Word 2013 ワードアートの編集

  1. ワードアートが設定された文字列を編集する
  2. ワードアートのフォントサイズを変更する
  3. ワードアートの書式設定
  4. ワードアートの文字の塗りつぶしの色を変更する
  5. ワードアートの文字の輪郭の色と輪郭の線の太さを変更する
  6. 「ワードアートのスタイル」ギャラリーから書式を設定する
  7. 「図形の書式設定」の作業ウィンドウから書式をまとめて設定する
  8. ワードアートの移動
  9. ワードアートを縦書きに変更する

ワードアートは、文字の装飾効果です。この装飾効果は、次の3つの大きな項目から構成されています。

「文字の塗りつぶし」: 単色、グラデーション、図、またはテクスチャーで文字を塗りつぶします。

「文字の輪郭」: 色、幅、線のスタイルを選んで、テキストのアウトラインを調整します。

「効果」: 影、光彩、反射などの視覚効果を文字に適用します。文字の表現を飛躍的に向上させることができます。

この3つの項目は、リボンの「書式」タブの「ワードアートのスタイル」に配置されています。
ワードアートは、挿入後に文字列を編集したり、「文字の塗りつぶしの色」「文字の輪郭の色」「文字の効果」を編集することができます。ワードアートの編集には、ワードアートのテキストボックスを選択する必要があります。挿入直後のワードアートは選択されている状態なので、そのまま編集操作に入ることができます。


ワードアートが設定された文字列を編集する

サンプルデータwordartedit1_es.docx「ワードアートの編集1(演習).docx」を開きます。
ここでは、ワードアートが設定された文字列「特別公演決定」を「追加公演決定」に変更します。

* アクセスキー: Alt H S L

【ワンポイント1】 「選択」の作業ウィンドウは、1度開くと固定表示になります。作業ウィンドウがすでに開いている場合は、F6 キーを押して「選択」の作業ウィンドウに切り替えます。PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

(注) 「選択」の作業ウィンドウがすでに開いている場合、「オブジェクトの選択と表示」に移動してEnter キーを押すと、「選択」の作業ウィンドウは閉じます。

操作の結果はサンプルデータwordartedit1_kk.docx「ワードアートの編集1(結果).docx」をご覧ください。

  「選択」の作業ウィンドウと編集状態のワードアートのテキストボックス


ワードアートのフォントサイズを変更する

ワードアートのフォントサイズは、初期状態では36ポイントに設定されています。フォントサイズを変更すると、ワードアートの枠も連動して自動調整されます。

サンプルデータwordartedit2_es.docx「ワードアートの編集2(演習).docx」を開きます。
ここでは、ワードアートが設定された文字列「追加公演決定」のフォントサイズを「36」から「48」に変更します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt H F S

操作の結果はサンプルデータwordartedit2_kk.docx「ワードアートの編集2(結果).docx」をご覧ください。

  「フォントサイズ」のドロップダウン メニューとフォントサイズが変更されたワードアートのテキストボックス


ワードアートの書式設定

ワードアートを挿入するとリボンに「書式」タブが追加表示されます。「書式」タブには、文字の塗りつぶしの色や輪郭の色、輪郭の線の太さや線種などのさまざまなコマンドが用意されています。
また、ワードアートの書式設定をまとめて指定するには、「図形の書式設定」の作業ウィンドウを利用するのが便利です。


ワードアートの文字の塗りつぶしの色を変更する

サンプルデータwordartedit3_es.docx「ワードアートの編集3(演習).docx」を開きます。
ここでは、「書式」タブの「文字の塗りつぶし」を利用して、ワードアートが設定された文字列「追加公演決定」の文字の塗りつぶしの色を「青」に変更します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D T I

【ワンポイント2】 「テーマの色」のリストビューは、選択しているテーマに応じた色の一覧になっています。1行目には、テーマの基本色10色が並び、2行目以降には、これらを基本とした5段階の濃淡色が配置されています。2行目が一番淡く、6行目が一番濃くなっています。その下の7行目には、「標準の色」の10色が並んでいます。

