Word 2010 1行の中に2行の文字列を表示する割注

  1. 「割注」とは
  2. 説明したい単語の後ろにある文字列を割注にする方法
  3. 「割注」のダイアログ ボックスの「対象文字列」の中に割注の文字列を入れる方法

「割注」とは

「割注」は1行の中に2行の文字列を表示する機能です。文章の中で説明が必要な単語がある場合、その単語の右側に括弧で括った説明を書く場合があります。文字の大きさを小さくして、1行を2行にする場合この機能を使用すると便利です。括弧の種類を選ぶこともできます。
今回使用する「割注」は「拡張書式」のドロップダウン ボタンから表示されるドロップダウン メニューにあります。
このドロップダウン メニューには「縦中横」「組み文字」「割注」「文字の均等割り付け」「文字の拡大縮小」があります。
この中の「割注」を実行すると開く「割注」のダイアログ ボックスを使用します。
割注を実行するには、説明したい単語の後ろにある文字を選択する方法と、「割注」のダイアログ ボックスの「対象文字列」に直接入力する方法の2つがあります。

「割注」のダイアログ ボックスにある部品は以下の通りです。

すでに割注が設定されている場合、「解除」のボタンが有効になります。

サンプルデータnotes_es.docx「1行の中に2行の文字列を表示する割注(演習).docx」を開きます。

リボンの様子

「拡張書式」のドロップダウン メニュー

「割注」のダイアログ ボックス

括弧の種類のリストを開いた「割注」のダイアログ ボックス

説明したい単語の後ろにある文字列を割注にする方法

ここでは「この鉛筆24色で鉄の箱入りは昔から利用しています。」の中の「24色で鉄の箱入り」を割注にして前後に丸括弧をつけます。

* アクセスキー: Alt H A A W

(注) リストは上から「()丸括弧」「[]角括弧」「<>大なり小なりの括弧」「{}中括弧」です。


「割注」のダイアログ ボックスの「対象文字列」の中に割注の文字列を入れる方法

「消しゴムを購入しました。」の「ゴム」の後ろに「白くて大きい」の説明を追加します。括弧は角括弧を選びます。

* アクセスキー: Alt H A A W

(注) リストは上から「()丸括弧」「[]角括弧」「<>大なり小なりの括弧」「{}中括弧」です。

操作の結果はサンプルデータnotes_kk.docx「1行の中に2行の文字列を表示する割注(結果)」をご覧ください。

【ワンポイント1】 作成した割注の文字列を選択すれば、太字や文字の大きさを変更することができます。ただし、文字の大きさは約半分になります。つまり、18ポイントを指定しても約9ポイントになります。

【ワンポイント2】 割注はスクリーンリーダーの音声では確認できません。