セルに設定した書式は、コピーや変更、また解除を行うことができます。
サンプルデータedit-format_es.xlsx「書式のコピー・変更・解除(演習)」を開きます。
書式のコピー・貼り付け
書式のコピーや貼り付けは「ホーム」タブのコマンド ボタンのメニューを利用して行います。
シート「書式のコピー・貼り付け」を選択します。
ここでは、セルA6からF6までに設定された以下の書式をA7からF13までに貼り付けます。
セル番地 | 書式 | 設定内容 |
---|---|---|
A6 | 横位置 | 中央揃え |
A6からF6 | フォントサイズ | 12ポイント |
A6からF6 | 罫線 | 格子実線 |
B6からD6 | 表示形式 | カンマつき数値 |
E6からF6 | 表示形式 | 小数点以下1桁のパーセント表示 |
ただ、複数の表示形式は複数のセル範囲に対して一度に変更できないので、表示形式ごとにコピーと貼り付けを行います。
(1) フォント・配置・罫線の書式をコピーする
まず、フォントと文字配置、そして罫線の書式をコピーします。
- 1. セルA6からF6までを範囲選択します。
- 2. Ctrl + C キーでコピーします。
- 3. セルA7からF13までを範囲選択します。
- 4. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 5. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 6. Tab キーを押して「貼り付け」に移動してEnter キーを押します。「貼り付け」のメニューが開き「貼り付け」が選択されています。
- 7. 下方向 キーを押して「書式設定」に移動してEnter キーを押します。セルA6からF6に設定された書式がセルA7からF13までに貼り付けられます。
* アクセスキー: Alt H V R
(注) この操作を行うと、コピー先の行の高さもフォントサイズに合わせて自動的に調整されます。
【ワンポイント】 書式の貼り付けは「ホーム」タブの「貼り付け」メニューの中の「形式を選択して貼り付け」、またはアプリケーション キーを押して表示されるコンテキスト メニューの中の「形式を選択して貼り付け」にある「書式」を選択しても行えます。
(2) 数値の表示形式をコピーする
次に、セルB6からD6までに設定された数値の表示形式をセルB7からD13までにコピーします。
- 1. セルB6からD6までを範囲選択します。
- 2. Ctrl + C キーでコピーします。
- 3. セルB7からD13までを範囲選択します。
- 4. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 5. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 6. Tab キーを押して「貼り付け」に移動してEnter キーを押します。「貼り付け」のメニューが開き「貼り付け」が選択されています。
- 7. 下方向 キーを押して「書式設定」に移動してEnter キーを押します。セルB6からD6に設定された書式がセルB7からD13までに貼り付けられます。
* アクセスキー: Alt H V R
【ワンポイント】 書式の貼り付けは「ホーム」タブの「貼り付け」メニューの中の「形式を選択して貼り付け」、またはアプリケーション キーを押して表示されるコンテキスト メニューの中の「形式を選択して貼り付け」にある「書式」を選択しても行えます。
(3) パーセンテージの表示形式をコピーする
次に、セルE6からF6までに設定されたパーセンテージの表示形式をセルE7からF13までにコピーします。
- 1. セルE6からF6までを範囲選択します。
- 2. Ctrl + C キーでコピーします。
- 3. セルE7からF13までを範囲選択します。
- 4. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 5. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 6. Tab キーを押して「貼り付け」に移動してEnter キーを押します。「貼り付け」のメニューが開き「貼り付け」が選択されています。
- 7. 下方向 キーを押して「書式設定」に移動してEnter キーを押します。セルE6からF6に設定された書式がセルE7からF13までに貼り付けられます。
* アクセスキー: Alt H V R
【ワンポイント】 書式の貼り付けは「ホーム」タブの「貼り付け」メニューの中の「形式を選択して貼り付け」、またはアプリケーション キーを押して表示されるコンテキスト メニューの中の「形式を選択して貼り付け」にある「書式」を選択しても行えます。
書式の変更
セルに設定された書式の変更は「セルの書式設定」のウィンドウで行います。