操作の結果はサンプルデータwordartedit3_kk.docx「ワードアートの編集3(結果).docx」をご覧ください。

  「テーマの色」のリストビューと文字の塗りつぶしの色が変更されたワードアートのテキストボックス


ワードアートの文字の輪郭の色と輪郭の線の太さを変更する

サンプルデータwordartedit4_es.docx「ワードアートの編集4(演習).docx」を開きます。
ここでは、「書式」タブの「文字の輪郭」を利用して、ワードアートが設定された文字列「追加公演決定」の文字の輪郭の色を「薄い緑」に、輪郭の線の太さを「1pt」に変更します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D T O

* アクセスキー: Alt J D T O

操作の結果はサンプルデータwordartedit4_kk.docx「ワードアートの編集4(結果).docx」をご覧ください。

  輪郭の線の太さの一覧と文字の輪郭の色と輪郭の線の太さが変更されたワードアートのテキストボックス


「ワードアートのスタイル」ギャラリーから書式を設定する

「ワードアートのスタイル」ギャラリーは、新規にワードアートを挿入するときに利用する「ワードアート」のグリッドドロップダウン メニューと同じ内容が表示されます。テーマに合わせたデザイン性の高い書式の組み合わせが用意されているので、ここから簡単に変更することができます。

サンプルデータwordartedit5_es.docx「ワードアートの編集5(演習).docx」を開きます。
ここでは、「書式」タブの「ワードアートのスタイル」ギャラリーを利用して、ワードアートが設定された文字列「SPANフィルハーモニー交響楽団」に「塗りつぶし-オリーブ、アクセント 3、面取り(シャープ)」のスタイルを設定します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D Q

【ワンポイント2】 「ワードアートのスタイル」ギャラリーは、横5列、縦3行のパレット状のメニューです。ここには、選択しているテーマにあった書式の組み合わせが用意されています。

操作の結果はサンプルデータwordartedit5_kk.docx「ワードアートの編集5(結果).docx」をご覧ください。

  「ワードアートのスタイル」ギャラリーと書式が設定されたワードアートのテキストボックス


「図形の書式設定」の作業ウィンドウから書式をまとめて設定する

サンプルデータwordartedit6_es.docx「ワードアートの編集6(演習).docx」を開きます。
ここでは、「図形の書式設定」の作業ウィンドウを利用して、ワードアートが設定された文字列「追加公演決定」の文字の塗りつぶしの色を「オレンジ、アクセント6」に、文字の輪郭の色を「青」に変更します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D G

(注1) 「図形の書式設定」の作業ウィンドウは、「選択」の作業ウィンドウの右側に表示されます。作業ウィンドウが表示されるごとに、文書ウィンドウのスペースは、左に狭くなっていきます。F6 キー、またはAlt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して各作業ウィンドウに切り替えることができます。

【ワンポイント2】 「図形の書式設定」の作業ウィンドウは、1度開くと固定表示になります。作業ウィンドウがすでに開いている場合は、上記手順で「文字の効果設定」ボタンに移動してEnter キーを押した後、F6 キーを押して「図形の書式設定」の作業ウィンドウに切り替えます。PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

(注2) 「文字の塗りつぶしと輪郭」には、「文字の塗りつぶし」と「文字の輪郭」の2つの項目があります。この項目は、展開したり折りたたまれたりする見出し形式になっています。使用したい項目が折りたたまれている場合は、Enter キーを押して展開してください。

