Excel 2013 日付・時刻・ユーザー定義の表示形式の設定

  1. 日付・時刻
  2. ユーザー定義

日付や時刻の表示形式にはさまざまなものがあります。また、ユーザー定義の表示形式では、独自の形式でデータを表示させることができます。
これらの表示形式の設定は「セルの書式設定」のダイアログ ボックスから行います。

「セルの書式設定」のダイアログ ボックスの表示方法については 「セルの書式設定」ダイアログ ボックスの表示を参照してください。

サンプルデータdate-user_es.xlsx「日付・時刻・ユーザー定義の表示形式の設定(演習)」を開きます。

日付・時刻

(1) 日付

日付の表示形式は「表示形式」タブの「日付」から選択します。また、これ以外の表示形式については「ユーザー定義」により設定します。

ここでは、下表で指定したセルの表示形式に変更します。
シート「日付」を選択します。
尚、手順は、セルを選択した後は「セルの書式設定」ダイアログ ボックスが表示された状態から説明します。

(注1) 下表の「指定後の表示」に表示された日付は「2015年7月16日 14時5分 45秒」です。

セル番地種類指定後の表示
A8*2012/3/142015/7/16
A10*2012年3月14日2015年7月16日
A122012年3月14日2015年7月16日
A142012年3月2015年7月
A163月14日7月16日
A182012/3/142015/7/16
A202012/3/14 1:30 PM2015/7/16 2:05 PM
A222012/3/14 13:302015/7/16 14:05
A243/147/16
A263/14/127/16/15
A2803/14/1207/16/15
A3014-Mar16-Jul
A3214-Mar-1216-Jul-15
A3414-Mar-1216-Jul-15
A36Mar-12Jul-15
A38March-12July-15
A40MJ
A42M-12J-15

(注2) 「種類」の中の「*2012/3/14」と「2012/3/14」つまり先頭に「*」(アスタリスク)がついているかどうかの違いは以下の通りです。
 *2012/3/14: Windowsの地域設定の影響を受ける。
 2012/3/14: Windowsの地域設定を変更しても影響を受けない。
これは、「*」がついていると、同じ日付でもWindowsの地域設定により表示形式が変化することを表しています。
例えば、海外のユーザーとデータを共有する場合にこの形式を用いると、それぞれの地域で使われている日付形式に自動的に変更されます。
ですから、日本国内だけで使う場合や個人だけで利用する場合は「*」がつかない形式にするのがよいといえます。

【ワンポイント】 以下のショートカットキーを用いると指定した日付形式になります。
 「日付」表示形式(yyyy/mm/dd)の設定: Ctrl + Shift + # キー

日付の「種類」のリスト ボックス

(2) 時刻

時刻の表示形式は「時刻」から選択します。また、これ以外の表示形式については「ユーザー定義」により設定します。
ここでは、下表で指定したセルの表示形式に変更します。
シート「時刻」を選択します。
尚、手順は、セルを選択した後は「セルの書式設定」ダイアログ ボックスが表示された状態から説明します。

(注1) 下表の「指定後の表示」に表示された時刻は「2015年7月16日 14時5分 45秒」です。

セル番地種類指定後の表示
A6*13:30:5514:05:45
A813:3014:05
A101:30 PM2:05 PM
A1213:30:5514:05:45
A141:30:55 PM2:05:45 PM
A162012/3/14 1:30 PM2015/7/16 2:05 PM
A182012/3/14 13:302015/7/16 14:05
A2013時30分14時05分
A2213時30分55秒14時05分45秒

(注2) 「種類」の中の「*13:30:55」と「13:30:55」つまり先頭に「*」(アスタリスク)がついているかどうかの違いは以下の通りです。
*13:30:55: Windowsの地域設定の影響を受ける。
13:30:55: Windowsの地域設定を変更しても影響を受けない。
これは、「*」がついていると、同じ時刻でもWindowsの地域設定により表示形式が変化することを表しています。
例えば、海外のユーザーとデータを共有する場合にこの形式を用いると、それぞれの地域で使われている時刻形式に自動的に変更されます。
ですから、日本国内だけで使う場合や個人だけで利用する場合は「*」がつかない形式にするのがよいといえます。

