PowerPointではプレゼンテーションを分かり易くするため、画像や図形を入れることが出来ます。
ワードアートでは立体文字やイラスト文字、グラフィカルな形をした文字を作成して、スライド内に挿入することができます。
ワードアートで作成した文字は画像として認識されます。
サンプルデータpresentation-sample1.pptx「第30期事業計画書.pptx」を開きます。
スライド7枚目に、あらかじめ文字データを入力しておいてください。
ワードアート(特殊文字)の挿入
ワードアートをプレゼンテーションに追加してみましょう。例では、7枚目のスライドを使って説明していきます。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「挿入」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「ワードアート」に移動してEnter キーを押します。
- 5. ワードアートの一覧が表示されます。上下左右方向 キーを押して、選択したいワードアートに移動してEnter キーを押します。
例: 右方向 キーを 4 回押して、「塗りつぶし緑」に移動してEnter キーを押します。 - 6. 「ワードアート」のプレース ホルダーが表示されるので、ワードアートにしたい文字を入力します。例: 「重点事項!」
- 7. Esc キーを 2 回押して編集を終了します。
ワードアートの編集
ワードアートの文字は編集することができます。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Tab キーを押して「ワードアート」に移動してEnter キーを押します。
(注) JAWSでは「四角形」と読み上げます。 - 3. 編集モードに切り替わるので、文字を修正します。例: 「重要事項」
- 4. Esc キーを 2 回押して編集を終了します。
ワードアートのフォントの変更
ワードアートのフォントは変更することが出来ます。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Tab キーを押して「ワードアート」に移動してEnter キーを押します。
(注) JAWSでは「四角形」と読み上げます。 - 3. アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを表示させます。
- 4. 上下方向 キーを押して「フォント」に移動してEnter キーを押します。
- 5. 「フォント」のダイアログ ボックスが表示されるのでTab キーを 2 回押して「日本語用のフォント」に移動します。
- 6. Shift + 上下方向 キーで「HGS行書体」に移動します。
【ワンポイント】 Shift + Tab キーで、英数字用フォントが「(日本語用フォントを使用)」になっている事が確認できます。 - 7. Tab キーを押して「スタイル」のコンボ ボックスに移動します。下方向 キーを押して「太字」を選択します。
- 8. Tab キーを押して「サイズ」のエディット ボックスに移動します。『54』と入力します。
- 9. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。フォントが変更されます。
ワードアートの図形の効果を変更する
図形の効果を使うと、ワードアートに影を付けたり、文字を傾けることができます。
サンプルデータでは影をつけて立体的にワードアートを表示させます。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Tab キーを押して「ワードアート」に移動します。
(注) JAWSでは「四角形」と読み上げます。 - 3. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 4. 左右方向 キーを押して「書式」タブに移動します。
- 5. Tab キーを押して「図形の効果」のボタンに移動してEnter キーを押します。
- 6. 「図形の効果」のリストが表示されます。
- 7. 下方向 キーを押して「影」に移動してEnter キーを押します。
- 8. 影のサブメニューが表示されるので、下方向 キーを押して影の一覧から「オフセット右斜め下」に移動してEnter キーを押します。ワードアートの形状が変更されます。
ワードアートの移動
ワードアートを作成すると、スライドの真ん中にワードアートが配置されます。ワードアートが他のオブジェクトに重なってしまうので通常は移動させます。
移動方法は次のとおりです。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Tab キーを押して「ワードアート」に移動します。
(注) JAWSでは「四角形」と読み上げます。 - 3. アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを表示させます。
- 4. 上下方向 キーを押して「配置とサイズ」を選択し、Enter キーを押します。
- 5. 「図形の書式設定」ダイアログ ボックスが表示されます。リストボックス内の「サイズ」が選択されているので、下方向 キーを押して「位置」に移動します。
- 6. Tab キーを押して「横位置」のエディット ボックスに移動します。数値を入力することで位置を設定できます。
(注) 「横位置」はスライドの左からの位置を示しています。例: 8 - 7. Tab キーを押して「始点」のコンボ ボックスに移動して「左上端」」が選択されていることを確認します。
- 8. Tab キーを押して「縦位置」のエディット ボックスに移動します。数字を入力する事で位置を設定できます。「縦位置」はスライドの上からの位置を示しています。例:4
- 9. Tab キーを押して「閉じる」ボタンに移動してEnter キーを押します。移動が完了します。
ワードアートのサイズ変更
ワードアートのサイズを変更することが出来ます。ワードアートのサイズを変更すると、そのワードアートに含まれる文字全体が調整されます。
- 1. 「スライド7」を選択します。
- 2. Tab キーを押して「ワードアート」に移動します。
(注) JAWSでは「四角形」と読み上げます。 - 3. アプリケーション キーを押してコンテキスト メニューを表示させます。
- 4. 上下方向 キーを押して、「配置とサイズ」を選択し、Enter キーを押します。
- 5. 「図形の書式設定」ダイアログ ボックスが表示されます。「サイズ」が選択されています。
- 6. Tab キーを押して「高さのエディット ボックス」に移動します。数値を入力することでイラストの高さをセンチ単位で設定できます。
(注) 「縦横比を固定する」チェック ボックスに通常はチェックが入っているため、「高さ」を変更すると「幅」も自動的に変更されます。例: 5 - 7. Tab キーを押して「幅」のエディット ボックスに移動します。数値を入力することで「幅」を設定できます。例: 8.24
- 8. Tab キーを押して「閉じる」ボタンに移動してEnter キーを押します。移動が完了します。
【ワンポイント】 ダイアログ ボックス内でTab キーで移動すると、2つ目の高さのエディット ボックスがあります。ここではパーセンテージで大きさを設定することが出来ます。例: 80%