Word 2013 複数の文字を1文字の中に表示する組み文字

  1. 「組み文字」とは
  2. 事前に文字列を選択して設定する
  3. 「対象文字列」のエディット ボックスに文字列を入力して設定する
  4. 一括して組み文字を設定する
  5. 組み文字の解除

「組み文字」とは

「組み文字」とは、最大6文字を1文字の中に組み入れる機能です。
例えば、全角で4文字の「株式会社」を組み文字にすると、1文字の領域の中に左上から「株式」、左下から「会社」と配置され、文字の大きさは通常の約半分程度になります。
「株式会社」や「一般財団法人」などの組織、「キロメートル」「キロリットル」「ミリグラム」などの単位などを組み文字にすることで文書全体の文字数を減らすこともできます。
もちろん半角でも利用できます。
組み文字を設定するには、事前に文字列を選択する方法と、「組み文字」のダイアログ ボックスの「対象文字列」のエディット ボックスに直接入力する方法の2つがあります。

サンプルデータcompose_es.docx「複数の文字を1文字の中に表示する組み文字(演習).docx」を開きます。


事前に文字列を選択して設定する

ここではサンプルデータの「株式会社スパン商事」の「株式会社」を組み文字に設定します。

* アクセスキー: Alt H A A M

   「組み文字」のダイアログ ボックス

「対象文字列」のエディット ボックスに文字列を入力して設定する

ここではサンプルデータの「80の重油」の「80」の後に「キロリットル」を組み文字として追加して「80キロリットルの重油」とします。

* アクセスキー: Alt H A A M

【ワンポイント】 作成後、組み文字の文字列を選択すれば文字書式を変更できます。ただし、文字の大きさは指定したサイズの約半分になります。つまり、18ポイントを指定しても約9ポイントになります。また、文字を大きくすると、行間が広がります。


一括して組み文字を設定する

文書内の同じ内容の文字列を一括して組み文字にすることができます。
ここではサンプルデータの文書内にある「メートル」の文字列を一括して組み文字に設定します。

* アクセスキー: Alt H A A M

   「組み文字の変更確認」のダイアログ ボックス

組み文字の解除

設定した組み文字は以下の手順で解除します。
ここではサンプルデータの「20キログラムの荷物」の「キログラム」に設定された組み文字を解除します。

* アクセスキー: Alt H A A M

   「解除」ボタンが表示された「組み文字」のダイアログ ボックス

   組み文字設定・解除前の文字列         組み文字設定・解除後の文字列

操作の結果はサンプルデータcompose_kk.docx「複数の文字を1文字の中に表示する組み文字(結果).docx」をご覧ください。