フォント
文字単位でフォントの種類やスタイル、またサイズや下線などの設定をすることができます。
サンプルデータfont_es.docx「フォント(演習).docx」を開きます。
フォントの種類
フォントの種類は日本語用と英数字用の2つを指定することができます。 尚、初期値でのフォントの種類は、日本語は「MS 明朝」、英数字は「Century」になっています。
ここでは以下の文字列に対して、日本語用と英数字用のフォントを指定します。尚、英数字用のフォントは半角文字に対して指定します。
日本語用のフォント: MS Pゴシック
Font for English: Century Gothic
【重要】 選択できるフォントは、使用しているPCにインストールされているフォントの種類により異なります。
(1) 日本語用フォントの指定
- 1. サンプルデータの「フォントの種類」と書かれている下の「日本語用のフォント」を範囲選択します。 選択方法については、「文字列の選択」を参照してください。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォント」のボタンを選択してEnter キーを押します。「フォント」設定のダイアログ ボックスが開きます。
* アクセスキー: Alt H F N
- 5. Tab キーを押して「日本語用のフォント」のエディット ボックスに移動します。ここにはすでに「+本文のフォント - 日本語」と表示されています。
- 6. 下方向 キーを押して「フォント」のリストを開き、下方向 キーを押して「MS Pゴシック」を選択します。
- 7. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。これでフォントの種類が「MS Pゴシック」になりました。
【便利なショートカットキー】
「フォント」設定のダイアログ ボックスを開く: Ctrl + Shift + F キー
【ワンポイント】 日本語用のフォントの指定は「ホーム」タブの「フォント」のリッチエディット ボックスでも行えます。
(2) 英数字用フォントの指定
- 1. サンプルデータの「フォントの種類」と書かれている下の「Font for English」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォント」のボタンを選択してEnter キーを押します。「フォント」設定のダイアログ ボックスが開きます。
* アクセスキー: Alt H F N
- 5. Tab キーを押して「英数字用のフォント」のエディット ボックスに移動します。ここにはすでに「+本文のフォント」と表示されています。
- 6. 下方向 キーを押して「フォント」のリストを開き、下方向 キーを押して「Century Gothic」を選択します。
- 7. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。これでフォントの種類が「Century Gothic」になりました。
【便利なショートカットキー】
「フォント」設定のダイアログ ボックスを開く: Ctrl + Shift + F キー
スクリーンリーダーでの設定確認
設定したフォントの種類やスタイル、またサイズなどをスクリーンリーダーで確認するには以下のショートカットキーを使用します。
- 1. 確認したい文字に移動します。
- 2. Ctrl + Alt + ^(べき乗) キーを押します。フォントの種類やスタイル、サイズなどが読み上げられます。
PC-Talker: Ctrl + Alt + M キー
太字・斜体などの文字スタイル
文字を太字や斜体などにするには「フォント」設定のダイアログ ボックスの「スタイル」を使用します。
ここでは以下の文字列に対してスタイルを指定します。
スタイルの指定: 太字 斜体
- 1. サンプルデータの「太字・斜体などの文字スタイル」と書かれている下の「スタイルの指定」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォント」のボタンを選択してEnter キーを押します。「フォント」設定のダイアログ ボックスが開きます。
* アクセスキー: Alt H F N
- 5. Tab キーを押して「スタイル」のエディット ボックスに移動します。ここにはすでに「標準」と表示されています。
- 6. 下方向 キーを押して「スタイル」のリストを開き、下方向 キーを押して「太字 斜体」を選択します。
- 7. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。これでスタイルが「太字 斜体」になりました。
【ワンポイント1】 「スタイル」のエディット ボックスには「太字 斜体」のほか「標準」「太字」「斜体」の選択肢があります。
【ワンポイント2】 太字や斜体の指定は「ホーム」タブの「太字」や「斜体」のボタンでも行えます。
【便利なショートカットキー】
「フォント」設定のダイアログ ボックスを開く: Shift + Ctrl + F キー
太字の指定: Ctrl + B キー
斜体の指定: Ctrl + I キー
フォントサイズ
フォントサイズ、つまり文字の大きさは「フォント」設定のダイアログ ボックスで指定できます。
ここでは以下の文字列にフォントサイズを指定します。
フォントサイズの指定: 28ポイント
