Word 2010 余白の設定

  1. 余白の選択
  2. ユーザー設定の余白

余白の設定

ページの余白の指定は「ページ レイアウト」タブで行います。 Wordの初期値では、上余白が35mmのほかは、下・左・右の各余白は30mmとなっています。

【重要】 余白の最小値は使用するプリンターによって異なります。

【ワンポイント】 余白を指定する場合は、1行の文字数や1ページの行数、またページ番号などを含むヘッダーやフッター、さらに製本したときの状態などに留意する必要があります。ですから、常に出来上がったページのイメージを頭に描きながら作業することが大切です。


余白の選択

余白の指定には、あらかじめ用意されているものから選択する方法と、個々に値を設定するやり方があります。まずは用意されたものから選択する手順を説明します。
ここでは、サンプルデータ「日本国憲法」の余白を「やや狭い」に指定します。

サンプルデータset-up-a-margin1_es.docx「余白の設定1(演習).docx」を開きます。

* アクセスキー: Alt P M

(注1) 上の方法で余白を変更すると、1行の文字数や1ページの行数が自動的に変わります。上記の指定を行うと、初期値が「40」となっていた文字数が「46」に、「36」となっていた行数が「38」になります。また、全体のページ数も「11」だったものが「9」になります。

【ワンポイント】 余白の指定は上記以外に「標準」「狭い」「広い」「見開きページ」「最後に適用したユーザー設定」といった選択肢があります。また、ここで「ユーザー設定の余白」を設定することもできます。

(注2) 「見開きページ」は、製本することを考慮して、左右の余白を奇数・偶数ページごとに変える設定です。両面印刷や袋とじ印刷などをする際に便利です。

「余白」のメニュー

操作の結果はサンプルデータset-up-a-margin1_kk.docx「余白の設定1(結果)」をご覧ください。


ユーザー設定の余白

ユーザーが自由に余白を設定することができます。この設定は「ページ レイアウト」タブの「余白」からも行えますが、余白を変更することに伴い、文字数や行数などが変更になる場合も多く、それらの関連から「ページ レイアウト」タブの「ページ設定」で行うのがよいでしょう。
ここでは、サンプルデータ「日本国憲法」の余白を上:20mm、下:25mm、左・右:22mmにします。

サンプルデータset-up-a-margin1_es.docx「余白の設定2(演習).docx」を開きます。

* アクセスキー: Alt P S P

(注) 上の方法で余白を変更すると「ページ設定」の中の「文字数と行数」タブ内の「文字数と行数を指定する」が「行数だけを指定する」になり、1ページの行数が「36」から「39」に自動的に変わります。

【ワンポイント1】 「余白」のダイアログ ボックス内で「とじしろ」の位置や印刷の方向、また「見開きページ」や「袋とじ」といった印刷の形式を設定することができます。

【ワンポイント2】 印刷の形式で「見開きページ」を選択すると、「左・右」のスピン ボタンが「内側・外側」のスピン ボタンに変化します。この場合、「内側」の値を「外側」よりも5mmほど大きくしておくと製本しやすいです。

「余白」設定のダイアログ ボックス

操作の結果はサンプルデータset-up-a-margin2_kk.docx「余白の設定2(結果)」をご覧ください。