用です。 ここでは、2つ目のセクションにページ番号を付け、その初期値を1にします。

* アクセスキー: Alt N NU B

(注1) 「NU」はPage Numberの頭2文字、「B」はBottomの頭文字です。

ページ番号の挿入

* アクセスキー: Alt N NU F

(注2) 「F」はFormat Page Numberの頭文字です。

「ページ番号の書式設定」

「ページ番号の書式」のダイアログ ボックス


目次の挿入

最後に先頭のセクションに目次を作成します。

「目次」のドロップダウン メニュー

* アクセスキー: Alt S T

(注) 「S」はReferencesの最後の文字、「T」はTable of Contentsの頭文字です。

操作の結果はサンプルデータlong-sentence_kkend.docx「長文の作成(最終結果).docx」をご覧ください。

【ワンポイント1】 作成した目次は、実際の場所とリンクしています。

 目次から章や節などへのジャンプの方法は次の通りです。

【ワンポイント2】 この文書をPDF形式で保存した場合、目次をクリックすると、該当個所に移動します。