- 1. サンプルデータの「フォントサイズ」と書かれている下の「フォントサイズの指定」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォント」のボタンを選択してEnter キーを押します。「フォント」設定のダイアログ ボックスが開きます。
* アクセスキー: Alt H F N
- 5. Tab キーを押して「サイズ」のエディット ボックスに移動します。ここにはすでに「10.5」と表示されています。
- 6. 下方向 キーを押して「フォントサイズ」のリストを開き、下方向 キーを押して「28」を選択します。
- 7. Enter キーを押します。これでフォントサイズが「28ポイント」になりました。
【ワンポイント1】 「サイズ」のエディット ボックスには「8」から「72」までの選択肢が飛び飛びに表示されています。
【ワンポイント2】 フォントサイズは、「サイズ」のエディット ボックスに直接手入力することで、1〜1,638ポイントまでの間で自由に指定することができます。
【便利なショートカットキー】
「フォント」設定のダイアログ ボックスを開く: Shift + Ctrl + F キー
「フォントサイズ」のエディット ボックスを開く: Ctrl + Shift + P キー
(注) ポイント(pt)は、印刷する文字のサイズ(高さ)を表し、1ポイントは、約0.0353cm(1/72インチ)です。つまり、10ポイントのフォントサイズは、約3.6mmということになります。
フォントの拡大/縮小
文字のフォントサイズは「サイズ」のエディット ボックスで指定する以外に、以下の方法でも変更できます。
ここでは以下の文字列のフォントサイズを変更します。
フォントの拡大: 10.5ポイント → 24ポイント
フォントの縮小: 14ポイント → 8ポイント
(1) フォントの拡大
- 1. サンプルデータの「フォントの拡大/縮小」と書かれている下の「フォントの拡大」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォントの拡大」のボタンを選択してEnter キーを押します。フォントサイズが1段階大きくなります。
* アクセスキー: Alt H F G
- 5. 上記1.から4.までの操作を、サイズが24ポイントになるまで繰り返します。
【便利なショートカットキー】
フォントサイズを1段階拡大: Shift + Ctrl + >(大なり) キー
フォントサイズを1ポイント拡大: Ctrl + ](閉じかくかっこ) キー
(2) フォントの縮小
- 1. サンプルデータの「フォントの拡大/縮小」と書かれている下の「フォントの縮小」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「フォントの縮小」のボタンを選択してEnter キーを押します。フォントサイズが1段階小さくなります。
* アクセスキー: Alt H F K
- 5. 上記1.から4.までの操作を、サイズが8ポイントになるまで繰り返します。
【便利なショートカットキー】
フォントサイズを1段階縮小: Shift + Ctrl + <(小なり) キー
フォントサイズを1ポイント縮小: Ctrl + [(かくかっこ) キー
文字書式の解除
文字に設定されたフォントの種類やスタイル、またフォントサイズなどは、以下の手順で解除できます。 ここでは選択した文字に設定された文字書式を解除して既定値に戻します。
設定内容は以下の通りです。
フォントの種類: 「MS Pゴシック」
スタイル: 「太字」
サイズ: 「16ポイント」
- 1. サンプルデータの「文字書式の解除」と書かれている下の「書式を解除する文字列」を範囲選択します。
- 2. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 3. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 4. Tab キーを押して「書式のクリア」のボタンを選択してEnter キーを押します。設定された文字書式が解除され、既定値に戻ります。
* アクセスキー: Alt H E
【便利なショートカットキー】
文字書式の解除: Ctrl + Space キー
(注) 文字書式の既定値は、設定を変更しない状態では以下の通りとなっています。
フォントの種類: MS 明朝
スタイル: 標準
サイズ: 10.5ポイント
設定した文字書式を既定値にする
設定した文字書式を既定値にするには以下の操作を行います。
- 1. Alt キーを押してリボンに移動します。
- 2. 左右方向 キーを押して「ホーム」タブに移動します。
- 3. Tab キーを押して「フォント」のボタンを選択してEnter キーを押します。「フォント」設定のダイアログ ボックスが開きます。
- 4. フォントの種類やスタイル、またサイズなど必要な文字書式の指定を行います。
- 5. Tab キーを押して「既定に設定」のボタンを選択してEnter キーを押します。「選択と確認」のウィンドウが開きます。
- 6. Tab キーを押して「設定対象」のラジオ ボタンに移動し、上下方向 キーを押して、開いている文書だけに設定する場合は「この文書だけ」を、すべてのWord文書に反映させる場合は「Normal テンプレートを使用したすべての文書」を選択します。
- 7. Tab キーを押して「OK」ボタンに移動してEnter キーを押します。指定した文字書式が既定値となります。
操作の結果はサンプルデータfont_kk.docx「フォント(結果)」をご覧ください。