シート「書式の変更」を選択します。
ここでは、以下の内容で書式を変更します。
- セルA3からF3、セルA11からF11までの文字スタイルを「標準」から「太字」に変更する。
- セルA4からA10までの配置を「中央揃え」から「標準」に変更する。
(1) 「セルの書式設定」のウィンドウの表示
「セルの書式設定」のウィンドウを表示させるには以下の操作を行います。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「セルの書式設定」のボタンを選択してEnter キーを押します。「セルの書式設定」のウィンドウが開きます。
【ワンポイント】 「セルの書式設定」のウィンドウは、アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを開き、上下方向 キーを押して「セルの書式設定」に移動してEnter キーを押すことでも表示させることができます。
*アクセスキー Alt H F M
【便利なショートカットキー】
「セルの書式設定」のウィンドウの表示: Ctrl + 1 キー - 4. ここには6つのタブシートがあるので、Ctrl + Tab キーを押して「配置」や「フォント」タブを選択します。
【ワンポイント】 タブの切り替えは左右方向 キーを押すことでも行えます。
(注) 「セルの書式設定」のウィンドウを開いた直後では、まだ各タブのダイアログ ボックスは表示されていません。ダイアログ ボックスを表示させるには、各タブでTab キーを押す必要があります。
(2) 文字スタイルを「太字」に変更する
まず、セルA3からF3、セルA11からF11までの文字スタイルを「標準」から「太字」に変更します。
尚、「セルの書式設定」のウィンドウはショートカットキーで開いた場合で説明します。
- 1. F5 キーを押します。「ジャンプ」のダイアログ ボックスが開き「参照先」が選択されています。
【便利なショートカットキー】
「ジャンプ」のダイアログ ボックスを開く: Ctrl + G キー - 2. 『A3:F3,A11:F11』と入力してEnter キーを押します。セルA3からF3、セルA11からF11までが範囲選択されます。
- 3. Ctrl + 1 キーで「セルの書式設定」のウィンドウを開きます。
- 4. Ctrl + Tab キーで「フォント」タブに移動します。
- 5. Tab キーを押して「スタイル」に移動し、上下方向 キーを押して「太字」に移動してEnter キーを押します。選択範囲の文字スタイルが太字になります。
(2) 横位置を「標準」に変更する
次に、セルA4からA10までの横位置を「中央揃え」から「標準」に変更します。
尚、「セルの書式設定」のウィンドウはショートカットキーで開いた場合で説明します。
- 1. セルA4からA10までを範囲選択します。
- 2. Ctrl + 1 キーで「セルの書式設定」のウィンドウを開きます。
- 3. Ctrl + Tab キーで「配置」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「横位置」に移動し、上下方向 キーを押して「標準」に移動してEnter キーを押します。
- 5. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。選択範囲の横位置が標準になります。
書式の解除
セルに設定された書式を解除するには「ホーム」タブの「クリア」のドロップダウン ボタンを利用します。
シート「書式の解除」を選択します。
ここでは、セルA3からF11までに設定された書式をすべて解除します。
- 1. セルA3からF11までを範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「クリア」のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「クリア」のメニューが開き「すべてクリア」が選択されています。
* アクセスキー: Alt H E - 5. 下方向 キーを押して「書式のクリア」に移動してEnter キーを押します。選択範囲に設定された書式が解除されます。
書式のスクリーンリーダーでの確認
セルに設定された書式をスクリーンリーダーで確認するには以下の操作を行います。
- 1. 確認したいセルに移動します。
- 2. Ctrl + Alt + P キーを押します。フォントの種類や配置などの後、罫線などの情報が読み上げられます。
PC-Talker: 書式情報読み上げ Shift + Alt + F キー
PC-Talker: 配置情報読み上げ Shift + Alt + G キー
PC-Talker: 罫線情報読み上げ Shift + Alt + K キー
操作の結果はサンプルデータedit-format_kk.xlsx「書式のコピー・変更・解除(結果)」をご覧ください。