Wordの標準的な余白
「余白」とは
本文の領域から用紙の端までの部分を「余白」といいます。余白は本文の上下左右にあります。ヘッダーとフッターは上下の余白に含まれます。
A4用紙の大きさは短辺が210mm(595.28ポイント)、長辺が297mm(841.85ポイント)です。
A4縦の場合、余白の大きさは左右と下端が30mm(85.05ポイント)です。上端は35.01mm(99.25ポイント)です。
余白は、リボンの「ページレイアウト」タブで「余白」のボタンを押して開くドロップダウン メニューから確認、変更できます。
「ヘッダー」「フッター」の大きさ
A4縦の標準的なヘッダー用領域は、紙の上端から15mm(42.6ポイント)下より本文までの領域約20mm(約56.65ポイント)です。左右は本文と同じ幅です。
(注1) 紙の上端から15mm(42.6ポイント)下までの領域はヘッダーに含まれません。
文字の大きさがWordの標準設定(10.5ポイント、約3.7mm)の場合、ヘッダー領域は4行分の高さがあります。ヘッダーが4行を超えると本文の行数が減り(標準では35行程度)、ヘッダーを含む余白の領域が広くなります。
フッター用領域の標準は、紙の下端から17.5mm(49.6ポイント)上より本文までの領域約13mm(35.45ポイント)です。左右は本文と同じ幅です。
(注2) 紙の下端から17.5mm (49.6ポイント)上までの領域はフッターに含まれません。 フッター領域は3行分あります。フッターが3行を超えると本文の行数が減り(標準では35行程度)、フッターを含む余白の領域が広くなります。
(注3) 紙の上端からヘッダー領域までの距離、下端からフッター領域までの距離を実測すると、プリンターや設定により異なることがあります。
【ワンポイント1】 1ポイントは約0.3514mmです。ちなみに1インチは72ポイントです。
【ワンポイント2】 標準の文字の大きさ10.5ポイント(3.7mm)は炊飯する前の米粒の大きさです。
余白の単位の変更方法
余白の単位はmmですが、設定によりポイントなどに変更することができます。その手順は以下の通りです。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ファイル」タブに移動してEnter キーを押します。
- 3. 上下方向 キーを押して「オプション」に移動してEnter キーを押します。「Wordのオプション」のウィンドウが開きます。
* アクセスキー: Alt F T
- 4. 上下方向 キーを押して「詳細設定」に移動します。
- 5. Tab キーを押して「使用する単位」のコンボ ボックスに移動します。
- 6. 下方向 キーを押してリストを開き、上下方向 キーを押して使用したい単位を選択してEnter キーを押します。
- 7. Tab キーを押して「OK」に移動してEnter キーを押します。余白の単位が変更されます。
【ワンポイント】 「使用する単位」のコンボ ボックスへはM キーを押すことでより早く移動できます。