【ワンポイント】 以下のショートカットキーを用いると指定した時刻形式になります。
 「時刻」表示形式(hh:mm、24 時間表示)の設定: Ctrl + @ キー

時刻の「種類」のリスト ボックス

ユーザー定義

ユーザー定義では、ユーザーが表示形式を直接入力することにより、さまざまな表示形式を設定することができます。
ここでは、数多くのユーザー設定の中から、特に実用的なものについて、下表で指定したセルの表示形式に変更します。

(1) ユーザー定義(数値・文字列等)

ユーザー定義では、1つの表示形式で4つまでの書式を作成することができます。それぞれの書式の間は、「;」(セミコロン)で区切ります。左から3つまでは数値、4つ目は文字列用の書式を設定します。
具体的には、正の数の書式;負の数の書式;ゼロの書式;文字列の書式です。
シート「ユーザー定義(数値・文字列等)」を選択します。
尚、手順は、セルを選択した後は「セルの書式設定」ダイアログ ボックスが表示された状態から説明します。

セル番地種類指定後の表示説明
A6G/標準12345.567入力されたデータをそのまま表示。
A8012346整数部分を表示。
小数点以下は四捨五入。
A100.0012345.57小数点以下をそのまま表示。
A12#,##012,346整数部分を桁区切り記号をつけて表示。
小数点以下は四捨五入。
A14#,##0.0012,345.57整数部分を桁区切り記号をつけて表示。
小数点以下3桁目を四捨五入。
A16#,"千円"12千円100円単位を四捨五入し、桁区切り記号と「千円」をつけて表示。
A180.0,,"百万円"123.5百万円一万円単位を四捨五入し「百万円」を付けて表示。
A200.0?123.45同じ列内の小数点の位置をそろえて表示。
A210.0?123.5同じ列内の小数点の位置をそろえて表示。
A24@" 御中"SPAN 御中「@」が任意の文字列になり、末尾に「御中」をつけて表示。
A26[赤]#,##012,345表示色の指定(黒、青、水色、緑、紫、赤、白、黄)が使用可能。
A28@*-SPAN------*の後の文字「-」を繰り返し表示。
A30#,##0;[赤]-#,##0;0123,400正の値;負の値;0の値。
A31#,##0;[赤]-#,##0;0-123,400正の値;負の値;0の値。
A32#,##0;[赤]-#,##0;00正の値;負の値;0の値。


ユーザー定義の「種類」のリスト ボックス

(2) ユーザー定義(日付・時刻)

ユーザー定義での日付や時刻の設定では、和暦や曜日を含むさまざまな設定が行えます。
シート「ユーザー定義(日付・時刻)」を選択します。
尚、手順は、セルを選択した後は「セルの書式設定」ダイアログ ボックスが表示された状態から説明します。

(注) 下表の「指定後の表示」に表示された日付は「2015年7月16日 14時5分 45秒」です。

セル番地種類指定後の表示説明
A6yyyy"年"mm"月"dd"日"2015年07月16日西暦4桁、月・日2桁表示。
A8yy"年"m"月"d"日"15年7月16日西暦2桁、月・日1〜2桁表示。
A10ge"年"m"月"d"日"H27年7月16日和暦アルファベット、年1〜2桁、月・日1〜2桁表示。
A12gge"年"m"月"d"日"平27年7月16日和暦漢字1文字、年1〜2桁、月・日1〜2桁表示。
A14ggge"年"m"月"d"日"平成27年7月16日和暦漢字2文字、年1〜2桁、月・日1〜2桁表示。
A16aaa曜日漢字1文字表示。
A18aaaa木曜日曜日漢字3文字表示。
A20dddThu曜日英字3文字表示。
A22ddddThursday曜日英字フルスペル表示。
A24"("aaa")"(木)曜日漢字1文字表示。カッコつき。
A26hh"時"mm"分"ss"秒"14時05分45秒時・分・秒2文字表示。
A28h"時"m"分"s"秒"14時5分45秒時・分・秒1〜2文字表示。
A30[h]"時間"25時間24時間を超える時間数を表示。
A32[m]"分"105分60分を超える分を表示。
A34[s]"秒"345秒60秒を超える秒を表示。

操作の結果はサンプルデータdate-user_kk.xlsx「日付・時刻・ユーザー定義の表示形式の設定(結果)」をご覧ください。