関数の入力方法はいくつかありますが、大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 「数式」タブを利用する方法
- ショートカットキー「Shift + F3 キー」で「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開いて選択する方法
- セルに直接関数を手入力する方法
「数式」タブを利用する方法
「数式」タブから関数を入力する方法には以下の3つがあります。
- 「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開いて選択する方法
- 「合計」のメニューから選択する方法
- ドロップダウン ボタンから選択する方法
(1) 「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開いて選択する方法
「関数の挿入」ダイアログ ボックスは以下の手順で開きます。
- 1. 関数を入力するセルに移動します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「数式」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「関数の挿入」のボタンに移動してEnter キーを押します。「関数の挿入」ダイアログ ボックスが開き「関数の検索」ボックスが選択されています。
* アクセスキー: Alt M F
「関数の挿入」ダイアログ ボックスでは、以下の2つの方法で関数を選択します。
- 関数を検索して選択する
- 関数の分類から選択する
(2) 関数を検索して選択する
関数を検索して選択する手順は以下の通りです。
- 1. 「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開くと「関数の検索」 ボックスが選択されているので、ここに何がしたいかを入力します。日本語でも構いません。例えば『データの個数』などと入力します。
- 2. Tab キーを押して「検索開始」のボタンに移動してEnter キーを押します。関連する関数のリストが表示されます。
- 3. 下方向 キーを押して目的の関数に移動してEnter キーを押します。関数入力のウィンドウが開きます。
詳しくは「主な関数の入力 COUNTA関数」を参照してください。
(3) 関数の分類から選択する
「関数の分類」から選択する手順は以下の通りです。
- 1. 「関数の挿入」ダイアログ ボックスで、Tab キーを 2 回押して「関数の分類」のコンボ ボックスに移動します。
- 2. 下方向 キーを押してコンボ ボックスを開き、上下方向 キーを押して目的の分類に移動してEnter キーを押します。関数名のリストが表示されます。
- 3. 上下方向 キーを押して目的の関数に移動してEnter キーを押します。関数入力のウィンドウが開きます。
(注1) 「関数の分類」には以下のものがあります。
- 最近使用した関数
- すべて表示
- 財務
- 日付/時刻
- 数学/三角
- 統計
- 検索/ 行列
- データベース
- 文字列操作
- 論理
- 情報
- ユーザー定義
- エンジニアリング
- キューブ
- 互換性
- ユーザー定義(PC-Talkerをインストールした場合)
- 1. 「数式」タブでTab キーを押して「合計」に移動してEnter キーを押します。「合計」のメニューが開きます。
- 2. 上下方向 キーを押して目的の関数に移動してEnter キーを押します。
- 3. 関数と引数が表示されるので、そのままEnter キーを押します。結果が表示されます。
詳しくは「主な関数の入力 COUNT関数」を参照してください。
(注) 「合計」のメニューには「合計」「平均」「数値の個数」「最大値」「最小値」「その他の関数」があります。このうち「その他の関数」を選択すると「関数の挿入」ダイアログ ボックスが開きます。
(5) ドロップダウン ボタンから選択する方法
「数式」タブには「関数の分類」のドロップダウン ボタンが配置されていて、それらを選択することで関数のリストを表示させることができます。
- 1. 「数式」タブでTab キーを押して目的のドロップダウン ボタンに移動してEnter キーを押します。「その他の関数」以外では関数名のリストが表示されます。
- 2. 上下方向 キーを押して目的の関数に移動してEnter キーを押します。関数入力のウィンドウが開きます。
(注) 関数の分類のドロップダウン ボタンには以下のものがあります。
- 最近使用した関数
- 財務
- 論理
- 文字列操作
- 日付/時刻
- 検索/ 行列
- 数学/三角
- その他の関数
【ワンポイント】 以下は「その他の関数」を選択した場合の手順です。
- 3. 「その他の関数」でEnter キーを押すと「関数の分類」のメニューが開きます。
- 4. 上下方向 キーを押して目的のメニューに移動してEnter キーを押します。関数名のリストが表示されます。
- 5. 上下方向 キーを押して目的の関数に移動してEnter キーを押します。関数入力のウィンドウが開きます。
(注) 「その他の関数」のメニューには以下のものがあります。
- 統計
- エンジニアリング
- キューブ
- 情報
- 互換性
ショートカットキーで「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開いて選択する方法
「関数の挿入」ダイアログ ボックスはショートカットキーにより開くことができます。
- 1. 関数を入力するセルに移動します。
- 2. Shift + F3 キーを押します。「関数の挿入」ダイアログ ボックスが開き「関数の検索」ボックスが選択されています。
- 3. 「関数の検索」または「関数の分類」を利用して関数名のリストを表示させます。
(注) このマニュアルでは特に断らない限り、ショートカットキーで「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開き、「関数の分類」から関数名のリストを表示させる手順で説明します。
セルに直接関数を手入力する方法
関数名のリストにない関数(例えばDATEDIF)などは、セルに直接関数を手入力します。
- 1. 関数を入力するセルに移動します。
- 2. 関数を含む数式を、先頭の「=(イコール)」から、最後の「)(閉じカッコ)」まですべて入力してEnter キーを押します。結果が表示されます。
【ワンポイント1】 セルに直接関数を手入力する場合、まずF2 キーを押して編集状態にしてから入力すると便利です。これにより、入力中の関数を含む数式を音声で確認できるほか、修正が簡単にできます。
【ワンポイント2】 編集状態でのカーソルの移動は以下のキー操作により行います。
- 左右方向 キー: 1文字ずつ左右に移動
- Home キー: 文字列の先頭に移動
- End キー: 文字列の最後に移動
(注2) このマニュアルでは特に断らない限り、ショートカットキーで「関数の挿入」ダイアログ ボックスを開き、「関数の分類」から関数名のリストを表示させる手順で説明します。
(4) 「合計」のメニューから選択する方法
「数式」タブには、合計や平均など、よく使う関数が「合計」のメニューにまとめられています。