Windows 8では、Windows 7と比較して、画面のデザインが一新されました。そのため、まず、画面の構成を知ることが、Windows 8を理解する上で大切です。
このような大幅なデザイン変更が行われた背景には、スマートフォンやタッチパネルを装備したタブレットPCなどでの利用を想定していることがありますが、Windows 7以前のPCの操作に慣れているユーザーにとっては、かなり使いにくく感じるかもしれません。
Windows 8の基本的な画面は、スタート画面とデスクトップ画面から構成されており、Windows 7までにあったスタート メニューはなくなっています。それぞれの画面構成は以下の通りです。
2−1 スタート画面
- (a) Windows 8が起動すると、まず「スタート画面」が表示されます。これは、画面をタッチして操作することを念頭に置いたデザインで、タイルと呼ばれる四角いパネルが画面上に2次元的に配置されています。タイルの間の移動は、上下左右方向 キーで行います。
- (b) ただ、これはWindows 8.1になってデスクトップ画面に変更することができるようになりました。
【ワンポイント1】 Windows 8では、Windows 7までのような起動音がしない場合があります。起動音を鳴らす手順については参考資料1 PC起動時に音を鳴らす設定を参照してください。
【ワンポイント2】 起動時に表示される画面を「デスクトップ画面」に変更する手順については参考資料2 起動時に初めからデスクトップ画面を表示させる方法を参照してください。 - (c) このタイルの右側には、Office 2013のアプリケーションなどが表示されており、そこには、Word 2013やExcel 2013なども配置されています。
- (d)「スタート画面」の左上には、Internet Explorerを起動するボタンがあります。このボタンを押すと、新しい形式のInternet Explorerが起動します。
(注) Windows 8には2種類のInterNet Explorerが用意されています。新しい形式のInternet Explorerには、タイトルや「閉じる」ボタン、また、枠線はなく、Alt + Space キーで表示されるシステム メニューもありません。この新しいInterNet Explorerは、画面を直接タッチして操作することを想定しているため、このような形式になっています。
【ワンポイント】 従来の形式のInternet Explorerは、デスクトップなどのほか、タスクバーから起動することができます。 - (e) 画面の右側には「チャーム」と呼ばれる縦1列にボタンが配置された部分があり、そこには「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」のボタンがあります。
2−2 デスクトップ画面
- (a) スタート画面で、Windows ロゴ キーを押すと、デスクトップ画面に切り替わります。
- (b) ここには、Windows 7までのデスクトップと同じように「ゴミ箱」や、アプリケーションへのショートカットが配置されています。
【ワンポイント】 再度、Windows ロゴ キーを押すと「スタート画面」に切り替わります。
2−3 チャーム
- (a) 画面の右側に表示されている「チャーム」は、主としてPCを管理するためのボタンが配置されており、シャットダウンもここから行うことができます。
- (b) 配置されているのは「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」の各ボタンで、ボタンの間は上下方向 キーで移動します。