Word 2013 文字列のコピー・切り取り・貼り付け・削除

  1. 文字列のコピー・切り取り・貼り付け
  2. 文字列の削除
  3. Office クリップボード

サンプルデータcopy_es.docx「文字列のコピー・切り取り・貼り付け(演習).docx」を開きます。

文字列のコピー・切り取り・貼り付け

文字列のコピーや切り取りは以下の手順で行います。
尚、コピーと切り取りの違いは、コピーがコピー元の文字列を残すのに対し、切り取りは切り取り元の文字列を残しません。
また、コピーや切り取りを行った文字列をほかの場所に貼り付ける方法は2つあります。
1つは、コピーや切り取り元文字列の書式などを含めてそのまま貼り付ける方法と、もう1つは、形式を指定して貼り付ける方法です。

(1) コピー・貼り付け

コピーした文字列を書式などを含めた形で貼り付けるには以下の操作を行います。
ここではサンプルデータの「コピー」と書かれている行の下の「コピーしたい文字列」を「貼り付け1」の下にコピーします。

* アクセスキー: Alt H C

* ショートカットキー コピー: Ctrl + C キー

* アクセスキー: Alt H V K

* ショートカットキー 貼り付け: Ctrl + V キー

(2) 切り取り・形式を選択して貼り付け

コピーや切り取りを行った文字列を指定した形式で貼り付けることができます。
ここではサンプルデータの「切り取り」と書かれている行の下の「切り取りたい文字列」を切り取って、書式なしのテキスト形式で貼り付けます。

* アクセスキー: Alt H X

* ショートカットキー 切り取り: Ctrl + X キー

* アクセスキー: Alt H V S

(注1) 「形式を選択して貼り付け」には「テキスト」のほか、「リッチテキスト形式(RTF)」や「Unicode テキスト」などがあります。

(注2) 「リッチテキスト形式」は、Microsoft社が策定した、文字の大きさやフォント、文字飾りなどの情報を埋め込むことができる文書形式です。

(注3) 「Unicode テキスト」は、文字コードの規格の1つで、世界中のすべての文字を共通で扱えることを目指しており、英数字以外の文字を扱うときの互換性を高めることが期待されていますが、必ずしも充分に普及しているとはいえない状況です。

【ワンポイント】 コピーや切り取りなどの操作は、アプリケーション キーを押して開かれるコンテキスト メニューを利用しても行うことができます。

コピーと切り取りの結果

文字列の削除

文字列の削除は以下の手順で行います。
ここではサンプルデータの「文字列の削除」と書かれている行の下の「削除したい文字列」を選択して削除します。


Office クリップボード

「Office クリップボード」は、コピーした文字列や画像などのアイテムを複数格納できる場所で、これらはすべてのOffice プログラムを終了するか、Office クリップボードから削除するまで、いつでも貼り付けなどの操作のときに利用することができます。
すべてのOffice プログラムを終了すると、最後にコピーしたアイテムのみがOffice クリップボードに残ります。
また、コンピューターをシャットダウン、あるいは再起動すると、Office クリップボードのアイテムはすべて消去されます。

(1) Office クリップボードの利用

Office クリップボードに格納されたアイテムを利用して貼り付ける手順は以下の通りです。
ここではサンプルデータの「コピーしたい文字列」と「切り取りたい文字列」を貼り付けます。

(注) 一度「Office クリップボード」のダイアログ ボックスを開くと、再度上記3.から5.の操作を行うかWordが終了するまで画面上に表示されます。

「Office クリップボード」のダイアログ ボックス

(2) アイテムの削除

Office クリップボードに格納されているアイテムを削除する手順は以下の通りです。

【ワンポイント】 スクリーンリーダーがPC-Talkerの場合は、F6 キーで拡大機能が働くため、F6 キーでは移動しません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーで「Office クリップボード」のダイアログ ボックスに移動します。

操作の結果はサンプルデータcopy_kk.docx「文字列のコピー・切り取り・貼り付け・削除(結果).docx」をご覧ください。