操作の結果はサンプルデータwordartedit6_kk.docx「ワードアートの編集6(結果).docx」をご覧ください。

  「図形の書式設定」の作業ウィンドウの「文字の塗りつぶしと輪郭」と書式が設定されたワードアートのテキストボックス


ワードアートの移動

挿入したワードアートは移動することができます。移動の際には、「文字の折り返し」設定に注意してください。新規にワードアートを挿入した場合は、「前面」に設定されます。これは、文書内の文字列の配置に影響を与えることなく、文字列の前面に重なって配置されます。
一方、文書内の文字列をワードアートに変換した場合の「文字の折り返し」は「四角」に設定されます。これは、ワードアートのテキストボックスの周囲に四角く余白が作られ、文書内の文字列はワードアートのテキストボックスの余白に沿って四角く囲んで配置されます。
「書式」タブの「配置」グループには、ワードアートの配置に関するメニューが用意されています。また、「レイアウト」のダイアログ ボックスの「位置」タブでは、ワードアートの位置を数値で指定することができます。
ここでは、「書式」タブの「配置」のドロップダウン メニューを利用する方法と「レイアウト」のダイアログ ボックスを利用する方法について説明します。
「選択」の作業ウィンドウはすでに開いているものとします。

(1) 「書式」タブの「配置」のドロップダウン メニューを利用する

サンプルデータwordartedit7_es.docx「ワードアートの編集7(演習).docx」を開きます。
ここでは、あらかじめ挿入されている「追加公演決定」のワードアートのテキストボックスを「右揃え」に設定します。「追加公演決定」のワードアートの「文字の折り返し」は「前面」です。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D A A

操作の結果はサンプルデータwordartedit7_kk.docx「ワードアートの編集7(結果).docx」をご覧ください。

  「配置」のドロップダウン メニューと「右揃え」に変更されたワードアートのテキストボックス

(2) 「レイアウト」のダイアログ ボックスを利用する

サンプルデータwordartedit8_es.docx「ワードアートの編集8(演習).docx」を開きます。
ここでは、あらかじめ挿入されている「追加公演決定」のワードアートのテキストボックスを上余白から90mmの位置に移動します。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

(注1) 「垂直方向」には、「配置」「下方向の距離」「相対位置」の3つのラジオ ボタンがあります。前回利用した状況によって、最初に選択されるラジオ ボタンは変化します。

操作の結果はサンプルデータwordartedit8_kk.docx「ワードアートの編集8(結果).docx」をご覧ください。

  「レイアウト」のダイアログ ボックスと位置が変更されたワードアートのテキストボックス


ワードアートを縦書きに変更する

サンプルデータwordartedit9_es.docx「ワードアートの編集9(演習).docx」を開きます。
ここでは、あらかじめ挿入されている「追加公演決定」のワードアートのテキストボックスの文字列の方向を「縦書き」に変更します。

【ワンポイント1】 PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

* アクセスキー: Alt J D G

(注1) 「図形の書式設定」の作業ウィンドウは、「選択」の作業ウィンドウの右側に表示されます。作業ウィンドウが表示されるごとに、文書ウィンドウのスペースは、左に狭くなっていきます。F6 キー、またはAlt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して各作業ウィンドウに切り替えることができます。

【ワンポイント2】 「図形の書式設定」の作業ウィンドウは、1度開くと固定表示になります。作業ウィンドウがすでに開いている場合は、上記手順で「文字の効果設定」ボタンに移動してEnter キーを押した後、F6 キーを押して「図形の書式設定」の作業ウィンドウに切り替えます。PC-Talkerの場合は、F6 キーを押すと拡大機能が働くため、F6 キーではウィンドウは切り替わりません。Alt キーを押してからCtrl + Tab キーを押して作業ウィンドウに切り替えます。

(注2) 「レイアウトとプロパティ」には、「テキストボックス」の項目があります。この項目は、展開したり折りたたまれたりする見出し形式になっています。「テキストボックス」が折りたたまれている場合は、Enter キーを押して展開してください。

操作の結果はサンプルデータwordartedit9_kk.docx「ワードアートの編集9(結果).docx」をご覧ください。

  「図形の書式設定」の作業ウィンドウの「レイアウトとプロパティ」と縦書きに変更されたワードアートのテキストボックス