Word 2010 改ページと改行

  1. 改ページと改行の方法
  2. 「改ページ時1行残して段落を区切らない」の設定
  3. 「次の段落と分離しない」の設定
  4. 「段落を分割しない」
  5. 「段落前で改ページする」

改ページと改行

改ページと改行の方法

Wordでは、Enter キーで改行するまでの文字列を文節として扱います。
「段落」のダイアログ ボックスでは、文節の状態により改ページ位置を修正(挿入や調整など)してくれる4つの機能があります。

それは、

です。

「段落」のダイアログ ボックス

「段落」のダイアログ ボックスには、「改ページ位置の自動修正」のグループにこれらの機能に対応する4個のチェック ボックスがあります。
今回は、「改ページと改行」について「段落」のダイアログ ボックス内の「改ページと改行」のタブを使用して説明します。
「段落」のダイアログ ボックスを開く方法はいくつかありますが、ここではコンテキスト メニューを使います。

その他の方法は「インデント」を参照してください。

「改ページ時 1行残して段落を区切らない」の設定

「改ページ時 1行残して段落を区切らない」演習

サンプルデータkaipage1_es.docx「改ページ時 1行残して段落を区切らない(演習).docx」を開きます。

この文書は1ページに縦10行、横に全角で6文字のレイアウトになっています。
題名の次に4行の空白があります。それに続いて3行の文節が2個あります。
現在は、最後の文節の最終行だけが2ページ目に表示されています。
ここでは、「改ページ時 1行残して段落を区切らない」を有効にして、最後の文節の前に改ページをつけます。

「改ページ時 1行残して段落を区切らない」結果

操作の結果はサンプルデータkaipage1_kk.docx「改ページ時1行残して段落を区切らない(結果).docx」をご覧ください。


「次の段落と分離しない」の設定

見出しとなる文節とその内容を説明する文節の間に改ページを入れたくないなどの場合に使用すると便利です。
ここでは、「次の段落と分離しない」を有効にして、1ページ目の最後の行の見出し「説明その3」と後続の説明との間に改ページが入らないようにします。

「次の段落と分離しない」演習

サンプルデータkaipage2_es.docx「次の段落と分離しない(演習).docx」を開きます。

「次の段落と分離しない」結果

操作の結果はサンプルデータkaipage2_kk.docx「次の段落と分離しない(結果).docx」をご覧ください。


「段落を分割しない」

このチェック ボックスを有効にすると、段落の途中に改ページがある場合、その段落の先頭に改ページが移動します。


「段落前で改ページする」

このチェック ボックスを有効にすると、各段落の前に改ページが挿入されます。

【ワンポイント】 上記4つの設定は、該当する文節にのみ有効です。文書全体について設定する場合は、事前に文書全体を範囲選択する必要があります。

選択方法については、「文字列の選択」を参照してください。