Word 2010 記号と特殊文字

  1. 「記号と特殊文字」のグリッドドロップダウン メニューを使用する
  2. 「特殊文字」のタブで「記号と特殊文字」のダイアログ ボックスを利用する
  3. 「特殊文字」のタブを利用して特殊文字を入力する

記号と特殊文字

本来のShift JIS文字コード表にない記号や特殊文字を表示するには、「外字」や「記号専用のフォント」を使うことができます。
近年利用が始まっている文字コード体系のUNICODEでは、多くの記号や特殊文字が利用できます。
例えば、「メガネ」のマークはShift JIS文字コード体系ですが、記号専用のフォント「Wingdings」を使用しています。
また、「温泉」のマークはUNICODEの中にあります。
ただし、これらの文字は、一部のスクリーンリーダーでは読み上げない場合があるので、注意が必要です。

「記号と特殊文字」は、リボンの「挿入」タブにある「記号と特殊文字」を使用して入力することができます。
「記号と特殊文字」のグリッドドロップダウン メニューには、代表的な記号や特殊文字20個と「記号と特殊文字」のダイアログ ボックスを開く項目、「その他の記号」があります。

リボンと「記号と特殊文字」のグリッドドロップダウン メニュー

「記号と特殊文字」のグリッドドロップダウン メニューを使用する

「記号と特殊文字」のグリッドドロップダウン メニューの中の記号と特殊文字を表示する方法は以下の通りです。
ここでは、「私のメガネは軽いです。」という文章を作成します。この文中の「メガネ」が特殊文字になっています。

サンプルデータkigou_es.docx「記号と特殊文字(演習).docx」を開きます。
このファイルには「記号と特殊文字(演習)」のタイトルのほかは何も入力されていません。

* アクセスキー: Alt N U

(注) このメニューの中の記号と特殊文字は、利用した情況により並びが変わります。また、スクリーンリーダーではうまく読み上げないことがあります。


「特殊文字」のタブで「記号と特殊文字」のダイアログ ボックスを利用する

ここでは、「本を開いた絵」のマークを使用して、『私は本が大好きです。』という文章を作成します。

* アクセスキー: Alt N U M

「記号と特殊文字」のダイアログ ボックス

【ワンポイント1】 「Wingdings」は記号専用のフォントです。メモ帳で文字コードを「Wingdings」に切り替えて、英大文字の「ABCD」を入力すると「手でチョキ」「手でOK」「手で親指を上にたてる」「手で親指を下に向ける」が表示されます。$(ドル)を入力すると「メガネ」のマークになります。&(アンド)を入力すると「本を開いた絵」のマークになります。

(注) この画面では、カーソルを動かしても何も読み上げません。

【ワンポイント2】 最初は「空白」が選択されています。


「特殊文字」のタブを利用して特殊文字を入力する

ここでは、「ABC」の右肩に「商標」のマークである英大文字の「TM」をつけます。

「特殊文字」のタブにある「記号と特殊文字」のダイアログ ボックス

「特殊文字」のタブには、「文字の名称」とその文字を入力するショートカットキー(定義されていない文字もあります)を1行に表示したリスト、「オートコレクト」「ショートカットキー」「挿入」「キャンセル」ボタンがあります。この中のリストを使用します。

* アクセスキー: Alt N U M

(注1) このダイアログ ボックスでは、Ctrl + Tab キーを押してタブを切り替えることができません。

操作の結果はサンプルデータkigou_kk.docx「記号と特殊文字(結果).docx」をご覧ください。

【ワンポイント1】 利用した文字がUNICODEで表示できる場合、その文字コードで直接入力できます。手順は以下の通りです。

(注2) この操作は、Shift JIS文字コードで表示される「メガネ」や「本を開いた絵」のマークでは使用できません。

【ワンポイント2】 16進とは、1桁を0から9とAからFまでの16個の文字を使用して表す方法です。