Word 2010 タブの操作

  1. 「タブ」について
  2. タブの機能を使用した表の作成
  3. タブを使用しない場合との比較

タブの操作

「タブ」について

行の途中で文字の位置を揃える機能としてタブがあります。Wordの初期値では、タブの幅は全角で4文字分に設定されています。
1文字入力して、Tab キーを押すと、5文字目を入力できます。ここでさらにTab キーを押すと、4文字先の9文字目を入力する状態になります。
例えば、行頭に品名を書き、13文字目に金額を書く場合、Tab キーを使用すると13文字目の縦位置がきれいに揃います。
ところが、Wordでは文字の幅が一定でないプロポーショナル文字や、英字と日本語の間の調整などがあるため、Space キーで13文字目まで移動しても縦位置が微妙にずれる場合があります。
つまり、縦位置を正確に合わせたい場合は、タブを使用するのが定石です。
タブの機能は、単にSpace キーを押す回数を軽減するだけではありません。


タブの機能を使用した表の作成

表の各項目の間にタブを入力することで、縦位置がきれいに揃った表を作ることができます。

ここでは、タブの機能を使用して表を作成します。

サンプルデータtaboperation_es.docx「タブの操作(演習).docx」を開きます。
サンプルデータの3行目と4行目の数字は、行頭からの文字数を表しています。3行目が10の位、4行目が1の位です。
例えば、3行目が「0」、4行目が「9」となっているところが9文字目で、そこがちょうど単価の「単」と一致します。
5行目には、タブと空白を使用した見出し行があります。
先頭が「品名」、9文字目が「単価」、17文字目が「個数」、21文字目が「金額」です。 この数字と見出しを各項目の開始位置の参考にします。


タブを使用しない場合との比較

ここでは、上記の表の最後の3行をTab キーではなく、Space キーを使って入力し、2つの違いを比較します。

上の行と比較すると、「100円」が少し後ろにずれています。
全角の空白1個を半角の空白1個に置き換えても、ズレは直りません。英字の「milk」と日本語の「パン」の間隔が長くなり、見やすく自動調整されているためです。

操作の結果はサンプルデータtaboperation_kk.docx「タブの操作(結果)」をご覧ください。